AG2R Citroën Teamが クリテリウム・デュ・ドーフィネで乗るロードバイクに新型のプロトタイプと見られるバイクが発見されている。
メンバー全員が乗る訳ではなくて、一部のライダーが使用する。
#CREATE SPEEDとダウンチューブにかかれており、BMCのバイクであることは間違いないが、どんなバイクなのだろうか。
最新世代の Timemachine Road?
#CREATE SPEEDは、BMCが以前に使用したハッシュタグ。
シートチューブには、UCIプロトタイプのステッカーが貼られており、未発売のフレームであることは間違いない。
発表は、7月1日のツール・ド・フランスの前後となるだろう。現在の Timemachine Roadは5年前の 2018年7月にリリースされたので、新型が出てもおかしくない時期だ。
BMCのTimemachineと比べて大きく違う点は、フォークの幅。どれだけのタイヤが入るんだというような感じだけど、これは空気抵抗を考えて作られているのは間違いない。
ロータスとホープが、協力して作成した、HB.Tトラックバイクに似ている。
ヘッドチューブの形状も球根型にみえる。ハンドルはフレアだし、エアロを考え抜いている。
ヘッドチューブの幅も凄いことに。 BMCは、UCIの 3:1規定の緩和 (フレーム要素の深さは幅の 3 倍を超えてはいけない) を利用している。
トップチューブは極限まで薄くなっている。ドロップシートチューブとシートチューブの接合部もエアロ形状を考えて設計されている。TTバイクのような形状になっている。
そして、BMCのTimemachineといえば、ボトルゲージと一緒になったダウンチューブの形状が見られるけど、プロトタイプでもボトルゲージに工夫があるように見られる。ダウンチューブは切り取られている。
そして、コンポは新型Campagnoloだ。
フレームの形状は、カムテールで後端が切り取られた翼型となっている。シートチューブ後部に見られるボルト穴は、シートポストの高さ調整用だ。
そして、プロトタイプに乗れるのは、ベン・オコナーとグレッグ・ファンアーヴェルマートの二人だけ。 クリテリウム・デュ・ドーフィネでは、二人のバイクに注目だ。今の所、黒いバイクだったら、プロトタイプだとみて間違いない。
今シーズン末まで、AG2R Citroën Teamは新型のバイクに乗るでしょうね。
ただ、AG2R Citroën Teamは2024年からVan Ryselにバイクスポンサーを切り替えると言われている。
この新型となるバイクは来シーズンはLotto-Dstnyが乗っているかも。
コメント
凄まじいフロントフォークの形状に、流れるようなBB周辺、そして近年のトレンドになりつつあるフレアハンドル…。
現行モデルよりもさらに高くなるんでしょうけど、欲しくなっちゃいますねw(買えないけど)
数年前までエアロロードの形状はどれも似たり寄ったりの効率的な形に収束しつつありましたが、
トレックのマドンGen7、ビアンキのオルトレRC、独自路線を続けてきたサーヴェロS5など個性的なバイクが最近見られるようになってきて多様性が復活しつつあるのは機材ファンとして嬉しい限りです。
エアロロードの完成形にいち早くたどり着きながらも、その役割をターマックSL7に託し市場から姿を消したスペシャライズドのVENGEも
多様化してる今のエアロロード界を見ると個性的なエアロロードとして戻ってくるような気がします。(そのときの名称はRe.VENGEとかだとオシャレ)
スペシャライズドはエアロロードとは正反対のAETHOSに舵を切った以上、車種が増えすぎるので無いかもしれませんが。
確かに、かなり攻めてるフレームになってますね。フォークの幅が広いことでの効果は、ロードでも得られるのか注目です。
ただ、価格は本当に高くなりそう。これまでも、傑作フレームとか出してましたし。
https://chan-bike.com/bmc-is-een-10-000-meesterwerk-frameset
VENGEが戻ってくるという噂は、何度か海外サイトにも出てました。実際は、どうなるかはわからないですけど、ユーザーの選択が増えるのは良いことだと思うのですが、どうでしょうね。