ベルギーのオープニングウィークエンドはクールネ〜ブリュッセル〜クールネで終わる。
オンループ・ヘットニュースブラッドは、クラシックハンターが狙うレースで前日はワウト・ファンアールトが見事な逃げ切りを見せてくれた。
2日目となる、クールネ〜ブリュッセル〜クールネは、スプリンターのためのレースだ。
昨年は、マチュー・ファンデルプールがジョナタン・ナルバエス(Ineos-Grenadiers)と80kmに渡って逃げて沸かしてくれた。
今年はそんなことはないだろうけど。
ただ、2020年もカスバー・アスグリーンが逃げて勝っているからわからないか。
過去10年の優勝者
-
2021 マッズ・ピーダスン
-
2019 ヤコブ・フルサン
-
2018 ディラン・フルーネウェーヘン
-
2017 サガン
-
2016 ジャスパー・ストゥイヴェン
-
2015 マーク・カヴェンデッシュ
-
2014 トム・ボーネン
-
2012 マーク・カヴェンデッシュ
-
2011 クリス・サットン
さあ、今年勝利するのは誰だ?
クールネ~クールネ 195.1km
2022年は新コースとなって4つのあらたなスロープが追加。フランダース側ではオウデクワレモントが削除されている。
長い登りはないけど、石畳の登りが6か所ある。ただ、後半のゴールに向けて平坦が続くのでスプリンターが戻ってくると言う訳だ。
今年は間違いなくスプリントで決着となりそうだけど、どうかな。
- Tiegemberg(4%・1,400 m)– 17.1km後
- Kattenberg(5.6%・900 m)– 35.2km後
- Boembeek(4.8%・1,100 m)– .6km後
- Bossenaarstraat(4.3%・1,300 m)– 75km後
- Berg Ten Houte(6.2%・1,100 m)– 78.4km後
- La Houppe(4.8%・1,880 m)– 85.5km後
- Hameau des Papins(6.6%・1,200 m)– 103.4km後
- Le Bourliquet(6.8%・1,300 m)– 112.3km後
- Mont Saint Laurent(7.8%・1,200 m)– 117.3km後
- Kruisberg(4.8%・1,875 m)– 126.9km後
- Hotond(3.1%・2,700 m)– 128.1km後
- CôtedeTrieu/ Knokteberg(7%・1,260 m)– 135.5km後
- Kluisberg(6.3%・1,100 m)– 142.8km後
注目されるライダーは
-
Trek – Segafredo ジャスパー・ストゥイヴェン
-
Quick-Step Alpha Vinyl Team ファビオ・ヤコブセン、カスバー・アスグリーン、イヴ・ランパールト、フロリアン・セネシャル
-
INEOS Grenadiers トム・ピドコック、ジョナタン・ナルバエス
-
Lotto Soudal カレブ・ユアン
-
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux アレクサンダー・クリストフ
-
AG2R Citroën Team グレッグ・ファンアーヴェルマート、オリバー・ナーセン
-
Bahrain – Victorious ソンニ・コルブレッリ、マテイ・モホリッチ
-
BORA – hansgrohe ニルス・ポリッツ、マルコ・ハーラー
-
Cofidis ブライアン・コカール
-
EF Education-EasyPost ミカル・ヴァングレン
-
Groupama – FDJ シュテファン・キュング
-
Israel – Premier Tech ジャコモ・ニッツォーロ
-
Jumbo-Visma クリストフ・ラポルト、ティシュ・ベノート
-
Movistar Team アレクサンデル・アランブル
-
Team BikeExchange – Jayco ルーク・ダウブリッジ
-
Team DSM ジョン・デゲンコルプ
-
UAE Team Emirates マッテオ・トレンティン
-
Alpecin-Fenix ティム・メルリエ
-
TotalEnergies サガン、アントニー・テュルジス
カスバー・アスグリーンは、胃腸の不調なベルト・ファンレルベルフに変わって出場。2年前の再現なるか。
スタート前
スプリントとなると注目はファビオ・ヤコブセンだ。ゴールスプリントに持ち込むにはチームメイトの働きが必要だ。
ソンニ・コルブレッリも優勝候補。厳しいレースほど真価を発揮する。
ベルギーも大勢の観客の中スタートとなる。
さて誰が優勝するのだろうか?
サガンもいるが、最後まで残れるかな。
リアルスタートから8人が前に出るが、これは捕まる。
7人が逃げに成功。逃げ屋のタコ・ファンデルホールンも入っている。ジロの再現なるか?
- タコ・ファンデルホールン(Intermarché-Wanty-Gobert)
- ルーク・ダーブリッジ(Team BikeExchange – Jayco)
- ルイス・マス(Movistar Team)
- Wessel Krul(Human Powered Health)
- Arjen Livyns(Pauwels Sauzen-Bingoal)
- Bas Tietema(Pauwels Sauzen-Bingoal)
- Jules Hesters(Sport Vlaanderen-Baloise)
集団先頭にはQuick-Step Alpha Vinyl Teamが陣取っている。
残り69.3kmでタイム差は26秒と少ない。逃げにはEF Education-EasyPostのベン・ヒーリーもジョインしている。
トム・ビドコックの引きで集団は大きく割れてしまう。
逃げていたメンバーは、イネオスが引く集団に引き戻される。
残り62.2kmで後ろに集団が見えてきた。この後、先頭は吸収される。
次の逃げが欲しい所だ。
昨日に続いて、ティシュ・ベノートがアタック!
登りで引き離していく。
ティシュ・ベノートのアタックから、更にトム・ビドコックの登りの加速で、新たな先頭集団が出来上がる。
- BENOOT
- PIDCOCK
- VAN HOOYDONCK
- NARVÁEZ
- LAPORTE
- KÜNG
- VAN DER HOORN
- TRENTIN
- TOUZÉ
- WRIGHT
- ASGREEN
- LUDVIGSSON
- GARCÍA CORTINA
- VAUQUELIN
- LAMPAERT
- SKUJIŅŠ
- LIVYNS
- DURBRIDGE
いいメンバーだけど、ここから登りがないからねえ~。
カスバー・アスグリーンは一応先頭交代に入るけど、イマイチ力は入っていない。後ろにファビオ・ヤコブセンがいるしね。
集団はCofidis、ロットが引く。
逃げたいイバン・ガルシアがペースを上げる。
マッテオ・トレンティンも逃げで勝負したいのでペースを上げる。
トム・ビドコックは遅れてしまった。
トム・ビドコックは集団に吸収される。
先頭からはまだ、逃げたいメンバーが飛び出す。
だが、後ろに集団が見えてみんなの足が止まる。
ここから3人が逃げだした。タコ・ファンデルホールンは最初から逃げているのに更に頑張る。
- ジョナタン・ナルバエス(Ineos-Grenadiers)
- タコ・ファンデルホールン(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
- クリストフ・ラポルト(Jumbo-Visma)
集団は見えている状態で泳がしている。下手に捕まえると次の逃げが出来てしまうからだ。
一度ゴールラインを通過。まだ、ゴールまで13.2kmもある。
2年前の優勝者カスバー・アスグリーンが集団を引く。逃げていたのに凄いパワーだ。
残り2.7kmで10秒。まだ3人はタオルを投げない。凄い粘りだ。
残り1.1kmで6秒。まだいける!
さあ、ゴール前まできた!
クリストフ・ラポルトがスプリント開始!
ジョナタン・ナルバエスは捕まった。先頭はクリストフ・ラポルトだ。
クリストフ・ラポルトはゴール手前ギリギリでが抜かれた~。
ファビオ・ヤコブセンとカレブ・ユアンが勝負だ!
ファビオ・ヤコブセンとカレブ・ユアンがハンドルを投げた~。
勝ったのはファビオ・ヤコブセンだ~!
カレブ・ユアンを破ったこの勝利は大きい。カレブ・ユアンは体調不良でUAEツアーをスキップしたが、このレースに照準を絞っていたという情報がある。
万全だったかはわからないが、カレブ・ユアンを破ったという事実は大きい。これでファビオ・ヤコブセンは、今シーズン5勝目。
実力でツールのエーススプリンターの座を掴みそうだ。
それにしても、最後に逃げた3人はハラハラさせてくれた。とくに、タコ・ファンデルホールンは最初から逃げているのに最後まで逃げ続けるのだから凄い。
しかも、しっかりと10位にはいっている。あと少しだったのに残念。やはり、やってみない分からないからね。
リザルト
ファビオ・ヤコブセンのコメント
一日中ではなく、簡単ではなかった。過去100キロで止まっていない。そして、勝利に近づくためにチームの全員を使わなければならなかった。
私は最後に逃げていた3人をリードアウトとして使用した。私は彼らのスリップストリームに飛び込もうとして、最後までやり遂げることを望んだ。
左にエワンが来るのを見て、スピードがあると感じたが、少し早くジャンプして勝つことができた。
常に勝利のために全力疾走しなければならない。彼らが成功しなくても、あなたはまだ勝つことができるからだ。いつもやってみるべきだ。
雨が降った後、太陽が降り注ぐ。私と私の家族にとってそれは簡単ではなかった。私がここで勝つことができ、クールネがスプリンターのリストの上位にいるという事実は、それを非常に素晴らしいものにしている。
ウクライナ
しかし、ここで自転車を降りたとき、私たちはオランダとベルギーで私たち全員が自由であることを覚えている。私たちは無料でレースを見ることができる。しかし、私はウクライナについても考えている。そこで何が起こっているのかについてだ。戦争。それは私をとても静かにし、私の考えはそれらの人々にある。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
JAKOBSEN Fabio
|
Quick-Step Alpha Vinyl Team | 200 | 4:32:13 |
2 |
EWAN Caleb
|
Lotto Soudal | 150 | – |
3 |
HOFSTETTER Hugo
|
Team Arkéa Samsic | 125 | – |
4 |
MCLAY Daniel
|
Team Arkéa Samsic | 100 | – |
5 |
NIZZOLO Giacomo
|
Israel – Premier Tech | 85 | – |
6 |
VAN GESTEL Dries
|
TotalEnergies | 70 | – |
7 |
CAPIOT Amaury
|
Team Arkéa Samsic | 60 | – |
8 |
LAPORTE Christophe
|
Jumbo-Visma | 50 | – |
9 |
TRENTIN Matteo
|
UAE Team Emirates | 40 | – |
10 |
VAN DER HOORN Taco
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 35 | – |
コメント