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2022世界選手権でウクライナの選手がナイロ・キンタナと同じトラマドールが検出され失格に

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Photo credit: sjrowe53 on Visualhunt
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UCIは、ウクライナのライダー、ミハイロ・コノネンコ(Mykhaylo Kononenko)が、トラマドールの競技中の使用禁止に違反したとして制裁を受けたことを発表した。

ミハイロ・コノネンコは2021年ウクライナ選手権TT優勝など、キャリアで10勝を上げている35歳。

UCIの声明では、乾燥血液サンプルの分析により、トラマドールとその2つの主要な代謝産物の存在が明らかになったと記されている。

 

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世界選手権の記録は抹消

 
 
 
 
 
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上記のインスタグラムの動画は、2022世界選手権の個人タイムトライヤルの映像だろうけど、43位となった記録も抹消される。

さらに、ミックスリレーも12位となっているけど、こちらはどうなるのか未定。

UCIは最初の違反であるため、ミハイロ・コノネンコは不適格とは宣言されず、したがって大会に参加することが出来るとしている。

UCIは2019年3月1日からトラマドールを禁止薬物に指定している。そして、世界反ドーピング機関WADAも2024年から禁止品目に設定することを発表している。

 

WADAはプレスリリースで、鎮痛剤にはパフォーマンスを向上させる効果があることが研究で明らかになったと発表している。一定の効果があることは間違いないでしょうね。

 

ナイロ・キンタナは?

 

一方、トラマドールが検出され、2022ツール・ド・フランスの資格剥奪について上告していたナイロ・キンタナだったけど、却下されている。

 

ナイロ・キンタナはビデオメッセージで、

「残念ながら結果は良くなかったが、これまでのキャリアで300回以上のドーピング検査を受け、陽性反応が出たことは一度もないと断言できる。

トラマドールを服用したことがないことも知っているが、それは後でお見せします。これを説明の中で行い、弁護をどのように提示したか、およびそのために取った手順を示します。

しかし今、嵐は過ぎ去らなければなりません。人生は続きます。私たちは未来に目を向けており、家族、国、友人のサポートがあることを知っています。(…)すべての情報を含めて、すぐにインタビューを行います。」

 

Team Arkéa Samsicは契約更新せず、噂に上がったAG2R Citroën Teamも移籍を否定。Astana Qazaqstan Teamも移籍先として上がっていたけど否定している。

 

すでに、2023年シーズンのメンバーは確定しているチームが増えてきている。ナイロ・キンタナを獲得するワールドツアーチームはないかもしれない。

こうなると、ナイロ・キンタナは地元のコンチネンタルレベルのチームで走ることも検討しなくてはいけなくなるのでは。

大変、厳しい状況と言わざるを得ない。

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