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ジロ・デ・イタリア第19ステージ 「約束を破ったのは誰だ?」ジュリオ・チッコーネの怒りのアタック

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ジロ・デ・イタリアのクイーンステージとなった第19ステージ。

過酷な山岳ルートと同じくらいファンの注目を集めたのが、逃げ集団内で発生したジュリオ・チッコーネ(Lidl – Trek)とエイネル・ルビオ(Movistar Team)による激しい口論とアタックだった。

山岳賞ジャージを狙うジュリオ・チッコーネが、なぜエイネル・ルビオに対して激しい怒りを露わにしたのか。そして、エイネル・ルビオが語った「裏切り」の真相とは何だったのか。

 

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山岳ポイントとRed Bullスプリントを巡る密約とすれ違い

 

事の発端は、逃げ集団内での「Red Bullスプリント」と「山岳ポイント」を巡る両者の利害関係の不一致にあった。

エイネル・ルビオは新設された「Red Bull KM」の専用ランキングでトップであり、是が非でもポイントが欲しかった。

そのため、ジュリオ・チッコーネが山岳ポイントを獲る代わりに、自身がRed Bullスプリントを獲るという密約をLidl – Trek勢と結んでいたと主張している。

しかし、総合上位につけているLidl – Trekのチームメイト、デレク・ジーは、同じスプリント地点に設定された総合争い用のボーナスタイムを狙う必要があった。

結果として、デレク・ジーが全力でスプリントを取りに行き、驚いたエイネル・ルビオは貴重なポイントを逃してしまう。

これを「事前の約束を反故にされた」と受け取ったエイネル・ルビオは、その報復として直後のファルツァレーゴ峠で意図的にジュリオ・チッコーネを出し抜き、山岳ポイントを奪い取ったのである。

一方でジュリオ・チッコーネにしてみれば、総合順位を争うチームメイトがボーナスタイムを狙うのはチームとして当然の動きであり、自分は無関係だと考えていた。

互いのコミュニケーション不足と、過酷なクイーンステージでの極限状態が生み出した確執劇であった。

両者のレース後の言い分は以下の通りだ。

 

ジュリオ・チッコーネの言い分

 

ステージ中、逃げ集団の中でほぼ全員と話しているのが見えました。エイネル・ルビオ選手とは少し口論になっているようでしたが、何があったのでしょうか?

何があったかは彼に聞いてみるべきだ。私は彼に対して何もしていないからね。

彼はRed Bullスプリントについて私に何か不満があったようだ。でもすでに言ったように、Red Bullスプリントについては私は何もできない。今日は総合争いの選手たちのための日だったし、デレク・ジーなどがそこにいたからだ。

どういうわけか私との間に何があったのかは分からないが、彼はRed Bullスプリントを勝ちたかったようだ。そして、私の目の前でスプリントをしたんだ。

私は全く準備していなかったし、あんなふうにスプリントするとは思っていなかった。明確な理由もなくね。本当にその理由はなかったはずだ。

あのポイントは私にとって金ほどの価値があった。山岳賞ジャージのために本当に戦っているのは私だけだからね。

ランキング3位の選手がまだ勝てるかは分からないが、そうは思わない。彼はあのスプリントをした。だから彼がそれで満足しているのか聞いてみるべきだ。

 

計算は済んでいますか?このレースで明らかに強いヨナス・ヴィンゲゴー選手がいる中で、明日に向けてポイント状況には満足していますか?

ああ、今日のプランはこれで、プラン通りにすべて完璧にこなしたと思う。明日はヨナス・ヴィンゲゴーとTeam Visma | Lease a Bikeがいるまた別の一日になる。

彼らがステージ優勝を狙ってくるなら決して簡単ではないことは皆分かっている。

最初の上りの通過から、もちろんフィニッシュラインまで、すべてがオープンになる可能性があるから、どう立ち回るか本当に計算しないといけない。もちろん、彼相手には運も必要なんだ。

 

エイネル・ルビオの言い分

 

チームメイトと共に逃げ集団で走った今日という日を少し振り返っていただけますか?どのような1日でしたか?

チームメイトの動きは良かった。狙い通り、逃げ集団に入れるように頑張ったんだ。今日はチームの誰よりも足の調子が良いと感じていたから、全力で戦ったよ。

Lidl – Trekとは山岳ポイントからRed Bullスプリントに至るまで全面戦争になっていたから、本当に激しい1日だった。

 

その激しい争いの中で、ジュリオ・チッコーネ選手とは何があったのでしょうか?

ジュリオ・チッコーネが山岳ポイントを獲るということで話し合っていたんだ。

私は彼らのために先頭を牽いて協力すらした。その代わり、私がその後のRed Bullスプリントを獲るという考えだったんだ。

しかし、彼らは賢く立ち回ろうとして、両方を獲った。彼らは約束を守らなかった。これもレースだが、時にはまず一人の人間としてのスジを通すことも必要だ。

 

私の考えだけど、ジュリオ・チッコーネはRed Bull KMでエイネル・ルビオがトップに立っており、取りたかったことは知らなかったのでは。

Red Bull KMランキングは、新しいランキングであり私自身知らなかった。現在エイネル・ルビオは36ポイントで2位のTeam Polti VisitMaltaのマヌエーレ・タロッチとは5ポイント差。

これについて、私はこれを狙っているのだから譲ってねと言っておかないといけなかったのでは。デレク・ジーもそんなことは知らなかったはず。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット

 

Red Bull KMのあとにエイネル・ルビオがデレク・ジーに噛みついていたのもこのためだった。

お互いの利害について、もう少し詳しく話しておいたら良かったのでは。まあ、ここは二人の間の話なので、実際にどこまで突っ込んで話していたのかはわからないけど。

 

コメント

  1. 毎日読者K より:

    これはなかなか興味深い、ロードレースらしい内容ですね。いい記事をありがとうございます。

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