8月27日のトレーニング中に重症をおってしまったクリス・フルーム。
肺虚脱、肋骨5本骨折、腰椎骨折、さらに手術中に心臓を包む袋状の心膜が破裂していたことが判明。非常に厳しい状態だった。
フルームは、モナコBekingクリテリウムに来場しており、子供がレースを走っていた。
自転車に復帰
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クリス・フルームは、事故以来初めて自転車に戻ったことをInstagramに投稿した。あくまでリハビリでゆっくりと走っている。
クリス・フルームは以下のように投稿
最新の転倒事故からの復帰は厳しい道のりだったが、ようやく再び自転車を漕ぎ、道を走れることがこんなに気持ちいいとは🚴♂️🔥
どんな挫折も何かを教えてくれる…今回はペースを落とし、癒やし、人生のシンプルな喜びを味わう大切さを思い知らされた❤️
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11月中旬までに、チームは2026年シーズン契約延長しないことを正式に決定した。
フルームは契約のない状態となり、ツール・ド・フランス4度の優勝者が静かに引退するのではないかという見方が広まった。しかし彼は、その逆の選択をしたのである。
フルームの画像には慎重にペダルを漕ぐ姿が映っている。明らかにリハビリ段階ではあるが、紛れもなく自転車に戻った。
ただ、チームもなく、最近の成績もなく、数ヶ月前の重傷を抱えたまま、集団復帰への道は険しい。
しかし、外科医が「命に関わる」と評した転倒事故から、フルームが再びロードに戻ったという事実そのものが、彼の全盛期を象徴する不屈の精神を物語っている。
一つだけ確かなことがある。クリス・フルームはペダルを漕ぐことをやめてはいない。引退レースも出来ていない。最後にもう一度ゼッケンナンバーをつけて走るかもしれない。




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