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シクロクロスワールドカップ2022-2023第14戦ブザンソン 世界選手権前の勝者は?

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Photo credit: Hads007 on VisualHunt
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世界選手権1週間前の第14戦はフランスのドゥー県にあるブザンソンで行われる。

世界選手権の前の男子エリートは優勝候補のマチュー・ファンデルプールが出場。女子は、パック・ピーテルスが出場となる。調子のほどはいかに。

 

女子ワールドカップの順位 (13戦後)

  1. フェム・ファンエンペル 395ポイント
  2. パック・ピーテルス 350ポイント
  3. シリン・ファンアンローイ 264ポイント
  4. インゲ・ファンデルヘイデン 221ポイント
  5. セイリン・アラマバード 203ポイント

 

男子ワールドカップの順位 (13戦後)

  1. ローレンス・スウィーク 355ポイント
  2. マイケル・ファントーレンハウト  309ポイント
  3. エリ・イーゼルビット 274ポイント
  4. ラース・ファンデルハール 265ポイント
  5. ニルス・ファンデプッテ 228ポイント

 

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第14戦ブザンソン

コースマップ photo .uci.org/race-hu

 

コースは、ブザンソンの町のすぐ西にあるマルコムのレクリエーションスポーツ エリアにある。典型的なフランスの牧草地のコースで、いくつかのスロープ、橋、階段がある。

全長は3.3kmを超え、シクロクロスレースとしてはかなり長い。昨年と、コースはほとんど変わっていない。ただ、泥はないので、コースは高速となりそうだ。

 

女子エリート

注目はパック・ピーテルスだ。

 

1列目のスタートは

  •  パック・ピーセル (Alpecin – Deceuninck)
  •  インゲ・ファンデルヘイデン (777)
  •  デニス・ベッセマ (Pauwels Sauzen – Bingoal)
  •  マリン・シュライバー (Tormans Cyclo Cross Team)
  •  マノン・バッカー (Crelan – Fristads)
  • アンネマリー・ワースト (777)
  •  アメニク・アンアルフェン (777)
  •  CLAUZEL Hélène (AS Bike Racing)

 

さあ、スタート!

 

トップは、ブランカ・カタバスか?

 

すぐに、パック・ピーテルスが先頭に出る。

 

これは、はやくも先頭をずっと走るパターンなのか。

 

パック・ピーテルスの後ろは、アンネマリー・ワースト。ブランカ・カタバスと続く。

 

あっと、パック・ピーテルスが登りで止まった。次々とライダーが抜いていく。

 

なんと、パック・ピーテルスはチェーン落ちだ。

 

この間に、皆は飛ばしている。

 

パック・ピーテルスは、20番手くらいまで下がる。

 

2周目

アンネマリー・ワーストがトップか。

 

ブランカ・カタバスがトップに躍り出る。パック・ピーテルスは、もう8番手まで上がってきた。

 

パック・ピーテルスは、バイク交換。

 

メカニックは、どこが悪いのか確認している。

 

どこで、パック・ピーテルスは、上がってくるのか。

 

ここだ。登りで一気にパック・ピーテルスが前にくる。

 

 

もう、2番手まで上がった。

 

しばらく2番手で走りそうだ。

 

まだ、パック・ピーテルスは休憩しているのか2番手。

 

インゲ・ファンデルヘイデンがトップを引く。

 

3周目

そのまま2位でパック・ピーテルスは通過。

 

ここだ。パック・ピーテルスは、ただ一人バニーホップで越えていく。

 

バイクを降りないパック・ピーテルスは、ここからスパート!

 

猛烈な勢いで、走りだした。

 

もう、後ろが見えない。

 

まだ、インゲ・ファンデルヘイデンが追っている。

 

インゲ・ファンデルヘイデンと、アンネマリー・ワーストが2番手で追う。

 

パック・ピーテルスは自分のペースで走りだした。

 

777チームの二人が追うがタイム差は変わらない。

 

4周目

タイム差は22秒に。

 

デニス・ベッセマが階段でつまずく。

 

5周目

二人で先頭交代してパック・ピーテルスを追う。

 

4番手はゾーイ・バクステッドだ。

 

6周目

最終周回にパック・ピーテルスは向かう。

 

777チームが追うがタイム差は変わらない。

 

パック・ピーテルスは、ゴールに向かうだけだ。

 

パック・ピーテルスが独走で勝利。チェーン落ちも全然関係なかった。1週間後の世界選手権に向けて万全の体調だ。

 

2位はアンネマリー・ワースト。

 

3位にインゲ・ファンデルヘイデン。

 

4位は英国チャンピオンのゾーイ・バクステッドが入った。彼女は嬉しそうだ。

 

リザルト

パック・ピーテルスのコメント

今日はいい感じだった。1周目に運悪く、チェーンが動かなくなってしまった。でも、すぐに戻ってこれたので、それから一人で行くことにしたんです。

あの追走は体力を消耗するもので、少し早く戻りたかったのかもしれない。でも、そのときはまだ集団が大きかったので、エネルギーを補給することができた。

昨日はフェム・ファンエンペルが勝利。今日はあなたが勝ちましたね。

お互いに自分の価値を見せ合わないとね(笑)。

ワールドカップに向けて、あとはどうしますか?

残りの1週間は静かに過ごせそうです。クロストレーニングもやるかもしれませんが、主にしっかり休むことが大事です。

 

  

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 PIETERSE Puck
Alpecin – Deceuninck 40 0:45:21
2
 WORST Annemarie
777 30 0:37
3
 VAN DER HEIJDEN Inge
777 25 0:43
4
 BACKSTEDT Zoe
EF Education-TIBCO-SVB 22 1:02
5
 VAS Kata Blanka
Team SD Worx 21 1:09
6
 SCHREIBER Marie
Tormans Cyclo Cross Team 20 1:10
7
 BAKKER Manon
Crelan – Fristads 19 ,,
8
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 18 1:11
9
 CLAUZEL Hélène
AS Bike Racing 17 1:18
10
 NORBERT RIBEROLLE Marion
Crelan – Fristads 16 1:24
11
 VAN ALPHEN Aniek
777 15 1:31
12
 ROCHETTE Maghalie
  14 1:44
13
 ZEMANOVÁ Kristýna
Brilon Racing Team MB 13 1:52
14
 FRANCK Alicia
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 12 2:19
15
 BURQUIER Line
  11 2:34
16
 BARONI Francesca
Pissei – Groep T.O.M. 10 2:50
17
 FOUQUENET Amandine
Arkéa Pro Cycling Team 9 2:51
18
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster Bonache Cycling Team 8 ,,
19
 CASASOLA Sara
Selle Italia – Guerciotti – Elite 7 2:52
20
 CLAUZEL Perrine
AS Bike Racing 6 3:11
21
 GONZALEZ Lucia
Nesta – MMR CX Team 5 3:17
22
 LECHNER Eva
FAS Airport Services 4 3:25
23
 GARIBOLDI Rebecca
Team Cingolani Specialized 3 3:32
24
 MUNRO Madigan
Trek Factory Racing CX 2 3:40
25
 MACLEAN-HOWELL Ella
Hope Factory Racing 1 3:41
26
 NUSS Raylyn
Steve Tilford Foundation Racing   3:47
27
 DURAFFOURG Lauriane
AS Bike Racing   4:09
28
 BROUWERS Julie
De Ceuster Bonache Cycling Team   4:13
29
 KILLIPS Austin
Nice Bikes   4:32
30
 RODRIGUEZ Sofia
Nesta – MMR CX Team   ,,

 

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男子エリート

注目はマチュー・ファンデルプール。1週間前でどんな走りを見せるだろうか。「私が昨日ではなく今日運転していることを意識しているのは確かだ。ワウトを避けるためだ。自分のレベルに満足しているか?そうだと思う。」

 

39歳のスティーブ・シャイネルは、2000年からワールドカップに乗っているが、今日が最後のシクロクロスとなる。

 

マチューは最前列に並んだぞ。今日はトップライダーが少ないからかな。

 

 

スタートだ。

 

スタートダッシュ。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭に出る。後ろはトーン・ファンデボッシュ。

 

マチュー・ファンデルプール先頭でフィールドに。

 

 

このままトップを独走か。

 

あららっ、マチュー・ファンデルプールは番手を下げていく。

 

マチュー・ファンデルプールは、さらに後ろに。先頭はケヴィン・クーン。

 

2周目

マチューは後方。

 

マチューは調子が悪いのか?

 

泥もなく高速コース。

 

3周目

マチューが4番手に上がる。先頭はAG2R Citroën Teamで走るクレマン・ヴァントゥリーニ。フランス王者だ。

 

先頭は、ヨリス・ニューウェンハイスに変わる。

 

この登りでマチューが2番手にあがる。

 

エリ・イーゼルビットが先頭に立つ。

 

4周目

どこで、マチューは仕掛けるのか。

 

高速コースなので、中々ばらけない。

 

カーブでマチューが先頭に。

 

ここからペースを上げる。

 

猛烈なスピードで走り始めた。

 

凄いスピードだ!

 

たまらずエリ・イーゼルビット、ヨリス・ニューウェンハイスらが切れてしまう。

 

2番手は、フランス王者のクレマン・ヴァントゥリーニ。

 

5周目

マチューは、調子が悪い訳ではなかった。潜んでいただけだったようだ。

 

クレマン・ヴァントゥリーニ、ヨリス・ニューウェンハイスの並びで5周目に。

 

マチューは自分のペースで走るだけだ。

 

6周目

単独でマチューが6周目に。

 

後続は、団子状態だ。

 

マチューは、勢いが凄すぎて階段で躓きそうになる。

 

やっと、ワールドカップリーダーのローレンス・スウィークが2番手に上がってきた。

 

7周目

29秒遅れで、ローレンス・スウィークが2番手で通過。

 

高速なこのコースは抜きにくいのかもしれない。

 

マチューの予行演習はバッチリだ。

 

ヨリス・ニューウェンハイスが再び先頭に。

 

2位争いは決着がつかない。

 

マチューはゴールに向かうだけだ。

 

9周目

ケヴィン・クーン先頭で最終周回に。

 

マチューは最後の階段に。

 

エリ・イーゼルビットが飛ばす。

 

表彰台は誰だ。

 

ローレンス・スウィークがアタックだ!

 

エリ・イーゼルビットが遅れて、ヨリス・ニューウェンハイスが3番手に。

 

マチュー・ファンデルプールは、余裕のレース運びで世界選手権前のレース制覇。調整はバッチリと言った感じだ。

 

2位には、ローレンス・スウィークが貫禄で入った。3位はスプリントでヨリス・ニューウェンハイスが入っている。

 

リザルト

マチュー・ファンデルプールのコメント

ブザンソンでは独走勝利でしたが、来週はワウトとの決戦ですね。

ワウトが何度か優位に立ったことがあるけど、できれば僕が対抗したい。

中々今日は攻撃しませんでしたね。

序盤は差をつけるのが大変だった。スピードを落として、一番厳しいところをアタックして様子を見たかったんだ。それがうまくいったので、満足している。

このような高速コースでは、あれがベストだ。大きな集団の中で、お互いを見合うようになる、それも狙いだった。すぐにいいリードができた。

かなりいい感じだったので、満足できる。少し休めば、ベストな状態になる。来週は最高のクロスレッグができるように、もう少しタフだけど短いトレーニングをし、休養もとる。

 

3位のヨリス・ニューウェンハイスは、今シーズンのワールドカップで初めての表彰台だ。シクロクロスに専念して良かったのかも。

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin – Deceuninck 40 1:01:33
2
 SWEECK Laurens
Crelan – Fristads 30 0:49
3
 NIEUWENHUIS Joris
Baloise Trek Lions 25 0:52
4
 VENTURINI Clément
AG2R Citroën Team 22 ,,
5
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 21 0:53
6
 KAMP Ryan
Pauwels Sauzen – Bingoal 20 ,,
7
 KUHN Kevin
Tormans Cyclo Cross Team 19 1:00
8
 KUYPERS Gerben
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 18 1:03
9
 BOROŠ Michael
Elkov – Kasper 17 1:04
10
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 16 1:17
11
 VAN KESSEL Corné
Deschacht – Hens – Maes 15 1:38
12
 BAESTAENS Vincent
Spits CX Team 14 1:41
13
 VANDEBOSCH Toon
Alpecin – Deceuninck 13 1:42
14
 DUBAU Joshua
Van Rysel Cross Team 12 ,,
15
 KONWA Marek
  11 ,,
16
 MEIN Thomas
Hope Factory Racing 10 1:46
17
 HENDRIKX Mees
Crelan – Fristads 9 1:55
18
 ROUILLER Loris
Cross Team Legendre 8 2:08
19
 FONTANA Filippo
  7 2:14
20
 RÜEGG Timon
Cross Team Legendre 6 2:24
21
 SUAREZ Kevin
Nesta – MMR CX Team 5 2:29
22
 KIELICH Timo
Crelan – Fristads 4 2:36
23
 AERTS Thijs
Baloise Trek Lions 3 2:41
24
 BERTOLINI Gioele
Selle Italia – Guerciotti – Elite 2 2:43
25
 DOUBEY Fabien
TotalEnergies 1 2:45
26
 WHITE Curtis
Steve Tilford Foundation Racing   2:59
27
 DUBAU Lucas
Van Rysel Cross Team   3:03
28
 MENUT David
    3:07
29
 ORTS Felipe
Burgos-BH   3:18
30
 VAN DER POEL David
Alpecin – Deceuninck   3:25

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