現在のシクロクロス3強のうちの二人が今シーズンの初レースとして登場。
まずは、ワウト・ファンアールトとトム・ピドコックが対決する。ワウトは、水曜日に風邪を引いたのだけど、なんとかレースには出場。
ワウトは風邪、トム・ピドコックは膝を再び痛めている。ブエルタの時ほどは悪くないけど、再び痛み出していると。
二人の初戦の走りを追ってみよう。
Telenet Superprestige Boom
今週初めにアントワープでのワールドカップが開催できないことが突然発表されたため、ボームでのスーパープレスティージュの継続について疑問があった。
パーティーやVIPテントはないのだけど、なんとかレースは開催される。
コースの長さは2,960メートル。スタートとフィニッシュは中央広場から。ダンスイベントトゥモローランドのおかげで世界的に有名になったDeSchorreで行われる。
数日前から雨が降っており、レースも雨。泥のボームとなりそうだ。
スタート
ワウト・ファンアールトは3列目のスタート。
スタートダッシュは、クイントン・ヘルマンスがトップで。
すぐにトーン・アールツが先頭に立つけど、まだ団子だ。
ワウト・ファンアールトは、1周目で早くも3番手まで上がってきた。
2周目
いつの間にか、トム・ピドコックも3番手まで上がってくる。ホワイトのイネオスジャージだ。
初戦なのに、ピドコック2番手、ワウトが3番手。
ワウト・ファンアールトは、登りで一気にトップに立った!
トーン・アールツがワウト・ファンアールトを抜いてトップに。
ワウト・ファンアールトに追い抜かれたトーン・アールツは、下りで派手に落車して順位を落としてしまう。これにより、トム・ピドコックも少し邪魔される。
ワウトは、風邪を引いているのではなかったのか?
早くも独走態勢になりそうだけど。
3周目
ワウト・ファンアールトは、完全に解き放たれてしまった。後続に20秒もの大量リードを奪うことに成功。更にリードを広げそうだ。
トム・ピドコックは4位グループの混戦の中にいる。
2位は単独でヘルマンス。しかし、ワウトとは43秒も開いている。
4周目
2位以下は混戦だ。
下りで派手にこけたトーン・アールツが2位まで戻ってきた。しかし、1分以上ワウトからは遅れている。
トム・ピドコックも下りで落車。ここでは多くのライダーが落車を繰り返している。
5周目
誰がここまでの独走を予測できただろう。ワウト・ファンアールトは、バイク交換して更にタイムを広げていく。
CerveloもR5-CXを発表したことだし、大喜びのはず。
6周目
エリ・イーゼルビットが登りで2位に上がる。ようやくエンジンがかかってきたかな。
おっと、ワウト・ファンアールトも下りで落車。しかし、2分もリードがあるので全く問題なし。
ラスト周回
下りは慎重に走るワウト。もう今シーズンの初レース初優勝は間違いない。
2位には、ラース・ファンデルハールが上がっている。
ワウト・ファンアールトは、見事な独走勝利。ここまで強いワウトは久しぶりだ。
2位には、2回落車したトーン・アールツがヨーロッパチャンピオンのマイケル・ファントーレンハウトを破っている。
トム・ピドコックは7位でゴール。オリンピックマウンテンバイクチャンピオンにとっても良い結果だ。
リザルト
- ワウト・ファンアールト(Jumbo-Visma):56.29
- トーン・アールツ(Trek Baloise Lions):+ 1.40
- ラース・ファンデルハール(Trek Baloise Lions):+ 1.48
- エリ・イーゼルビット(Pauwels Sauzen-Bingoal):+ 1.52
- ピム・ロンハー(Trek Baloise Lions)::+ 1.54
- マイケル・ファントーレンハウト
- トム・ピドコック
- ミーズ・ヘンドリックス
- タイス・アーツ
- コルネ・ファン・ケッセル
コメント