Israel Start-Up Nationの共同オーナーであるロン・バロン(Ron Baron)は、今週の記者会見で、クリス・フルームと契約しようとしているという噂をほとんど払拭しなかった。
バロンは、2021年にはチームの予算が増えると予想していると述べ、「世界最高のライダーたちと話をしている」と語っている。
1年目で大きな補強
ワールドツアー1年目のチームは、カチューシャ・アルペシンが保持していたライセンスを引き継いだ後、2020年シーズンに向けて多くのトップライダーを獲得した。
パリ~ルーベで2位となったニルス・ポリッツ、リック・ツァベル、アレックス・ダウセットらをカチューシャから獲得。
ダン・マーティンをUAEから獲得。ダン・マーティンはツール・ド・フランスではトップ10に3度入っており、チームのエースだ。
また、スプリンターのアンドレ・グライペルをTeam Arkéa Samsicから獲得。
アンドレ・グライペルとはさらに2年の延長契約を結んでいる。
だが、これでも2020年のチーム力はまだまだと言わざるを得ない。2019年のチーム勝利数は多かったが、ワールドツアーでの勝利は少ない。
実力的にはまだ、プロチームレベルだ。
チームは2021年に予算が拡大
バロンは、シーズン半ばにクリス・フルームの獲得が計画されているかどうかについては言及しなかった。
バロンは、チームは来年も成長と拡大を続けるだろうとほのめかしている。
チームは今年のツール・ド・フランスの勝利のために戦うのに十分な強さを持っていないかもしれないが、それは2021年に変更される可能性がある。
私が言えることは、多くの素晴らしいライダーが私たちのチームに来たいと思っているということだ。世界最高のライダーたちと話をしているところだ。
それが実現したら、その話を聞くことになるだろう。
とバロンは記者会見で語っている。
今年のチーム・イネオスの予算はIsrael Start-Up Nationの予算よりも、かなり大ききく、 ほとんど同じ土俵ではないことを認めている。
だが、バロンは来年はチーム資金が増えると予想しており、コロナウイルスの流行がCCCを含む多くのスポンサーを苦しめているため、移籍先リストには多くのトップタレントがいる。
我々は、利用可能なライダーのいくつかを獲得するかもしれない。我々はチームを強化し、予算を大きくするつもりだし、パフォーマンスには非常に野心的だ。
スポンサーにもよるが、来年の予算は大幅に強化されると思う。
来年には、大きく補強されたチームが出現するかもしれない。
チームイネオスに匹敵するチーム力となるのかは疑問だが、今後も予算が増え続けるのであれば、それも数年後には可能だ。
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