スイス選手権タイムトライヤルが行われた。
コロナで中断以降、スロベニアに続いて2番目の国内選手権だ。ただ、ロードレースについては8月22日開催となっている。
タイムトライヤルは、男女のエリート、U23、パラサイクリングなどが行われた。
スイス選手権コース
スイスの首都国際空港であるベルンベルプ空港の周辺を走るコース。マップを見ると途中コースが交差する所があるが、大丈夫なんだろうか?
完全に交差ではなくて、対面となるようだがタイムトライヤルなので時差スタートということを考えるとほぼ、同時刻で重なることはないとの判断だろう。
コースの中には、最大7%のKehrsatzの登りがある。これは平均勾配4%で800mの登坂距離がある。
ただ、高低差は30m程度しかない。
4%で800mの登りならば、スペシャリストにとっては一気に上がれる距離なのかもしれない。私は上がれないけど(^^;
U23の勝者もFDJ
U23勝者はEquipe continentale Groupama-FDJから生まれた。FDJのコンチネンタルチームだ。
VICTOIRE !
Notre première de la saison !
Alexandre Balmer est le nouveau Champion de Suisse espoirs du contre-la-montre 🇨🇭🏆 pic.twitter.com/cxlWH3Wc07
— La Conti Groupama-FDJ (@groupamafdj_ct) July 12, 2020
アレクサンドル・バルマー(Alexandre Balmer)は、2018年からFDJのコンチネンタルに所属。
2018世界選手権ジュニアロード4位。この時の優勝はレムコ。2018スイス選手権ジュニアではロードとTT共に制している。
ロード選手だが、マウンテンバイクのチームThömusRN Swiss Bike Teamにも所属している。彼の目標は2024年のパリオリンピックに出場することだ。
アレクサンドル・バルマーの全国大会制覇は6度目。後はエリートのタイトルだけだ。
U23ながらスイスチャンピオンとなったので、来年当たりは育成からワールドツアーに上がれるかもしれないですね。
エリートは貫禄の勝利
観客はいるけれども、誰もマスクしてない。しかも、密集してますねえ~。あまり意識されていないのでしょうか?
U23は30人近くの出走だったが、エリートは19人の出走。
ワールドツアーライダーは、
- シュテファン・キュング(KÜNG Stefan) Groupama – FDJ
- シルヴァン・ディリエ(DILLIER Silvan) AG2R La Mondiale
- ヨハン・ヨコブス(JACOBS Johan) Movistor
- ジノ・マーダー (MÄDER Gino) NTT Pro Cycling
はっきりと言うと、シュテファン・キュングのライバルとなり得るのはシルヴァン・ディリエだけ。
最終的には30kmのコースで56秒もの差をつけてシュテファン・キュングが勝利。
こちらが、シュテファン・キュングが使用したバイク。
バイクはチームから新しく供給された新しいバイク。サドル下のシートポストの形が変わっている。サドルは目いっぱい下げている。
前乗りの人が多いイメージがあるけれど、シュテファン・キュングの身長は193cmありますからね。
4ヶ月ぶりのスタートだった。特別なことだったけど、ビブをつけて、またレースの感覚を得るのはいいことだよ。
私の使命はジャージを守ることであり、うまくいった。国際レースでもう1年も着られるのは嬉しいですね。
コースの偵察は何度かやったことがあったので、やるべきことはわかっていた。計画を立てていたので、100%実行できた。
今回の選手権はチームのプログラムの中に組み込まれていた。高地トレーニングから戻ったところで、特別にタイムトライヤルの練習はしてなかった。
チームのポイントゲッターでもある、シュテファン・キュングはストラーデビアンケから始まりツール・ド・フランスに出場。
パリ~ルーベまでぎっしりとレースが詰まっている。
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