ツール・ド・フランス第3ステージは、ジュリアン・アラフィリップの見事な逃げ切り勝利だった。
しびれましたねえ~。
チームが喜びに沸いていたころ、グルペットがゴールしたあとに、最後のライダーとして帰ってきた選手がいた。
それが、カスパー・アスグリーン(Deceuninck – Quick Step)だった。
第2ステージ終了時点では、総合12位につけていたのに、一気に総合最下位になったしまった。
カスパー・アスグリーン
We have an update on the condition of @k_asgreen, who completed #TDF2019 stage 3 despite crashing in the final kilometers: https://t.co/XC4yCpbRoN
Photo: @GettySport pic.twitter.com/MTTrCYQXiX— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年7月8日
カスパー・アスグリーンは、今年ツールデビューを果たした33人の中の一人。その中でも注目していた若手のホープだった。
ツアー・オブ・フランダースの準優勝者であり、デンマークの国内タイムトライアルチャンピオンであるアスグリーン。
彼は、ベルギーチームのラインナップにおいて重要な役割を果たしていた。
タイムトライヤルも強く、スプリントのリードアウトも出来る。
山岳も強くオールラウンダーの走りをみせてくれるカスパー・アスグリーン。
それが何故?
前輪が破損し、フレームは見事に折れている。相当な衝撃であったことは間違いない。
クラッシュする前に、チームメイトのミケル・モルコフがアスグリーンの近くにいた。
モルコフは危険についてアスグリーンに警告していたのに、アスグリーンは反応せずに真っすぐに走ってしまった。
スピードが出ている集団の中だったので、声が聞こえなかったんだろう。
映像では、見れていないが道路の真ん中ならば、旗を振る警備員がいたはずなんですけど、標識だけだったようですねえ~。
チームマネージャのPatrick Lefevereは、カスパー・アスグリーンが今後も継続できることを望んでいると語った。
「彼は私たちのチームの原動力だ。回復できることを願っている」
第4ステージの出走はわからない
レースドクターがすぐに、クラッシュ後のアスグリーンを診察。
アスグリーンは、ゴールすると言ってバイクを乗り換えてトップから20分16秒遅れでゴール。
検査のために、救急車で病院に行った。
ケガは、頭痛があるのと歯が1本ヒビが入ってます。あとは打ち身ですね。
Decuninck-Quickstepのウェブサイトでは、月曜日の夕方更新を発表
「Deceuninck – Quick-Stepの医療スタッフはアスグリーンを一晩モニターし続ける。
明日の朝に出走についての最終決定を下す」
と述べている。
デンマークTTチャンピオンにもなったのに残念な落車です。
追記
反応時間、記憶、協調などをテストし、脳震盪や脳に関する異常はなかったようで一安心。
メカニックが急いでカスパー・アスグリーンのバイクを作成しているそうです。
追記2
脳震盪に関するテストでOKだったので、第4ステージから無事にスタートしています。良かった。
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