Q36.5 Pro Cycling Teamは、トム・ピドコックを単独エースとして初めてのジロ・デ・イタリアに出場。
期待されたトム・ピドコックだったが、トップ5でのフニッシュが3回、総合では16位という成績に終わった。
ピドコックは、この結果を受けて、どう思っているのだろうか?
現実を受け止める
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シーズン前半の好調はジロ・デ・イタリアでは完全には見れなかった。レベルは非常に上がっており、ステージ優勝を飾るには120%でないといけない。
第1ステージは5位発進。総合で出遅れたライダーとは違い良い調子なのかと思われていた。だが、その後は山岳ステージで遅れる場面が目立つことに。
トップのサイモン・イェーツと45分差の総合16位は、かなりの差がある。
ジロを終えての率直な感想は?
かなり野心的にやってきたが、ちょっと現実を見ることになった。チャレンジングなコースになることは分かっていたが、より良い結果を出したかった。
ステージ優勝や総合10位以内を達成することはできなかったけど、初挑戦としては世界の終わりじゃないと思う。
最終日の気分という点では、これまでで最高のグランツールだった。 アイデアとしては、毎日、あるいは自分に合った毎日、勝つためにレースをすること、そして総合でベストを尽くすことだった。
第20ステージでは無線が壊れ、逃げ集団が道路を上ったことに気づかなかったときは、かなり頭にきた。
ジロのグラベルロードでは、タイミングの悪いパンクや転倒により、15位でフィニッシュでしたね。
だが、チームは素晴らしい走りを見せ、自分たちの力を出し切った。今年の前半は、ワールドツアー・チームから尊敬を集めることができたと思う。 それはこれからも続けていかなければならないことだ。
単独リーダーとして初めて経験したグランツールを振り返り、 INEOS Grenadiersの時とかなり違いましたか?
INEOSでは、総合が得意だったり、実際に総合順位にコミットしている人が常にいた。私は『ああ、おまえに何ができるか見てみよう』という感じでそこにいた。
でもそれは中途半端なんだ。 悪い日になって深く掘り下げなければならなくなったとき、『大丈夫、まだ他の選手がいるから』って感じだった。 でも今は、すべて自分の責任なんだ。
でもジロでは、最後の1週間はただしがみついているようなものだから、その責任を負うのは難しいよ。 プレッシャーは感じるけど、ベストは尽くしたよ。
今年後半のブエルタ・ア・エスパーニャでは、総合を目標に向かうのだろうか?
もし総合を目指すなら、混戦に加わりたいし、超ハードな日のステージで勝ちたい。でも、じっくりとチームと話し合って、どこにギャップがあるのか見極めたい。
ブエルタ・ア・エスパーニャでは、山岳アシストとしてダビ・デラクルスが予定されている。ブエルタ出場予定選手には、Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴー、 INEOS Grenadiersのエガン・ベルナル、カルロス・ロドリゲス、Israel – Premier Techのデレク・ジーなど多彩。
ここで、トム・ピドコックは真価を問われる。総合を狙っていけるライダーとしてどこまで走れるのか注目だ。
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