ジロ・デ・イタリアは、レムコ・エヴェネプールがコロナで去っていらい、あまりスペクタクルを提供してこなかった。
クイーンステージも短縮となり、これまでの山岳では向かい風や悪天候もあり総合勢の目立った争いは全くと言って良いほど皆無だ。
これについて、総合2位のゲラント・トーマスがインタビューに答えている。
戦いはどこで?
When you come up with a cracking new dad joke
And none of the boys laugh pic.twitter.com/yYorZSmGGu
— Geraint Thomas (@GeraintThomas86) May 18, 2023
登りのタイムトライアルが始まるころには、まだ数分の話にはならないだろう。自分も少しがっかりしている。
自分もライバルに対して自分を試したかったからだ。紙の上では、すでにチャンスはあった。でも、みんな最終週のことを考えていたんだ。
それ以外にも理由はあると思いますか?
例えば第7ステージのグランサッソでは、向かい風が大きなゲームチェンジャーとなった。でも、最大の理由は、集団のレべルが格段に強くなったことだ。
かつてのジロでは、まさにスペクタクルに溢れたグランツールでした。5年前には、フルームの驚異的な独走がありましたね。
あれは純粋なエンターテイメントだった。しかし、ライダーとしては、無駄なエネルギーを使わずにレースに勝ちたいものだ。
3週目のコースは、もっとも厳しいと言われてますが、これについては?
3つの上り坂と超重量級のタイムトライアルで、とにかく何かが起こるだろう。私もレースをしたい。
でも、エンターテイメントとしてアタックして、他の選手に総合優勝を任せて自滅するようなことはしたくない。
あなたが考える総合優勝の最大のライバルは?
ログリッチとアルメイダが最も近く、現在、総合優勝の最大の脅威となっている。しかし、ダミアーノ・カルーゾを過小評価していない。
彼は多くの経験を持ち、非常に安定したライディングをする。トップ10の全員が脅威であることに変わりはない。ジロの最終週には多くのことが変化することを、我々は過去から知っている。
しかし、人気選手たちの間で突然の分刻みの入れ替えはないだろう。
マーク・カヴェンディシュの引退発言については?
マークはジロのスタート時にすでに私にそう言っていた。しかし、自分は彼を信じず、彼が続けると思っていた。
マークは一緒に素晴らしいキャリアを歩んできた。彼がこのジロでもう1度ステージ優勝を果たし、ツールでのステージ優勝回数の記録を更新してくれることを願っている。
彼とは25年来の知り合いだ。これほど長い間チームメイトであったこと、そしてコペンハーゲンで彼の世界タイトル獲得に貢献できたことを誇りに思う。
自分の来シーズンの契約については、どうなってますか?
イネオスとの契約延長の話は、すでに始まっている。数週間後には、うまくいけばもっと明確になるはずだ。
ゲラント・トーマスが、自分から攻撃することはないようだ。あくまで、ログリッチ、アルメイダ、カルーゾが攻撃してきた時に迎撃することを考えている。
休養日を挟んだことで、落車の影響が心配されていたプリモッシュ・ログリッチも動いてくるかもしれない。まずは、第16ステージの登りゴールの結果に注目だ。
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