2026年シーズンに大きな飛躍を遂げたフランスの新星ポール・セイシャス。
2026 ツール・ド・フランス初出場で総合4位に入り、イル・ロンバルディアでは史上最年少優勝を果たした20歳の若き才能が、早くも2027年シーズンの目標を見据えている。
注目されるのは、ツール・ド・フランスへの連続出場ではなく、ジロ・デ・イタリアを選ぶ可能性だ。その背景には、フランス国内で開催される世界選手権という大きな目標がある。
2027年の最大目標は地元フランスで開催される世界選手権
セイシャスが2027年シーズンの最大目標としているのは、8月29日にフランスのオート=サヴォワ県サランシュで開催されるUCIロード世界選手権だ。
この大会はセイシャスにとって特別な意味を持つ。コースは祖父母の家の近くを通過するため、本人も以前から楽しみにしていた大会だと語っている。
ポール・セイシャスが祖父母を大事にしているのは、何度も目にしている。2025 イル・ロンバルディアの後には、323kmのサイクリングで祖父母の家に行ったり、2025 ツール・ド・フランス出場の報告も祖父母にしている。
祖父母の前で走ることの出来る世界選手権で頑張らない理由がない。
世界選手権の男子エリートロードレースは265kmで、獲得標高は約5,700m。ドマシーの登坂区間を20周する非常に厳しい山岳コースが設定されている。
地元フランスで開催される世界選手権で、アルカンシエルを獲得することは、セイシャスにとって大きな目標となる。
そのため、2027年のレースプログラムは、この世界選手権で最高の状態を迎えられるように組み立てる必要がある。
ジロかツールか 世界選手権への準備が選択の鍵
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セイシャスは2027年のグランツールについて、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスのどちらに出場するか、まだ決めていない。
IDL Pro Cyclingによると、セイシャスはRMCのインタビューで、世界選手権を見据えたグランツールの選択について次のように話している。
「世界選手権の前に、どちらのグランツールに出場するのが最善なのか?」
つまり、単にどちらのレースに出たいかという問題ではなく、世界選手権に向けて最も効果的なシーズン構成を考えているということだ。
2027年の日程を見ると、両レースには大きな違いがある。
- ジロ・デ・イタリア 5月8日~30日
- ツール・ド・フランス 7月2日~25日
- 世界選手権ロード 8月29日
ジロを選べば、5月末の終了から8月末の世界選手権まで約3か月の準備期間を確保できる。
一方、ツールの場合は7月25日に終了し、世界選手権までは約5週間しかない。
世界選手権がシーズン最大の目標であることを考えれば、ジロを選択することには合理的な理由がある。
20歳だし、ジロ・デ・イタリアを制して、ブエルタ、そしてツールというステップは理にかなっているようにも見える。
ただ、2027 ツール・ド・フランスは、祖父母の家があるオート=サヴォワ地方を通過するルートとなっており、本人も非常に魅力を感じているという。
「美しいルートだし、本当に楽しみにしている」
この発言からも、ツールを完全に選択肢から外しているわけではないことが分かる。
最終決定は12月のチーム合宿
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セイシャスは2027年末までDecathlon CMA CGMとの契約を残している。
チーム側も、彼の成長を考慮しながら慎重にレースプログラムを組み立てることになる。
セイシャス自身は、どちらのグランツールに出場することになっても高い目標を持って臨むと明言している。
2026年にツール・ド・フランスで総合4位、イル・ロンバルディアで優勝を果たしたフランスの新星。2027年はジロで総合優勝を狙い、その後に地元開催の世界選手権でアルカンシエルを争うというシナリオも十分に考えられる。
果たしてセイシャスはツール・ド・フランスへの再挑戦を選ぶのか、それともジロ・デ・イタリアで新たな挑戦に踏み出すのか。12月の決定に注目したい。






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