ローハン・デニスは、夢だったチームイネオスへの移籍を成功させジロ・デ・イタリアのタイムトライヤルを最初の目標とすることを明らかにした。
ローハン・デニスは、さっそくマヨルカでのチームトレーニングキャンプに合流して皆と走っている。
そして、ローハン・デニスは、ゲラント・トーマスとルーク・ロウがやっているポッドキャストWatts Occurringに出演してこれまでのことを語っている。
ポッドキャストの中で、更に驚きの計画も明らかにしたのだ。
タイムトライヤルバイクの調整を進めるデニス
インスタグラムでローハン・デニスがTTバイクでのトレーニングの様子を見せてくれている。
身体の細部にわたるまで、採寸して彼の納得にいくまで突き詰めているのだろう。
もう、完璧主義者の彼にとっては天国のような場所といえるはずだ。
ポットキャストの中では、バーリーン・メリダとの確執についても語っている。
家族の為に起こした行動
ツール・ド・フランスから抜け出すという彼の決定について尋ねられたとき、彼は次のように語った。
結局、家族のためにそこにいるのは良くなかった。私は精神的に苦労していたが、最終的に家庭生活にまで影響を及ぼすほどまでに悪化してしまった。
だから、家族に最適なものもとめて走り出してしまったんだ。
ローハン・デニスは、強迫性障害の症状を少し持っていると本人も語っているように、物事がうまく進まないとイライラしてしまう。
その被害を一番受けるのは家族であり、幼い赤ちゃんを抱える妻だった。
彼は、自分の信念を守るため家族のために抜け出したと言う。事件のあとには、とにかく静かにすることだった。
スボーツ心理学の専門家の意見も取りいれて、たった一人のトレーニングによって世界選手権も家族と共に勝ち取った。
TEAM DENNISとして。
驚きの計画
ローハン・デニスはイネオスに参加する理由についても語っている。
オリンピックとタイムトライヤルの願望をサポート出来る場所だと思っている。一般的にこのチームは、常に細部への注意に焦点をあてているようだ。
何かできることを言うと、[一部のチーム]は肩をすくめて、「わざわざできない」と言う。だけど、ここではそれは起こらない。
そうだ、彼の思いの全てを叶えてくれる魔法のチームなのだ。
彼は、かってアワーレコード保持者だった。2015年2月8日に52.491kmの記録で世界一だった。
すでに、計画は立てられているようで、彼はビクトール・カンペナールツの55.089kmを破るのには、平均430Wが必要であり破る自身があると明らかにしている。
ビクトール・カンペナールツはアワーレコードのために周到な準備を行った。コアトレーニングにヨガ。タイムトライヤルポジションに装備の追求。完璧なペースメーク。
気温から、場所、食事に至るまで完璧に整えてチャレンジしている。
ローハン・デニスは、カンペナールツの努力を上回る装備と準備を行うはずだ。そして、それを実行してしまうだろう。
そう、彼は完璧主義者だから。必ずやり遂げるはずだ。そして、必ず誰にも破られることのないとてつもない記録を出すはずだ。
それが彼の頭の中にある完璧なシナリオなのだから。
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