BORA-hansgroheのクラシックハンターであるニルス・ポリッツ。歯をむき出しにしてアタックを繰り出す姿はレースでも印象的だ。
2022年シーズンは、ルント・ウム・ケルンの勝利に続いて、ドイツ選手権でも勝利を獲得した。
ニルス・ポリッツは、ウィルコ・ケルデルマンが移籍することについて非常に憂慮している。彼は、チームに2年滞在したが、多くのことを貰らせてくれたと。
ウィルコ・ケルデルマンがチームに与えた影響
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2021年にウィルコ・ケルデルマンが移籍してきて、チームは総合を目指すことも出来るようになった。
ケルデルマンは、サガンが去った後、グランツールでのGC走行に重点を置くことを選択したBORA-hansgroheの重要なメンバーだった。
監督によると、ドイツとオーストリアでのメディア価値を考えての意識的な選択だったという。ケルデルマンがツールで5位に入ったことは、チームにとって重要なことだった。今年は、そこにジェイ・ヒンドレーのジロ優勝が加わった。
だが、ウィルコ・ケルデルマンはJumbo-Vismaに戻ることになる。
ニルス・ポリッツは、ウィルコ・ケルデルマンの移籍について以下のように語る。
彼はクラス分けのライダーとして、チームに多くの経験をもたらしてくれた。ウィルコは良いゲストだった。
2021年のツール・ド・フランスで、彼が5位になったときに一緒に走ったんだ。彼は精神的にとても強く、常に集中していた。
彼が帰国してしまうのは残念だ。Jumbo-Vismaに帰ってしまうので、そう言えるようになった。ウィルコという超優秀なチームメイトを失うことになるとは。
ウィルコ・ケルデルマンは、間違いなくチームに経験をもたらしてくれた。ウィルコは常に高いレベルで乗っていたが、1つか2つの勝利を逃しただけだ。それ以外は常にトップ10かトップ5に入っていたよ。
ただ、BORA-hansgroheにはアレクサンドル・ウラソフ、そしてセルジオ・イギータも移籍してきており、総合では問題がないようにも見える。
来年もツールに期待
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ニルス・ポリッツ自身は、2023年に再び春のクラシックを目標にする。
2019パリ・ルーベでは2位となっており、2022ドワルス・ドール・フラーンデレンで5位。
ドワルス・ドール・フラーンデレン、パリ~ルーベでは突破口を開くことができなかった。来シーズンのクラシックに向けた準備については、まだほとんどわかっていない。
12月になったら、その話をしよう。また、パリ~ニースやティレーノ〜アドリアティコのコースにも左右される。その後に決めればいいんだ。
2017年から毎年、ツール・ド・フランスを走っていますが、来年はどうなりますか?
近年は、クラシックが第一目標だった。その後、一息ついてから、ツールの準備が続いた。もちろん、来年もツールに期待する。
でも、チームが決めることだし、それがわかったら準備するよ。
ニルス・ポリッツは、2021ツール第12ステージでは、逃げ切り勝利をしている。
再び、ツール・ド・フランスで勝利を上げることが出来るのか期待がかかる。
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