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2022エトワール・ド・ベセージュ第4ステージ クイーンステージを勝ち取ったのは驚きのライダー

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Photo credit: davidgard30 on Visualhunt
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第3ステージでは、下りからの抜け出しから独走に持ち込んだバンジャマン・トマ(Cofidis)が総合トップに。

ただ、アルベルト・ベッティオルが7秒差で追っている。2020年には同じコースで4位に入っており、十分逆転の可能性はある。

クイーンステージを制するライダーは誰だろうか?

 

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第4ステージ  サンティレールドブレスマス~ルモンブーケ  146km

第3ステージ photo etoiledebesseges

 

クイーンステージだけど、最後の1級山岳まではウォーミングアップのようなコースレイアウト。

ゴール手前33kmにある2級山岳は勾配が緩やかなので、大きく遅れることはないはず。勝負は最後の登りで決まる。

最後の1級山岳は、4.6kmと長くない。だが、平均勾配9.1%は総合順位を大きくシャッフルするのに十分な勾配だ。

 

  1. 2級山岳 Cote des Concluses 5.8km・2.6%
  2. 1級山岳 Le MontBouquet 4.6km・9.1%

 

8人の逃げ

第3ステージの下りで落車したリチャル・カラパスは骨折はなかったようだ。無事にスタート出来る。

 

フランスは快晴の中スタート。

 

バンジャマン・トマはリーダージャージを守れるか?

 

逃げているのは8人。

  1. 17 ブルーノ・アルミライル(AG2R Citroën Team)
  2. 21  トニー・ガロパン(Trek – Segafredo)
  3. 36 ジョエル・ズーター (UAE Team Emirates)
  4. 57 ゲオルク・ツィンマーマン(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  5. 93 アレクシー・グジャール(B&B Hotels – KTM)
  6. 186 MAURELET Flavien(St Michel – Auber93)
  7. 206 MORIN Emmanuel(Team U Nantes Atlantique)

 

アルケア・サムシックのコナー・スウィフトは31秒差の総合4位まで上がっている。

 

集団は残り59kmで1分31秒差。スペインのプロチームEquipo Kern Pharmaが二人先頭に出して引いている。

 

コフィディスも先頭に、ピート・アレハールトを送る。タイム差は残り54kmで1分35秒。少しずつつめていく。

 

ジロのエースを務めるカラパスは、今日はいい所を見せれるかな。

 

2級山岳 Cote des Concluses 5.8km・2.6%

小さな町の中を先頭は抜けていく。時折観客の歓声が聞こえる。

 

先頭は、ゲオルク・ツィンマーマン(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)のアタックで集団が崩れる。

 

ジョエル・ズーター (UAE Team Emirates)の引きで、人数がどんどん減っていく。

 

ついに4人となった。

 

36秒まで縮まっていたタイム差は再び1分以上となる。

  1. 21  トニー・ガロパン(Trek – Segafredo)
  2. 36 ジョエル・ズーター (UAE Team Emirates)
  3. 57 ゲオルク・ツィンマーマン(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  4. 93 アレクシー・グジャール(B&B Hotels – KTM)

 

なんと、先頭からトニー・ガロパンが切れてしまった。2014ツール・ド・フランス第9ステージではマイヨジョーヌも獲得したこともあるのに~。

 

ついにイネオスが集団前方に出てきた。残り30kmでタイム差は55秒。

 

 

3人になって逃げ続ける。

  1. 36 ジョエル・ズーター (UAE Team Emirates)
  2. 57 ゲオルク・ツィンマーマン(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  3. 93 アレクシー・グジャール(B&B Hotels – KTM)

 

EF Education-EasyPostが集団先頭を固める。アルベルト・ベッティオルのためだ。

 

イネオスはフィリッポ・ガンナがチームの先頭に。

 

 

先頭は元AG2R Citroën Teamで走っていた、アレクシー・グジャールが切れて2人に。

  1. 36 ジョエル・ズーター (UAE Team Emirates)
  2. 57 ゲオルク・ツィンマーマン(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

集団は横一線で追い詰める。

 

二人は残り5.3kmで吸収された。

 

さあ、最後の登りだ。

 

EF Education-EasyPostが前を固める。

 

変わってコフィディスのレミ・ロシャスが先頭を引き始める。

 

まだ、レミ・ロシャスが引きつづる。残り2.3kmだ。

 

後ろには、バンジャマン・トマ、アルベルト・ベッティオル、ジェイ・ヴァインと続く。

 

おっと、ここでAlpecin-Fenixのジェイ・ヴァインがアタックだ。

 

ジェイ・ヴァインのアタックに反応したのは、トビアス・ハラン・ヨハネセン(Uno-X Pro Cycling Team)。トレックのアントニオ・ティベッリ

 

ジェイ・ヴァイントビアス・ハラン・ヨハネセンの二人となる。

 

アルベルト・ベッティオルはレミ・ロシャスの後ろだ。

 

バンジャマン・トマはなんとか第2グループにいる。リーダージャージを守れるか?

 

最後の勾配が更にきつくなる。

 

トレックのアントニオ・ティベッリが二人に追いついて前に出る。

 

後ろから更に、クレモン・シャンプッサンも追いつくが、トビアス・ハラン・ヨハネセンがアタック!

 

トビアス・ハラン・ヨハネセンが少しリード。

 

最後の追い込みに入る。

 

ジェイ・ヴァインが後ろから追いこむが~。

 

   

トビアス・ハラン・ヨハネセンが勝利だ~!

クイーンステージをUno-X Pro Cycling Teamが取ってしまうなんて。トビアス・ハラン・ヨハネセンは22歳だが、これでキャリア3勝目。

チームにも待望の1勝をプレゼントした。さらに、総合でも7位から3位へとジャンプアップ。

ゴール後のインタビューでは

今日は登りでも風があったので、落ち着いてホイールを追いかけようとしていた。スプリントがかなり良いことを知っているので、登りの最後のビットを待っていて、勝つために信じて望んだ。

結局、うまくいった。

明日のステージで表彰台を確保したいがTTは練習していないという。

 

こちらはゴールシーン

 

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リザルト

第4ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team 14 20 3:30:22
2
 VINE Jay
Alpecin-Fenix 5 12 ,,
3
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo 3 7 ,,
4
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team   5 ,,
5
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   4 0:12
6
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates   3 0:20
7
 MOLLEMA Bauke
Trek – Segafredo   2 ,,
8
 VERRE Alessandro
Team Arkéa Samsic   1 0:21
9
 REICHENBACH Sébastien
Groupama – FDJ     ,,

総合

パンジャミン・トマとアルベルト・ベッティオルは総合順位を守っている。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 THOMAS Benjamin
Cofidis 3 14:23:50
2 2
 BETTIOL Alberto
EF Education-EasyPost   0:07
3 7 ▲4
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team   0:08
4 6 ▲2
 LATOUR Pierre
TotalEnergies   0:25
5 3 ▼2
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies   0:26
6 4 ▼2
 SWIFT Connor
Team Arkéa Samsic   0:56
7 11 ▲4
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates   ,,
8 8
 SKUJIŅŠ Toms
Trek – Segafredo   1:13
9 14 ▲5
 GUERNALEC Thibault
Team Arkéa Samsic   1:14
10 12 ▲2
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ   1:16

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 5 ▲4
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team 57
2 1 ▼1
 BETTIOL Alberto
EF Education-EasyPost 52
3 3
 THOMAS Benjamin
Cofidis 48
4 2 ▼2
 PEDERSEN Mads
Trek – Segafredo 45
5 4 ▼1
 COQUARD Bryan
Cofidis 37
6 10 ▲4
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 29
7 6 ▼1
 HOFSTETTER Hugo
Team Arkéa Samsic 29
8 9 ▲1
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 27
9 7 ▼2
 BURGAUDEAU Mathieu
TotalEnergies 26
10 8 ▼2
 BOASSON HAGEN Edvald
TotalEnergies 26

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 3 ▲2
 CABOT Jérémy
TotalEnergies 18
2 10 ▲8
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team 14
3 2 ▼1
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers 14
4 1 ▼3
 ARMIRAIL Bruno
Groupama – FDJ 12
5 4 ▼1
 ZOCCARATO Samuele
Bardiani-CSF-Faizanè 12
6  
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 8
7  
 VINE Jay
Alpecin-Fenix 8
8 5 ▼3
 MARQUEZ Marti
Equipo Kern Pharma 8
9 17 ▲8
 GOUGEARD Alexis
B&B Hotels – KTM 7
10 6 ▼4
 COQUARD Bryan
Cofidis 6

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team 14:23:58
2 4 ▲2
 MIQUEL Pau
Equipo Kern Pharma 4:11
3 2 ▼1
 LAPEIRA Paul
AG2R Citroën Team 5:06
4 8 ▲4
 BARRÉ Louis
Team U Nantes Atlantique 5:13
5 6 ▲1
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic 5:47
6 10 ▲4
 MENDEZ Daniel Alejandro
Equipo Kern Pharma 5:56
7 7
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech 5:59
8 5 ▼3
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers 6:36
9 9
 MARIT Arne
Sport Vlaanderen – Baloise 8:16
10 3 ▼7
 RAUGEL Antoine
AG2R Citroën Team 9:29

 

 

 

 

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