2024 ツアー・オブ・オマーン第1ステージ　唯一のスプリンターステージを獲得したのは?

2月は中東にレースが集まる。アラウルツアーに続いてツアー・オブ・オマーン。Tour of Oman(2.Pro)

直前のマスカット・クラシックは、UAE Team Emiratesのフィン・フィッシャーブラックが見事な逃げ切り。

今年は5ステージ。さらにスプリンターのためのステージは第1ステージのみとなる。スプリンターには厳しいプロレースとなる。

 

過去の優勝者は

• 2023   マッテオ・ヨルゲルソン
  
• 2022　ヤン・ヒルト
• 2019　アレクセイ・ルチェンコ
• 2018　アレクセイ・ルチェンコ
• 2017　ベン・ヘルマンス
• 2016　ヴィンチェンツォ・ニバリ
• 2015　ラファエル・バルス
• 2014　クリス・フルーム
• 2013　クリス・フルーム
• 2012　 ピーター・ヴェリツ
  
• 2011　ロベルト・ヘーシンク

 

第1ステージ　オマーン・アクロス・エイジス・ミュージアム～オマーン・コンベンション＆エキシビション・センター 　181.5 km

 

ツアー・オブ・オマーンは、湾岸諸国の内陸部、真新しいオマーン・アクロス・エイジズ・ミュージアムから始まる。

そこから東に向かい、オマーンの首都マスカットに向かう。途中で登る必要はない。スプリンターはこの日にかけないといけない。

 

1. スプリントポイント　Al Alya
2. スプリントポイント　Ad Dasur

 

注目されるライダーは

• UAE Team Emirates　アダム・イェーツ、デエゴ・ウルッシ、フィン・フィッシャーブラック、アルパロホセ・ホッジ
• Arkéa – B&B Hotels　エリー・ジョスペール、アモリ・カピオ、クリスチャン・ロドリゲス
• Soudal – Quick Step　マウリ・ファンセヴェナント、ヤン・ヒルト、ファウスト・マスナダ
• Intermarché – Wanty　ルイス・メインチェス、ロレンツォ・ロタ
• Team Jayco AlUla　カレブ・ユアン、ルーク・ダーブリッジ
• Team dsm-firmenich PostNL　ファビオ・ヤコブセン
• Lotto Dstny　トーマス・デヘント
• BORA – hansgrohe　エマヌエル・ブッフマン、アントン・パルツアー
• Cofidis　ヘスス・エラダ、ブライアン・コカール
• Uno-X Mobility　アレクサンダー・クリストフ
• Astana Qazaqstan Team　アントン・チャーミグ、イーデ・シェリング
• JCL Team UKYO　山本大喜、石橋学、増田成幸

 

スタート

 

スタート。最前列は、オマーンの選手とTeam dsm-firmenich PostNLのライダー。

 

ニュートラルスタートでは、オマーンの選手が最前列に。

 

Cofidisのブライアン・コカールは、上れるスプリンターだけど、このステージしかチャンスはないだろう。

 

さあ、オフィシャルスタート。

 

さあ、すんなりと決まるか。

 

6人が前にでた。これは捕まる。

 

今度は単発。

 

これに3人がジョイン。

 

5人が抜け出す。

1.  ポリクロニス・ツォルツァキス (Roojai Insurance)
2.  AL-WAHIBI Mohammed (Oman)
3.  MAZUKI Nur Amirul Fakhruddin (Terengganu Cycling Team)
4. オスカル・ペレグリ (Burgos – BH)
5.  AL HSANI Munther (Oman)

 

集団はTeam dsm-firmenich PostNLが引いている。残り174kmで30秒差。

 

集団は、Team dsm-firmenich PostNLの後ろに、UAE Team Emiratesが続いている。残り150km。

 

先頭は4人となった。

1.  ポリクロニス・ツォルツァキス (Roojai Insurance)
2.  AL-WAHIBI Mohammed (Oman)
3.  MAZUKI Nur Amirul Fakhruddin (Terengganu Cycling Team)
4. オスカル・ペレグリ (Burgos – BH)

 

スプリントポイント　Al Alya

ここはBurgos-BHのオスカル・ペレグリが1位通過。

1.  オスカル・ペレグリ (Burgos – BH)　3ポイント・3秒
2. ポリクロニス・ツォルツァキス (Roojai Insurance)　2ポイント・2秒
3.  MAZUKI Nur Amirul Fakhruddin (Terengganu Cycling Team)　1ポイント・1秒

 

スプリントポイント　Ad Dasur

ここは、ギリシャのロード王者に5回なっているポリクロニス・ツォルツァキスがトップ通過。

1. ポリクロニス・ツォルツァキス (Roojai Insurance)　3ポイント・3秒
2.  オスカル・ペレグリ (Burgos – BH)　2ポイント・2秒
3.  MAZUKI Nur Amirul Fakhruddin (Terengganu Cycling Team)　1ポイント・1秒

 

Burgos-BHのオスカル・ペレグリは、集団に戻る。

 

ポリクロニス・ツォルツァキス (Roojai Insurance)は、集団に戻るのかと思ったけど、ボトルの補給。

 

残り59kmで1分5秒差に。

 

UAE Team Emiratesのエースナンバーはアダム・イェーツ。

 

Uno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフは、このステージしかチャンスはない。

 

残り11kmで先頭の3人は捕まる。

 

もう、あとはスプリントに向けて位置取りだけだ。

 

各チームがトレインを組む。Astana Qazaqstan Teamは、グレブ・シリツァ。Team Jayco AlUlaは、カレブ・ユアン。Cofidisは、ブライアン・コカール。Uno-X Mobilityは、アレクサンダー・クリストフ、Team dsm-firmenich PostNLはファビオ・ヤコブセンで狙う。

 

残り2km。Team dsm-firmenich PostNLとTeam Jayco AlUlaが先頭に。

 

先頭をUno-X Mobilityが固める。

 

先頭はTeam Jayco AlUla。カレブ・ユアンが絶好の位置だ。

 

ゴール手前で、Team Jayco AlUlaのスチュワート・キャンベル、Uno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフ、カレブ・ユアン、ブライアン・コカールと並ぶ。

 

残り150mでアレクサンダー・クリストフが先頭に。ちょっと早いか。後ろは、カレブ・ユアンだ。

 

カレブ・ユアンが、アレクサンダー・クリストフの後ろからまくる。

 

上りゴールで、カレブ・ユアンが先頭に立った。ブライアン・コカールが後ろから追い込んでくるぞ。

 

カレブ・ユアンとブライアン・コカールの二人がハンドルを投げた!

 

勝ったのは、カレブ・ユアンだ!

 

あ～、上からみると結構な差だ。

シーズン初戦のオーストラリアクリテリウムで勝利していたけど、UCI公認レースではない。

 

カレブ・ユアンは、Lotto DstnyからTeam Jayco AlUlaに移籍して、ついにチームに1勝をプレゼントした。

このオマーンでは、このステージしかスプリンターが活躍できない。たった1回のチャンスをカレブ・ユアンは逃さなかった。素晴らしい!

 

リザルト

優勝したカレブ・ユアンのコメント

今年は思ったようにスタートできなかった。正直なところ、プレッシャーは大きくなっていた。ツアー・ダウンアンダーでは、もちろん勝てなかった。自分には脚力があることはわかっていたけど、それがまだ発揮できていなかった。幸いなことに、なんとか仕事をやり遂げることができた。これにはとても満足している。

このオマーンでの最初のステージは、リードアウトであるマキシミリアン・ヴァルシャイドに慣れることでもあったのでは。2人にとって初めてのレースでしたね。

彼はとてもよくやってくれた。タイミングがとても重要になることはわかっていた。特に最後の大きな長い道のりがね。幸運なことにタイミングは最高だった。

僕はオーストラリアにいたから、この前のトレーニングキャンプもやっていない。だからマックスとはまだお互いをよく知らない。レースで対戦したことはあるけど、チームメイトとして走ったことはなかったんだ。

ツアー・オブ・オマーンの残りのチャンスはゼロに等しいですね。

これからの数日間は、主にこれからのためのトレーニングになる。ティレーノ〜アドリアティコとミラノ〜サンレモも近い。だから、クライミングの脚を良くするために、これからの数日間、深みにはまることができるんだ。

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

新人賞