Astana Qazaqstan Teamに2022年シーズンから在籍していたミケーレ・ガッゾーリがドーピング違反でチームを解雇された。
これは2月のレース競技でのドーピング検査で、禁止物質ツアミノヘプタンが含まれていたためだ。
UCIからは、 1 年間の資格停止処分が出されている。ただ、ドーピング違反となった理由が可哀そうだ。
Astana Qazaqstan Team は解雇
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— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) August 11, 2022
薬局で購入したリノフルイムシル (鼻炎治療用の鼻スプレー) という名前の薬の摂取から意図せず体内に入ったという事実がわかっている。
ミケーレ・ガッゾーリのインスタグラムを見てみると、ベルギーで体調が悪かったので検査した結果、肺炎球菌である「マイコプラズマ」の存在が検出されたとある。
鼻スプレーは、治療のために使っていたんでしょうね。
意図したドーピングではないので、懲戒処分は1年間の資格停止と1レースの結果のみの失格に制限されている。
2022ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第1ステージでは4位に入っていたのだけど、これもレース記録から抹消となっている。
公式サイトでは、Astana Qazaqstan Team は、ゼロ トレランス ポリシーを遵守し、ミケーレ・ガッゾーリとの契約を直ちに終了することを決定したとある。
本当にスプレーでドーピングにひっかかったのならば、残念なことだ。
ただ、プロ選手の場合には服用する薬や、治療薬についてはしっかりと医師からの説明を受けてからでないと使ってはいけないだろう。
日本では、岡篤史が眼科手術でDIAMOX錠というものがあり、そこにアセタゾラミドが含まれていてドーピング違反になったこともある。
意図していない場合には不運だ。
ミケーレ・ガッゾーリの場合には、チームとの契約をうち切られてしまったので少し可哀そう。
2017欧州ジュニア王者、2017世界選手権ジュニアロード3位、アンダーのレースでは何度も優勝している有望なスプリンターだっただけに残念な結果だ。
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