トーマス・デヘントは世界一の逃げ屋として有名ですが、実はタイムトライヤルも得意。
逃げるには、独走力が必要ですもんね。
トーマス・デヘントは東京オリンピックでベルギーの個人タイムトライヤルの代表を目指していることを明らかにした。
すでに2019世界選手権個人タイムトライヤルで2位、ヨーロッパチャンピオンシップタイムトライアルで優勝したレムコ・エヴェネプール(Deceuninck – Quick Step)は内定済み。残る代表枠はあと1席。
選考選手は5~6人
自転車大国ベルギーの代表争いはとても厳しい。
今年のベルギーTTチャンピオンの争いも熾烈だった。
ベルギー選手権では、ワウト・ファンアールトが圧倒的なタイム差でチャンピオンとなっている。
だが、そのワウト・ファンアールトは現在リハビリ中。どこまで回復できるのかは未知数だ。
ざっと候補を上げてみよう。
トーマス・デヘントは、インタビューで来年の目標について語っている。
ヴィクトールとワウトは一歩先を進んでいると思うけど、私も候補として自分自身を前進させたいと思っている。
5人か6人の候補者がいるので、みんな熱心に取り組むはずだ。
1年を通してツールでスーパーになることを計画しており、オリンピックは1週間後に開催される。スーパーコンディションを1週間延長できるので理想的だ。
トーマス・デヘントは、2019年シーズンにタイムトライヤルがかなり改善したことを上げ、来シーズンはもっとTTに力をいれていく準備をしているという。
世界一ではないかもしれないが、厳しいコース(オリンピックTTコースなど)では、トップ5を確実に目指すことが出来ると考えているのだ。
実際に、トーマス・デヘントの2019年シーズンのTTの結果を見てみよう。
トーマス・デヘントの考えはこうだ。
グランドツアーで2回タイムトライヤルで3位になった場合、優れたTTライダーの一人と見なされる必要があるのではないかと言うのだ。
ジロの最終ステージでは、ヴィクトール・カンペナールツに2秒遅れで3位となっている。
ツール・ド・フランスのポーのタイムトライヤルでは、ジュリアン・アラフィリップ、トーマス・デヘントに続いての3位だ。
確かに、グランツールでのTTの成績は素晴らしい。特にオリンピックはツール・ド・フランスが終わって1週間後に行われる。コンディション調整の上手い選手のほうが良い成績が残せるだろう。
トーマス・デヘントは、オフでも自転車に乗らない日は5日とないという。調整に要する時間も他のライターに比べて少ない日数で可能なのだ。
スペインの雪の中を旅行中
When you think you found a shortcut. @Tim_Wellens #thefinalbreakaway2 pic.twitter.com/wMpNwLoWw5
— Thomas De Gendt (@DeGendtThomas) November 25, 2019
トーマス・デヘントは、友人でありチームメイトのティム・ウェレンスと一緒にスペインをグラベルバイクで700キロほど旅行中。
昨年は、イル・ロンバルディアのあとに1000キロのアドベンチャーライドもしている。
今回は第2弾で、2日目には雪の中で自転車を押しているツイートもあり、かなり厳しいアドベンチャーライドをしている模様。好きですねえ~。
グラベルバイクで荷物を積んでいるので、総重量25kgあるとか。
彼らは火曜日の夜までにバレンシアに到着することを期待してます。
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