実用的に乗れるバイクを作りたいと米国のTriRigは考えた。
可能な限り軽いパーツを選択。さらに、自社開発の5つの軽量パーツを使って3.554kgというロードバイクを作りだした。通常3kg台だとショーバイクで実用的ではないと言われている。
TriRig SLでは、実際に乗れるバイクとして作成されている。
TriRig SL
フレームは、2009 Cannondale SuperSix EVO。SuperSix EVOは当時リムブレーキ専用に作られていた。多くのヒルクライマーが未だに使用しているフレームだ。
ぺイントを研磨して約100g節約している。
クランクはTHM Tornoで、Fibre-Lyteのカスタム チェーンリングが取り付けられている。
重量が 700g未満と言われているホイールセットは、AX-Lightness リムとExtralite ハブを使用し、 Pillar のチタン スポークで組み立てられている。
サドルとシートポストはDash Cyclesの特別製で 、シートポストクランプはDarimo Sub4で、重量が4g未満であることからそう呼ばれている。
TriRig は、Jagwire Link ケーブルと、重量を約100gまで減らすためにカスタマイズされたSRAM Red リアディレイラーを使用している。
TriRig SL 超軽量パーツ
MERCURY SL
Mercury SLペダルは、TriRig が「これまでに作られた中で最も軽いペダル本体」と表現するものを特徴としている。
プラットフォーム自体はなく、2 つの大きなステンレス鋼ベアリングで回転する車軸だけ。TriRig によると、このペアの重量はわずか 71gだという。
クリートは3ボトル対応で、これも軽量。
オメガ SL ブレーキ
公称重量は、ハードウェアとパッドを含めてわずか 81g。12年間のブレーキ設計から得られたすべてのテクノロジーを、絶対的な最低限度まで削ぎ落とす製品となっている。
パシュート SL
最小限のチタン製ハードウェアを含めた重量は 215g。非常に軽量でありながら非常に堅牢であり、複雑な 3D 表面加工が剛性を犠牲にすることなくエアロ効果をもたらす。
バーエンドには Control SL を取り付けるために事前に穴が開けられており、ハンドグリップに組み込まれた 5度のアップスイープにより完璧な乗り心地が実現する。
この軽量バイクを作成したニック・サラザールは
「そうですね、素晴らしいですね。時速0km/hから25km/hまでの最初の数回のペダルストロークは本当に信じられないほど。
他に類を見ない動きをしますし、とても軽いのでハンドリングも少し違う。バイクをただ走り回りたいだけなのです。
重要なのは、これによって機能や耐久性が犠牲になるわけではありません。舗装された道ならどこでも走れる、とても乗りやすいバイクです。登るときも、下るときも、コーナリングするときも、スプリントするときも、このバイクはほとんど何でもできます。」
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