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レムコ・エヴェネプールがブエルタの登りで爆発出来ている理由とは?

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Photo by Ben White on Unsplash
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ブエルタ第9ステージの厳しい登りも圧倒的登坂力で総合勢を粉砕したレムコ・エヴェネプール。

 

最後の1級山岳レス・プラエレスでは、StravaでもKOMを獲得するスビードを記録。これまで、長い山岳ステージで弱いと言われていたレムコ。

だが、もう山岳で弱いとは言えなくなった。何故、これほどまでにレムコ・エヴェネプールが登りで強くなったのか。

その強さの理由は、ブエルタ前に行った集中対策が功をせいしているようだ。

 

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ジロからの改善

 

2021ジロ・デ・イタリア第17ステージでリタイヤしたレムコ。2020イル・ロンバルディアで骨盤骨折してから準備レースなしで望んでいた。

それでも、総合2位まで登ったのは流石だったのだけど。

これまでも独走力は世界一流であり、あとは山岳での強さだけが課題として残っていた。これを克服するために、ジロ以降、山岳での強化と暑さに対する対策を行っている。

ブエルタに対する集中対策として7月には、アルプスのリヴィーニョ、スペインのアリカンテで高地キャンプを行っている。

イタリアのリヴィーニョでは、モンティローロ峠を含むルートを考案。ジロ・デ・イタリアでも使われる1,854mまで登るコースを選択。

さらに、アリカンテでは5km・11.1%の登りで最大勾配20%となるエルミセトラの登りを繰り返しリピートトレーニングしている。

リヴィーニョでは、レムコが得意とするペースの練習、アリカンテではブエルタの特定なショットに向けた最終トレーニングとして活用していた。

更に、トレーニング時間は10時に乗り始め、4時から5時に終わる最も暑い時に乗っている。完全にスペインを意識した暑さ対策だ。

 

低酸素での生活

Syncrosfera ホテルに滞在 photo Syncrosfera

 

スペインでは、デニアのSyncrosfera ホテルに滞在。スボーツアスリートも利用するホテルで、レムコは低酸素システムを備えた部屋で寝泊まり。

つまり、高度4,000mの状態を作りだして一日中高度の中で生活をしていた。

 

まとめてみると

  • 1か月の高度トレーニング
  • 暑さ対策として酷暑の時間帯にトレーニング
  • 低酸素システムの部屋で寝泊まり
  • 長い登りのリピート練習
  • 極端な勾配での爆発力の改善と順応

 

この成果は、すでにクラシカ・サンセバスティアンで見られていた。

 

2019年優勝の時には、19歳190日という若さで、最年少ワールドツアー勝利。前回は9km。今回は45kmに逃げの距離を伸ばしてゴールしている。

この時点で、足はフレッシュであり、すでに高地トレーニングの成果が出ていたとも言える。

ブエルタでの山岳での強さはチームも驚いているが、高地トレーニングと問題的を確実に改善している点で、2021ジロの時とは事情が完全に異なっている。

ブエルタの後半にかけて、バットデイを迎えることがなければ、今のペースを維持することは可能なはずだ。暑さ、低酸素での順応、山岳での走りを改善したレムコに死角はなくなった。

まずは、後半に向けて第10ステージの個人タイムトライヤルの走りを見てみよう。

コメント

  1. 藤波 恒一フジナミ ツネカヅ より:

    コレはもうすでに資金力在るスポーツティームが行われて居る 三浦ドルフィンズ?等の低酸素ボックスを利用するとスポーツ力が上がることが発見されて居ます 一度ボックスに入るとひと月くらい効果アリ一回入って置くと間違い無くスポーツ力能力向上になるようです だから優勝出来る可能性が有る選手にボックス入りが当たり前らしいです 本当はボリビアボゴタ?でひと月くらい居住練習するべきだがそうは言ってられないので 今回の東京では持ち込み出来なかったがパリではカナリの数低酸素ボックス遠征用が在るらしいので持ち込まれるのではないかと ドーピングには引っかからない?ので まだ日本選手団はやっていない?ならばやるべきです体操競技等効果が期待出来ないものも在るがやるべきです ただちゃんと行なうときは管理者が居ないと行けません。

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