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エンリク・マスはマイヨロホを守り切れるか? ブエルタ第20ステージで、すべてが決まる

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第19ステージを終え、エンリク・マスはマイヨロホを守った。

Red Bull – BORA – hansgroheが1級山岳ペニャス・ブランカスで集団を強力に牽引し、プリモシュ・ログリッチは終盤に攻撃を仕掛けた。しかし、マスは慌てることなくこれに対応。ログリッチのアタックを難なくかわし、両者のタイム差は変わらなかった。

ステージ優勝は逃げ切ったエディ・ダンバー。総合争いではマスがログリッチに1分37秒のリードを保ったまま、残すは2ステージとなった。

マス自身もゴール後、「自転車の上で調子が良く、コントロールできていた。あと1日だ」といった趣旨のコメントを残している。

第19ステージでは、ログリッチの攻撃に対して大きな不安を感じさせる場面はなかった。しかし、ブエルタの最後の試練は第20ステージにやってくる。

 

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第20ステージですべてが変わる可能性

 

エンリク・マスが、マイヨロホを守り切るためには、最後の大きな山場を越えなければならない。

第20ステージは、ラ・カラオラからコジャド・デル・アルグアシルまでの186.8km。最大の特徴は、その厳しさだ。獲得標高は実に4,849mに達し、コース上には複数の登りが連続する。

そして最後に待っているのが、コジャド・デル・アルグアシル。8.3kmで平均勾配9.8%という非常に厳しい最終登坂であり、総合優勝を狙う選手にとって最後の大きな試練となる。

ラ・ブエルタ公式サイトでも、この登りを総合優勝を争う選手にとって「最後の大きな挑戦」と位置づけている。

マスにとって、第19ステージの走りは大きな自信になるはずだ。

最後の1級山岳ペニャス・ブランカスでは、Red Bull – BORA – hansgroheが早い段階からプレッシャーをかけ、最後にはログリッチが攻撃した。

それでもマスは冷静だった。無理に反応して自分からペースを上げることもなく、ログリッチの動きをしっかりと封じた。

しかも、マスは第18ステージの個人タイムトライアルでも大きなダメージを受けなかった。ログリッチがタイムを取り戻したものの、マスは1分37秒のリードを維持している。

 

もう、ログリッチにとって、第20ステージは攻撃するしかない。

1分37秒という差は、通常の山岳ステージなら大きなリードだ。しかし、獲得標高4,849mという過酷なコースでは、ひとつの登りで状況が大きく変わる可能性がある。

マスが一度でも苦しくなれば、ログリッチは一気に攻撃を仕掛けてくるだろう。

逆にマスが第19ステージと同じような強さを見せれば、ログリッチにとっては1分37秒を削り切るのは極めて難しくなる。

さらに総合3位のフェリックス・ガルも、マスから3分以上遅れているとはいえ、山岳で動けばレースを複雑にする存在だ。

エンリク・マスにとって重要なのは、攻撃することではない。最後まで冷静にライバルをマークし、自分のペースを守ることだ。

 

 

第19ステージ後、マスは「あと1日」という意味のコメントを残した。

その「あと1日」が、いよいよやって来る。

これまで何度もブエルタの表彰台に上がりながら、総合優勝には届かなかったエンリク・マス。今大会では、タデイ・ポガチャルのリタイア後にマイヨロホを手にし、その後は強敵たちの攻撃を何度も耐えてきた。

そして今、残されたのは186.8km、獲得標高4,849mの最後の山岳決戦だ。

第19ステージのようにログリッチの攻撃をかわすことができるのか。それとも、アルグアシル峠でレースの勢力図が一気に変わるのか。

1分37秒。

数字だけを見ればマスが圧倒的に有利だが、第20ステージを終えるまで、マイヨロホが確定するわけではない。

エンリク・マスは、この最後の試練をしのぎ切ることができるのか。注目の最終決戦となる。

 

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