0kmからAlpecin-Deceuninckのジョナス・リカールトが猛烈なアタック。
それにジョインしたのは、マチュー・ファンデルプールだった。まさかと思ったけれど、スプリントポイント以降も逃げを続けた。
一時は5分30秒も離れゴールではツール史上2番目の速さのステージとなった。
優勝者のティム・メルリエは、平均時速50.013km/hでフィニッシュラインを通過。これは1999年に記録された記録よりわずかに遅い。ラヴァルとブロワ間の第4ステージでは、平均時速50.36km/hが記録され、マリオ・チポリーニが優勝している。
では、何故マチュー・ファンデルプールは逃げたのか? その理由はが面白い。
昨夜の冗談から
Mathieu van der Poel’s 2025 Tour de France will be simply memorable… Many will see just one stage win, a few days in yellow, and that will be it, but it’s so much more than that and it’s just first week.
In stage 1 he made the split in the wind, just to make an excellent… pic.twitter.com/X410xfB1Qy
— Lukáš Ronald Lukács (@lucasaganronald) July 13, 2025
最大の疑問は、なぜ0キロ地点からアタックを仕掛けたのか、ということだ。
昨夜、ジョナス・リカールトは、いつかツール・ド・フランスの表彰台に立つことを夢見ていると言ったんだ。闘志賞(combativity award)としてね。
それで、今日は彼をサポートするつもりだった。それに、カーデン・グローブスのチェックをしないので、レースを少し難しくしたいと思っていた。
タフなレースの方が彼にとっても良いんだ。かなり接近していたが、最後のセクションで登りがあり命取りになった。
一時5分以上のリードを保っていたので勝てると思いましたか?
実際にはそうでもない。一時は再び調子が上がりそうに見えたが、ジョナス・リカールトは限界だった。僕も限界だった。そして、最後に集団が猛スピードで出てくるのは分かっていた。
後ろの集団は混乱に陥り、コントロールが欠如してました。
僕たちもそうなることを期待していた。昨日のレースの後では、Lidl – Trekしか追わないと思っていたので、チャンスはあると思っていたが、途中から助けが来ていた。
結局のところ、ジョナス・リカールトの夢を叶えたこと以外、大した成果はない。かなり努力が必要だったが…。
まあ、それが目標だったしね。ヨナスはツール・ド・フランスで表彰台に立つことを夢見ていて、これはまさにそのチャンスの一つだった。私はボランティアとして同行したんだ。
退屈なステージとはならず、世界中のフォロワーが楽しみましたが。
そう、チャンスがあるのにやらないのはいけないね。頑張るべきだ。楽しんでもらえたと思う。
まだ、ステージ優勝のチャンスはありますか?
明日はなんとか生き延びて、休息日を満喫するよ。その後、タイムトライヤルと山岳があるけど、調子が戻ればまた試してみたいね。
ジョナス・リカールト 夢を叶える唯一の方法
💬 Jonas Rickaert:
“Yesterday I said I’d like to be on the podium of the Tour & Mathieu [VDP] said we go at the front the 2 of us.”
“I think they thought we’d go until the intermediate sprint but the goal was to go to the finish. We tried and we almost succeeded.”
🇫🇷 #TDF2025 pic.twitter.com/OEG33osYu8
— ammattipyöräily (@ammattipyoraily) July 13, 2025
今日の逃げは。
非常に難しいが、特別な日になった。ツールの表彰台に立つ。それが夢だったんだ。最初は冗談で言っていたんだけど、どんどん真剣になっていったんだ。チームも許してくれたしね。
マチューがきてからが大変だった。お互いにあまり話さずにワット数だけ見ていた。0キロ地点からマチューに抜かれるまで(ゴールまであと6キロ地点)、平均386ワットを出した。これは私にとって驚異的な数字だ。
ただ、どこまで続くんだろうと思っていたけれどね。
目標通り敢闘賞取れましたね。
何かに挑戦しなきゃいけない。この賞を持ち帰れて本当に嬉しい。道中は本当に速かった。あんなタイムは初めてだ。ツール・ド・フランスがいかに高いレベルにあるかを示している。
私にとって、これはまさに夢だ。表彰台に立つ唯一の方法なんだ。山岳ステージではそれができないから。今日のステージは本当に特別なものだった。
ステージ優勝を果たしていれば、さらに特別な日になったでしょう。そして、二人はずっとそれを願っていました。
残り60kmでマチューは可能だと言っていた。タイム差も期待できそうだった。 でも、残り30kmで疲れ果てていた。
マチューは一緒に走ろうと言ってくれた。難しいように思えたが、再び1分以上差を広げることができ、再び自信を取り戻した。マチューはコーナーでは少し長く走ってくれた。ゴールまで、あと5kmだった。
あとからマチューは僕に勝たせるつもりだったと。ゴールまでの10kmで言ってくれたらもう少し頑張れたのに(笑。
ジョナス・リカールトの冗談のおかげで、昨日のように退屈なステージとならず、最後までハラハラさせてくれた。最後に登りがなければ、マチューはもう少しいけてたかも。本当に優勝してたら凄かったんだけど。
しかし、ボランティアで走り続けられるんだから凄い。いい人だ。
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