フランスのダイレクト販売ブランドEkoiが開発したEkoï PW8は、Burgos-BHとNice Métropole Côte d’Azurのライダーがレースで使用することになっていた。
しかし、2024 エトワール・ド・ベセージュ第2ステージ前に、Nice Métropole Côte d’Azurのライダーは禁止になったために、あわててペダルを探すはめに。
最大8wを節約するという、既存ペダルのライバルとなるEkoï PW8がついに予約販売開始だ。
Ekoï PW8
現在、すべてのライダーは、より少ないワット数、より高いエアロ性能、コンパクトで効率的なパッケージなど、わずかなメリットを求めている。
フィリップ・ジルベールはこれを理解し、PW8にその専門知識を注ぎ込み、すべての条件を満たすシューズを作り上げた。 パフォーマンス、快適性、安心感…妥協を許さない🔥。
Ekoi PW8ペダルを試しているのは以下の伝説のチャンピオン達
- クラウディオ・キアップッチ: 25,000 km
- ジャン・ミシェル: 20,000 km
- ミケーレ・バルトリ: 18,000 km
- ジュリアン・アブサロン: 10,000 km
- フィリップ・ジルベール: 5,000 km
Ekoiは、LookとShimanoを脅かす新しいペダルと自称している。
この特許取得済みのPW8コンセプトは、現在のペダルとクリートのデザインに比べ、より軽く、より速く、より歩きやすいという明らかなメリットを提供すると約束している。
PW8のPWはパワーをあらわし、数字の8は、車軸とベース間の距離(スタックハイト)をmm単位で示している。
また、「8」の形は、より抽象的な言い方をすれば、PW8が潜在的に無限のパワーを生み出すことを示唆している。
さらに全てのライダーではないけれど最大8Wの節約が可能と主張している。
ペダル重量の比較
Deux médias sont au courant que les pédales Ekoi PW8 sont autorisées par l’UCI.https://t.co/4vA7hLF74thttps://t.co/fLRfag5saS
Par contre, Ekoi n’a jamais répondu à mes demandes d’infos sur ces pédales depuis début janvier. A croire qu’ils choisissent à qui ils distillent l’info— Matos Vélo 🚲 (@matosvelo) February 16, 2024
PW8ペダルとクリートを合わせて総重量は225g。では他のペタルとの比較では
- Ekoi PW8 クリート付きで225g
- Look Keo Blade クリート付きで300g
- Shimano Dura-Ace PD-R9100 クリート付き300g
デザインだけみると、踏み面も大きいし重いように見えるけれども、クリートを合わせての総重量は最も軽い。Dura-Aceよりも75gも軽いというのは魅力だ。
スタックハイトの比較
- Ekoi PW8 8mm
- Look Keo Blade 14.6mm
- Shimano Dura-Ace PD-R9100 14.8mm
スタックハイトも凄く近い。これはダイレクト感があるのでは。
さらに、シューズとの接触面はLook Keo Bladeの2倍もある。接触面1,500 mm²は、比較するペダルがないほどだ。フロート角度は6度までOKとのこと。
ただ、問題がない訳ではない。ユーザーが通常使う3本クリートのシューズ穴ではあわないのだ。これだけ接触面が大きいのでEkoiのシューズしか現在対応していないはず。
価格は592£(約11万円)。フランス本国のEkoi公式サイトは以前のようにはつながらない。どうしても日本の代理店につながってしまう。これは早く改善して貰いたい。
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