Stromm Cyclesは、2017年設立の新しいブランド。
2023年初頭、UCIはルールブックの改訂を発表し、その中で、リーチとハンドルバー/コックピットに関するフレーム設計ガイドラインがさらに緩和された。
Stromm Cyclesは、8:1チューブプロファイルを取り入れたトラックフレームを2023年に作り出している。
今回は、このトラックフレームの空気力学を取り入れたRAKTTを発表。時速40km/hで10W、60km/hでは30Wも節約できると主張している。
サイクルショーで展示されている段階で、現在予約受付中。
RAKTT
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RAKTTは、実用性を維持しながら、エアロダイナミクス、ハンドリング、剛性、重量など、ライダーのパフォーマンスを最大限に引き出すように設計されている。
UCIの新しい8:1エアロルールを活用したロードバイクはまだ少なく、RAKTTほどそれを実現しているバイクもない。
RAKTTのフォークとヘッドチューブは可能な限り低い空気抵抗を実現し、シートチューブは脚によって引き起こされるフローアングルを利用して、他の自転車にはない推進力を生み出している。
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Stromm Cyclesは、下記のホワイトペーパーで風洞実験のデータを公開している。比較されたバイクの名前はないけれど、コンペティターC(最速)とされている。
実際に役立つデータとして3種類を提示
- 巡行速度
- スプリント速度
- ヨー角の範囲全体
エアロデータは風だけでなく、足の模型を作成してあらゆる角度から計測されている。
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このバイクはレースに勝つために開発され、以下のような特徴がある。
- 標準1.125’ハンドルバーアタッチメント
- ユニバーサルディレイラーハンガー (UDH)
- 34mmタイヤクリアランス
- ネジ式ボトムブラケット
ハンドルは、ほぼどのような形状でも取り付け可能。34mmのタイヤクリアランスがあり、最近のトレンドが取り入れられている。
前から見たヘッドチューブは驚くほど細い。重量の数値はまだ公開されていない。はやくとも2025年10月からの出荷なので詳しいデータはこれからとなりそうだ。
価格は
- フレーム 1,01,300円
- Shimano UltegraDi2 1,262,900円
- Shimano Dura-Ace Di2 1,876,200円
- SRAM RED AXS 1,876,200円
フレームには、フォーク、シートポスト、好みのハンドルバーが含まれる。
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