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オスカー・オンリーが INEOS Grenadiersに到着

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Photo credit: Dom... on Visualhunt.com
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これも噂通りオスカー・オンリーが INEOS Grenadiersに移籍。すでにTeam Picnic PostNLのキャンプには来ていなかったので情報通りでしたね。

 

これでTeam Picnic PostNLが財政難を乗り切れるのかも注目される。

 

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2027年末までの2年契約

 

オスカー・オンリーが注目されるきっかけとなったのは、2022 CROレース第3ステージの登りゴールだ。この時、まだ開発チームだったのが驚き。最後の登りで先頭にたってゴールを目指す。

ツール覇者のヨナス・ヴィンゲゴーが渾身のスパートを見せたが、最後まで追いすがったのがオスカー・オンリーだ。ここでは僅差の2位。

 

一度ならば、ステージの中であることだ。だが、2022 CROレースのクイーンステージ第5ステージでも再びヨナス・ヴィンゲゴーを追い詰める。

登りの周回コースでは、ヨナス・ヴィンゲゴーとトップを争い、最後のゴールも僅差での2位。ツール覇者の一流クライマーである、ヨナス・ヴィンゲゴーをここまで追い込む走りを見せたのだ。

 

しかし、オスカー・オンリーは一気に花開くことはなかった。何度も落車で鎖骨を骨折したりした。

 

だが2025年に完全復活。

  • UAEツアー総合5位
  • イツリア・バスクカントリー 総合9位
  • リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ 12位
  • ツール・ド・ロマンディ 総合16位
  • ツール・ド・スイス 総合3位

 

そして、迎えた2025年ツール・ド・フランスは、ロマン・バルデに代わってエースナンバー。オスカー・オンリーの真価は、長い山岳ステージで遺憾なく発揮された。

特に注目したいのは、クイーンステージとなった第18ステージだ。ここで2度目のアタックをかけたヨナス・ヴィンゲゴーの引きにオスカー・オンリーはついていったのだ。

 

このツール以外でも、ヨナス・ヴィンゲゴー、タデイ・ポガチャルについていけるライダーはいない。無理をしてついていくと火傷するのだ。

その良い例は、2024 ジロ・デ・イタリア第2ステージでタデイ・ポガチャルのアタックに追従しようとしたTeam Jayco AlUlaのベン・オコナーだ。わずかにつけていたけれど、その後大失速している。

彼は、「太陽に近づきすぎると刺される」というコメントをしている。

オスカー・オンリーは、このツールで堅実な走りをみせ、自身も考えていなかった総合4位という好成績をあげることに成功した。

さあ、これで INEOS Grenadiersはツール・ド・フランスのトップ10に入れる実力を持つライダーを一人また獲得した。

  • エガン・ベルナル
  • テイメン・アレンスマン
  • カルロス・ロドリゲス
  • ケヴィン・ヴォークリン
  • オスカー・オンリー

ただ、表彰台となるとどうだろうか。2026 ツール・ド・フランスにはジロをスキップするレムコ・エヴェネプールも参戦する。一角に入り込める走りを見せることができるのか注目となる。

 

オスカー・オンリーのコメント

幼い頃からゲラント・トーマスやデイブ、そしてチームが自転車競技を席巻し、英国でサイクリングを広く認知させる姿を見て育った。だからこそ、 INEOS Grenadiersと長期契約を結べたことを心から誇りに思う。

2027年にツール・ド・フランスがスコットランドをスタート地点とする際には、英国チームの一員としてレースに臨むことになるでしょう。

Team Picnic PostNLの皆さんに、これまでのご支援に感謝申し上げます。共に成し遂げた成果を心から誇りに思っている。チームメイトの皆とは別れを惜しむ気持ちですが、共に築いた思い出は胸に刻み続ける。

今後彼らが育成する次世代の才能たちとの厳しい競争に直面することになるでしょうが、その挑戦を楽しみにしている。

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