ツール第3ステージは、総合勢にとっては休息が得られたステージ。集団コントロールはスプリンターチームが担当。
Jumbo-Visma、INEOS Grenadiers、UAE Team Emiratesは集団先頭に姿を現すことはゴール手前からだけだった。
このステージを61位でフニッシュしたINEOS Grenadiersのエガン・ベルナル。だがゴール後にUCI25ポイントに罰金500スイスフランを支払っている。
あと1回でタイムペナルティ1分に
Eating on the move 🌬️
We’re into the final 40km of today’s #TDF2023 stage. Will we get that sprint finish? pic.twitter.com/zC6xN9y9n8
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) July 3, 2023
エガン・ベルナルが罰金とUCIポイントを失った理由は、ボトルの投げ捨てだ。
現在、ゴミの廃棄、ボトルは廃棄物ゾーンでしか捨てられない。コースマップにも記載されており、コース上でも廃棄ゾーンがわかるように大きなコーンが置かれている。
ツールは、ヘリが2機、モトバイクが多数カメラで選手を追っている。廃棄物ゾーン以外でポイ捨てすると、すぐにわかってしまう。
ポイ捨てに関するルールは最初は1発退場だった。
2021年4月1日からは、指定ゾーン以外でのボトルの廃棄には厳しいルールを実施。ワンデイレースでは1発退場というルール。
このため、男子ではミヒャエル・シェアー(AG2R Citroën Team)が失格。
女子ではレティシア・ボルゲーシ(Aromitalia – Basso Bikes – Vaiano)が一発退場。
あまりにも厳しいということで、UCIは2週間後に一度ルールを改正。
既存ルールでは、ワンデイレースでは一発退場だったのが
- 1回目の違反 罰金とUCIポイントの減点
- 2回目の違反 失格
に変更。
ステージレースでは
- 1回目の違反 罰金 UCIポイントの減点
- 2回目の違反 1分間のペナルティ
- 3回目の違反 失格
100から500スイスフランとイベントのクラスに応じて5から25UCIポイントの減点となる。
実際、ファンは的と網を設置し、ライダーに的に投げるよう挑戦し、一部のレースファンから高く評価されている。映像でも集団からボトルが投げられて、ファンが拾いに走っている姿を良くみますね。
第3ステージでは、ゴミ捨てで、3人が罰金を受けている。
- エガン・ベルナル INEOS Grenadiers
- ラモン・シンケルダム Alpecin-Deceuninck
- クリス・ハーパー Team Jayco AlUla
エガン・ベルナルは、43秒遅れの総合18位。あと1回のポイ捨てで1分のペナルティとなる。これは総合を争うライダーにとっては致命的なタイム差となる。
絶対に廃棄ゾーンを守らないといけない。
コメント