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Tudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレインが若者に殴られ鼻の骨折

海外情報
Photo credit: Ronan Caroff on Visualhunt
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Tudor Pro Cycling Teamに所属するオランダ人スプリンター、アーヴィッド・デクレインは、今シーズンまだレースに出場していない。

膝の問題なのかと思っていたけれど、そうではなかった。

その背景には、第一子の誕生、父親の死、そしてトレーニング中に若者のグループから暴行を受け意識を失うという、非常に激動の数ヶ月があった。

 

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理不尽な暴行事件と、重なる家族の試練

 
 
 
 
 
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事件は4月上旬、シュヘルデプライスの前週に発生した。

アーヴィッド・デクレインがシント・ウーデンローデ近郊でトレーニングをしていた際、15歳から17歳くらいの10人ほどの若者のグループの横を通り過ぎた。

彼らは、デクレインの父親の命を奪った病気(がん)を引き合いに出して彼を罵倒したという。

デクレインは次のように当時の状況を説明している。

「父がその病気で亡くなったから、やめてほしいと頼んだんだ。でも事態はさらに悪化した。彼らはおそらく酒を飲んでいて、まともな会話はできなかった。自転車で立ち去ろうとしたら、彼らは僕に掴みかかってきたんだ。」

事態はエスカレートし、ファットバイクに乗っていた一人がデクレインを殴打した。彼は意識を失い、鼻骨を骨折する重傷を負った。

「周囲にいた人たちが助けてくれて、加害グループのうち9人は引き留められた。ただ、殴った本人はすぐに逃走してまだ見つかっていない。

手続きには時間がかかるけれど、彼らがそのまま逃げおおせることにならなくてよかったと思っている。今の世代が他者への敬意を失っているのは本当に悲しいことだ。」

 

 
 
 
 
 
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この事件は、彼にとってすでに困難だった時期に起きた、新たな試練だった。

1月6日には娘のファイが誕生したが、妻のセリーヌは出産後に長くベッドから起き上がれず、彼が家事や二人の女の子の世話を担ったためトレーニングはほとんどできなかった。

さらに同時期、父親のケースは重いがんを患っていた。

2025年のクリスマスを迎えられないと宣告されていたが、父親は持ちこたえ、孫の誕生を見届けた後に今年初めに息を引き取った。家族全員が穏やかに美しい別れを告げることができたという。

数ヶ月間沈黙を守っていたデクレインだが、現在は心身ともに集団へ復帰する準備が整っている。

「レースが本当に恋しかった。スプリントのアドレナリンやチームの雰囲気など、すべてをね。最近はしっかりトレーニングを積んでいて、ようやく準備ができたと感じている。

再び競争力を持てると信じているし、自分自身やチーム、そして支えてくれたすべての人のためにまた勝ちたい。」

 

デクレインはルント・ウム・ケルンで待望の復帰を果たし、その後はダンケルク4日間レース、ヘイスト・パイル、ブリュッセル・サイクリング・クラシック、コペンハーゲン・スプリントへと出場する予定となっている。

Tudor Pro Cycling Teamは、彼の家族のことを思い見守っていた。本人はジロ・デ・イタリア出場も考えていたというが父親のこともあり、トレーニングはほとんどできていなかったそうだ。

娘誕生後10日間はすべての家事と育児。大変でしたね。

コメント

  1. よかあし より:

    有名人とは言え、中高生に絡まれて意識を失うまで殴り続けられるとか日本では考えられませんね。外国は恐ろしいです。

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