昨年末にTeam Qhubeka NextHashがチーム消滅してしまった。
そのため、Team Arkéa Samsicは、プロチームランキング2位だったが、ワールドツアーレースに自動招待となった。
当然、全てのグランドツアーに出場するのかと思っていたが、チームはジロ・デ・イタリアを辞退することを正式に発表。
ワレン・バルギルはジロへの出場を希望していたのだけど。
ジロに不参加
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Emmanuel Hubert, Manager Général: « 2022 est une saison capitale dans l’histoire de l’équipe Arkéa-Samsic … »https://t.co/L3zmXkobdA pic.twitter.com/QL9d64jDmy
— Team Arkéa Samsic (@Arkea_Samsic) February 18, 2022
チームのGMエマニュエル・ヒューバートは、ジロ不参加を公式サイトで発表。ツールとブエルタのみ出場する。
これにより、ジロでは、ワイルドカードが一つ増える。正式発表はないけど、Bardiani CSF、Drone Hopper、Eolo–Kometaが有力視されている。
プロチームにとってグランドツアーに出場することは、スポンサーにとってもメディア露出が多く喜ばれることだと思うのだけど、どうして辞退したのか?
これは2022年のUCIポイントを出来るだけ稼ぎたいというチーム戦略があるようだ。
ジロ・デ・イタリアは5月6日から5月29日まで開催される。3週間力のあるライダーが他のレースに出場出来なくなる。
その間、ヨーロッパツアーの1クラスのレースは、約15レースもある。
ジロで上位に入れずUCIポイントの獲得数が少なくなるよりは、1クラスのレースで確実にポイントを稼いだほうが良いと考えたのだろう。
アルケア・サムシックは、2023年にワールドチーム入りを目指しており、2022年のUCIポイント獲得数は非常に重要になる。
昨年は、UCI獲得ポイント17位。今年は、ナイロ・キンタナがツール・ド・プラヴァンスで総合優勝したため、現在はUAEに続いて2位だ。
このまま上位で推移することは考えられない。シーズン前半に、更にUCIポイントの獲得数を増やすための苦肉の策というものだろう。
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