2022世界王者となったレムコ・エヴェネプールは、レインボージャージを着て初めてバンシュ〜シメイ〜バンシュに現れた。
Specializedからは、新しい世界王者に合わせてカスタムペイントされたS-Worksを渡されている。これは、ブリュッセル広場でのお祝いで披露されていた。
今シーズン最後のレースでレムコ・エヴェネプールは当然結果を期待されたのだけど。
アタックをかけまくる
レムコ・エヴェネプールは、先頭集団を追う追走で何度も先頭を引いてペースアップをする姿が見られた。
登りでも、積極的に先頭を引いて後ろが離れないとわかると交代といった感じで、足が余っているようにも見えた。
Jumbo-Vismaのクリストフ・ラポルトが残り59kmから逃げた時にも、ビニヤム・ギルマイらと共に、追走集団を引っ張っている。
だが、レムコは残り25km付近で集団から降りて行った。その後、サポートカーと話をしている場面が何度か見られる。
結局、後ろにいたイーリョ・ケイセと共にゴールまで走ることに。
最後は並んでゴールを
これについてレムコ・エヴェネプールは、遅れた理由とイーリョ・ケイセと共に走った理由を答えている。
足の調子
レムコ・エヴェネプールは、決勝前にも何度かアタックを見せたが、すぐに決勝では主役になれないと感じるようになっていたと。
「すぐに足が弱くなったと感じた。イーリョ・ケイセが落ちたと無線で聞いたとき、ファイナルラップで彼と一緒に走りたかったんだ。ケイセと一緒に、美しい姿でゴールしたかった。彼は私にとってとても重要な存在だ。
私は彼から多くを学んだし、彼と部屋を共有できたことを光栄に思っている。これは、イーリョ・ケイセと事前に約束していたわけではないが、喜んでやったんだ。
最後は、かなり静かになりましたね。私たちはほとんどその瞬間を楽しんでいた。彼は、私がレースに参加しているから、そんなことをするのはおかしいと言ったけれど、彼を一人で走らせることができなかった。
楽しんだか、放棄したか?楽しんだよ。
私のシーズンは、これ以上ないほど美しく終わった。笑顔で、今シーズンの終了を告げることができる。休日と休息に憧れる。そして、蒸し焼きにして来シーズンに備える。」
ウロンゴンから帰ってきて10日余り。流石に、寝不足とトレーニング不足では足も良い状態とは言えなかったようだ。それでも、集団にはついていけたはず。
だが、レムコはイーリョ・ケイセと最後に走ることを選択。泣き虫レムコは、本当にいい奴だ。
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