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2021 グランプリ・ド・ドナン あ~ミハウ・クフィアトコフスキ~

海外情報
Photo credit: Renaud Camus on VisualHunt
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フランスのセミクラシック、グランプリ・ド・ドナン。正式にはGrand Prix de Denain – Porte du Hainaut。

11か所の石畳のセクターがあり、世界選手権の予行演習としてピッタリだ。2020年はコロナのために中止。

2019年には、ノケレ・コールスで落車して救急車で運ばれたマチュー・ファンデルプールが、数日後に優勝している。

このGPドゥナンからマチュー・ファンデルプールのロード快進撃が始まったといっても良い大会だ。

だが、残念ながらマチューは不参加。世界選手権に備えるためだ。

 

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ワンデイレース ドゥナン~ドゥナン 200.3km

コースプロフィール photo gpdenain

 

ドゥナンの周りの4つのループを回る。スヘルデの西側を経由して最初のループを回る。40km後にスヘルデを抜けて、20.8km以上の石畳を乗り越え、2つの同じループを回る。

後半の100kmからの石畳をいかに乗りこなしてゴールにたどりつくかにかかっている。

 

注目されるライダーは

  •  Alpecin-Fenix ジャスパー・フィリップセン
  •  INEOS Grenadiers ミハウ・クフィアトコフスキ、ベン・スウィフト
  •  AG2R Citroën Team オリバー・ナーセン、スタン・デウルフ
  •  BORA – hansgrohe イーデ・シュリング
  •  Cofidis, Solutions Crédits ビート・アレハールト
  •  EF Education – Nippo セバスティアン・ラングフェルド
  •  Groupama – FDJ アルノー・デマール
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux タコ・ファンデルホールン
  •  Israel Start-Up Nation セップ・ファンマルク
  •  Team Arkéa Samsic コナー・スウィフト

スプリンターがゴールで残れるかな。

 

5人の逃げ

快晴の中スタート。レースは晴れに限りますね。

 

逃げているのは5人。

  1. CARISEY Clément(DELKO)
  2. DE VOS Adam(Rally Cycling)
  3. KOWALSKI Dylan(Xelliss – Roubaix Lille Métropole)
  4.  URRUTY Maxime(Xelliss – Roubaix Lille Métropole)
  5. TESSON Jason(St Michel – Auber93)

 

残り100kmで、フニッシュラインを通過する。ここからの後半の100kmに石畳のセクションが詰め込まれている。タイム差は3分を切ってきた。

 

どこが主導権を握るという感じでもなく、まだ大集団のまま進んでいる。ただ、石畳の前に位置取りをして前にいないといけない。

 

Secteur 11

さあ、石畳のセクターに入ってきた。タイム差は1分9秒しかない。

 

イネオスが集団の先頭に立っている。今日からディスクブレーキだ。

 

先頭は、3人になってしまった。

 

さらに、先頭からDE VOS Adam(Rally Cycling)がアタックをかける。

 

イネオスが集団支配だ。全員で攻撃を仕掛けている。

 

イネオスのトライアスリート。キャメロン・ワーフは早くも切れてしまう。多分、今日が引退レースではないのかなあ。

 

もう、集団はバラバラだ。イネオスの攻撃が成功した。

 

アルノーデマールが切れてしまった。パンクなのか?

 

イネオスが抜け出した。

 

Secteur 9

セクター9に入る。1600mの石畳だ。

 

オウェイン・ドゥールがキツソウだ。

 

先頭に追いついた。後ろから次々とライダーが合流していくる。

 

12人が抜け出した!

  1. オウェイン・ドゥール(INEOS Grenadiers)
  2. ミハウ・クフィアトコフスキ(INEOS Grenadiers)
  3. ルーク・ロウ(INEOS Grenadiers)
  4. スタン・デウルフ(AG2R Citroën Team)
  5. セバスティアン・ラングフェルド (EF Education – Nippo)
  6. クレマン・デイヴィー(Groupama – FDJ) 
  7. オリヴァエ・ルガック(Groupama – FDJ)
  8. クイントン・ヘルマンス( Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  9. セップ・ファンマルク(Israel Start-Up Nation)
  10. コナー・スウィフト(Team Arkéa Samsic)
  11. LECROQ Jérémy(B&B Hotels p/b KTM)
  12.  DE VOS Adam(Rally Cycling)

 

Secteur 7

タイム差は40秒程度で変わらない。

 

Team TotalEnergiesが全員で引いてタイム差を縮めてきた。あと21秒まで迫ってくる。

 

先頭はゴールラインを通過。残り1周だ。

 

Team TotalEnergiesが引くが、タイム差は19秒から再び52秒まで開く。舗装路で追いついておかないと、石畳のセクターではバラバラになるので追いにくい。

 

集団はコフィディスも引き始める。

 

Secteur 6

タイム差は、44秒で残り6か所のセクターに突入。まずは1700mの石畳。

 

集団も2列になって先頭を追う。

 

Secteur 5

タイム差は、51秒。だが、舗装路ではないので、このタイム差でも追いつくのには力が必要だ。残り33.6km。このまま逃げ切れるかな。

 

集団が後ろに迫ってきた。

 

タコ・ファンデルホールンが集団からアタックをかける。

 

イネオスはまだ逃げ続ける。ミハウ・クフィアトコフスキがペースを上げる。

 

コナー・スウィフトがなんとパンクで先頭集団から脱落してしまう。これは勿体ない。

 

Secteur 3

先頭は8人に。

 

オウェイン・ドゥールは遅れてしまう。

 

ミハウ・クフィアトコフスキとスタン・デウルフが抜け出した。

 

まだ、差はわずかだがセクターに入ると変わってくるだろう。

 

Secteur 2

ミハウ・クフィアトコフスキは、石畳のない部分をギリギリで走る。

 

後方から二人が追いついてくる。

  1. ミハウ・クフィアトコフスキ(INEOS Grenadiers)
  2. スタン・デウルフ(AG2R Citroën Team)
  3. クレマン・デイヴィー(Groupama – FDJ) 
  4. クイントン・ヘルマンス( Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)

 

ルーク・ロウのグループは後続に飲み込まれる。

 

逃げ切りに失敗したミハウ・クフィアトコフスキ。どこかで再度アタックはあるのか?

 

集団からWIRTGEN Tom (Bingoal Pauwels Sauces WB)がアタック!

だが、集団に戻ってしまう。

 

Secteur 1

逃げるならばここで決めないといけない。

 

ミハウ・クフィアトコフスキがガンガンに引く。

 

クイントン・ヘルマンスが、このベースアップで切れる。

 

どこまで逃げれるか?

  1. ミハウ・クフィアトコフスキ(INEOS Grenadiers)
  2. スタン・デウルフ(AG2R Citroën Team)
  3. クレマン・デイヴィー(Groupama – FDJ) 

 

舗装路の19秒差は厳しい。残り9kmなので逃げ切りは難しい。

 

残り7km。袖には元世界チャンピオンの印が。

 

追走をバラバラに行うのでペースが安定しない。

 

ラスト3.5kmで9秒。もう、後ろに集団が見えている。

 

イネオスは二人で先頭交代の邪魔をする。オウェイン・ドゥールが一度バイクに向かって離れろと言ったので、ヘリコプターからの映像となっている。

 

残り1.6km。9秒だが、もう追いつかれそうだ。集団はAlpecin-Fenixのジャンニ・フェルメルシュが引いている。

 

少しずつ集団がの姿が大きくなってくる。

 

ここで、ミハウ・クフィアトコフスキが最後のスパートを見せる!

 

残り500mを切っている。

 

ミハウ・クフィアトコフスキと、スタン・デウルフが最後まで粘る。

 

あ~、だがミハウ・クフィアトコフスキは捕まってしまう。惜しかった。残り250mだ。

 

BORA-hansgroheの、リュディガー・せーリッヒのアシストを受けたヨルディ・メイウスがスプリントを開始!

 

イネオスのベン・スウィフトも右から出てくる。左からはジャスパー・フィリップセンだ。

 

最後に伸びたのは、ジャスパー・フィリップセンだ~!

なんと、ジャスパー・フィリップセンはハットトリック達成だ。フランダース選手権、エッシュボルン・フランクフルトに続いての勝利。

 

ゴール後のインタビューで

それはとてもクールな勝利だった。大変なコースだった。大勢のリーダーグループがいなくなったので、もうスプリントを期待していなかった。

チームメイトがあまり残っていなかったので、配置が難しかった。結局、私はそのギャップが勝利のために全力疾走できることに気づいた。

チームは、ここで2回連続で優勝した。とてもいいですね。ファンデルプールは確かにレースを難しくすることができたでしょう。

あと3レース残っている。できるだけコンデションを整えたいと思っている。

 

5日間の間に3回も連続して勝利してしまうなんて。もう神がかっていると言っても良いかも。今シーズン8勝目。チームの勝利は31勝目となった。

 

リザルト

Rnk Rider Team UCI Time
1
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 200 4:40:44
2
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe 150 ,,
3
 SWIFT Ben
INEOS Grenadiers 125 ,,
4
 HOFSTETTER Hugo
Israel Start-Up Nation 100 ,,
5
 VAN ASBROECK Tom
Israel Start-Up Nation 85 ,,
6
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ 70 ,,
7
 VAN ROOY Kenneth
Sport Vlaanderen – Baloise 60 ,,
8
 PLANCKAERT Baptiste
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 50 ,,
9
 ALLEGAERT Piet
Cofidis, Solutions Crédits 40 ,,
10
 DEBUSSCHERE Jens
B&B Hotels p/b KTM 35 ,,

 

コメント

  1. er4b より:

    BORAのマシュー・ウォールスはDNFしちゃってるので、ヨルディ・メーウスをリードアウトしたのはリュディーガー・ゼーリッヒじゃないですかね。

    • ちゃん より:

      er4bさん、本当ですね!
      リザルトが変わってますね。リザルトと文章を更新させて貰いました。
      また、教えて下さい<(_ _)>

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