第2ステージでは、予想通りサン・ルーカの登りでタデイ・ポガチャルがアタック。
反応できたのはTeam Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴーだけだった。
だが、最後のゴールでは奇妙な光景が。14秒差で追ってきたレムコ・エヴェネプールとリチャル・カラパスが、前を走るタデイ・ポガチャルに追い付いたのだ。
タデイ・ポガチャルは、何度も後ろを振り返り、まるで二人を待つかのような感じに見えた。最初はヨナス・ヴィンゲゴーが最後に先頭交代しなかったからかと思っていたけれど、これは違うようだ。
マイヨジョーヌはいらない
Après l’arrivée, Tadej Pogacar a confié à Remco Evenepoel qu’il avait tenté de laisser une petite cassure dans le final afin de ne pas prendre le maillot jaune. Le port de la tunique implique des responsabilités pour son équipe. #TDF2024 pic.twitter.com/9yWL2Jb9ND
— Le Gruppetto (@LeGruppetto) June 30, 2024
ゴール後に、タデイ・ポガチャルはレムコ・エヴェネプールと会話。
「イエロー貰ってくれる?」
この時点では、タデイ・ポガチャルは自分がイエローであることを知らなかったようだ。詳細はこうだ。
同タイムでゴールとなったので第1ステージと第2ステージの着順をプラスして順位が決定する。
- タデイ・ポガチャル 4+14= 18
- レムコ・エヴェネプール 8+12=20
- ヨナス・ヴィンゲゴー 16+13=29
- リチャル・カラパス: 22+10=32
タデイ・ポガチャルは、自分が最後にゴールすることでマイヨジョーヌはレムコ・エヴェネプールのものになったと思っていたようだ。
そのため、ポーカーをしてレムコ・エヴェネプールが追いつくように少し足を緩めていた。
タデイ・ポガチャルのコメント
ゴールではレムコ・エヴェネプールとリチャル・カラパスに追い付かれてましたね。
決勝では少しの差を残そうとしたんだ。今日、逃げ集団が逃げたとき、彼らにチャンスがあることは分かっていた。
でも最終ラップはすごく調子が良かったし、最初のサン・ルーカでのTeam Visma | Lease a Bikeののおかげでペースはかなり上がっていた。2回目は少し難しかった。
2回目は自分を試してみようと思ったんだ。
サン・ルーカでハードに攻めたが、ヴィンゲゴーはすぐに続いてましたね。
彼はすぐにハンドルを握った。私にとっては驚きではない。ラインまで一緒に走ったが、レムコとカラパスも戻ってきた。一緒にゴールしたんだ。
ボローニャのサーキットは全体的に超混雑していたし、登りもすごかった!本当に信じられない。イエロージャージを長くキープできるかな?まあ、一日一日を大切にして、最初の計画に忠実でありたい。
このツールはとても暑い。平地担当のニルス・ポリッツは序盤から遅れており、第1ステージでマルク・ソレルやティム・ウェレンスも遅れている。
ステージ序盤から、アシストを消耗していくのは得策ではないと考えている。このステージは足試しで、ライバルを調子をみただけだ。マイヨジョーヌをとったことでチームは集団コントロールをしないといけない。
さて、次のステージでは、どうするだろうか?
コメント
マリアローザ→マイヨジョーヌ
まだ、頭の中がジロのままですね。また、間違えそう。また、教えて下さい
レムコがカラパスの前でゴールしていたとしたらまったく同着になってましたね、そしたらどうなったのかな。
3stはスプリンターチームが力を貸すでしょうから、大きな消耗は避けられそう。プロトン後方同タイムで順位を下げればマリアローザは手放せそう。マリアローザはまったく手放さなかったけれど、ツールでは過去の経験も踏まえてかなり慎重のようですね。ホワイトも卒業してだいぶ大人になったなぁポガチャル
タデイ・ポガチャルは、最後を見据えてますね。アシストの消耗は避けたい。さらにチームでの上位も狙っていそうです。
最後に、レムコ・エヴェネプールが追いつくのを確認してから、ゴールでは着順をさげるとは策士ですね。
ガビリエで爆発しそうですが、まずは上位を絞り込みたいでしょう。