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ホイールセットをアップグレードすると、速くなる理由

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自転車を走らせる上で一番大切なものはなんだろうか?

サイクリングのパフォーマンスに影響を与えるすべてのコンポーネントのうち、ホイールセットほど重要なものはない。

サイクリング業界がディスクブレーキのメリットを受け入れたことで、リムとホイールの設計に新たな焦点が置かれた。

リームブレーキの場合のように、熱摩擦ブレーキ面のリム構造を設計する必要がなくなったからだ。

ホイールをアップグレードすると速く走れるようになるメリットを考えてみよう。

 

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軽量化のメリット

Photo by Gary Butterfield on Unsplash

初心者のライダーであろうと、経験を積んだライダーであろうと、スピードを上げて長距離ライドの疲労を軽減する可能性を考えるなら、あなたのお金で最高のパフォーマンスを発揮するのはホイールとなる。

より軽いフレームまたはより軽いホイールの選択が提示されるとき、後者は常に優れたオプションとなる。この理由は単純で回転重量が少なくなるから。

自転車のフレームで慣性を克服したり、自転車の回転を維持したりする必要はない。

回転質量を減らすというこのロジックを念頭に置いて、ホイールがロードバイクで最大の単一回転コンポーネントであることに気付くのは論理的だ。そのため、軽量化を実現させるのが一番効果的な改善方法となる。 

 

ホイールセットの重量を節約すると、乗車中の加速感、全体的なエネルギー効率、耐久性に大きな違いが生じる。

軽量のホイールセットを選択するか、カーボンファイバーに移行するかを選択するかどうかにかかわらず、ホイールの重量を減らすことが、パフォーマンスが最も顕著に向上する。

自分で乗ってみて一番実感できるのがホイール重量の軽量化だ。その踏み出しの軽さと加速のスピードに驚くだろう。

 

乗り心地の向上

Photo by Simon Connellan on Unsplash

回転質量を超えて、素材をアップグレードすることで得られるロードバイクホイールデザインのもう1つのメリットは、乗り心地の向上。カーボン繊維のリムは、繊維を多数の方向に向けるように設計および構築することが可能となる。

アルミニウムとは異なり、カーボンファイバーリムの複合構造により、エンジニアは、横剛性と半径方向コンプライアンスの比類のない組み合わせを備えたホイールを製造できる。

ただ、乗り心地はスポークの張力にもより、リムハイトが高くなればスポークが短くなり剛性の高いカーボンでは固く感じられる。

人によって感じ方も違うのと、数値化出来るものでないので単純な比較は出来ないが、これはホイールによっては、乗り心地も良くなると考えたほうが良いだろう。

 

空力抵抗の向上

Photo by Jannik Wüster on Unsplash

おそらく、ロードバイクのホイールセットをアップグレードすることの最も過小評価されているメリットは、リム幅の最新のトレンドを活用すること。

ロードサイクリストは、球根状のタイヤプロファイルを備えた極端に狭いリムと比較して、より広いリムと四角いタイヤプロファイルが優れた空力特性を持っていることをようやく認識しはじめた。

細いタイヤよりも、太いタイヤのほうがころがり抵抗がすくないため、乗り心地の向上と合わせて、ワイドリムが登場。

だが、このワイドリム化と太いタイヤの組み合わせは空気抵抗の削減というメリットも獲得したのだ。

 

ワイドリムを成形するために必要な追加の材料には、転がり抵抗とタイヤとホイールの幅広い組み合わせがもたらす空気力学的メリットに関連して、わずかに重量が増えてしまう。

だが、この重量増を考えたとしても全体的なメリットとして、より速く乗り心地の良いホイールの作成が出来るようになっている。タイヤも一緒に考えなくてはいけませんけど。

 

要約すると、ホイールセットをアップグレードすると、1回の購入で複数のパフォーマンス上のメリットが受けられる。

  1. 軽量化による回転効率の向上
  2. 乗り心地の向上(ホイールによる)
  3. ワイドリム化による空力特性の向上

 

また、使用するたびに摩耗するドライブトレインやタイヤなどの消耗品とは異なり、専門的に組み立てられたホイールセットはより長持ちすることも覚えておく必要がある。

ホイール製造の技術、空気抵抗については日進月歩で進んでいるので、新しいホイールにアップグレードして得られるメリットはスピードの向上だけではないことも考慮しなければいけない。

 

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