2025 グランプリジャンピエール・モンセレ　　エリア・ヴィヴィアーニ復帰戦が大番狂わせ

ベルギーの1クラスのワンデイレース、グランプリジャンピエール・モンセレ。Grote prijs Jean – Pierre Monseré(1.1)

1970年の世界チャンピオン、故ジャン＝ピエール・モンセレ氏へのオマージュとなるレース。

ローゼラーレ出身で、1971年、レースで停車中の車にぶつかり亡くなっている。

 

過去の優勝者は

• 2024 ヤーネ・ヴァン・デ・パール
  
• 2023 ヘルベン・タイッセン
• 2022 アルノー・デリー
• 2021　ティム・メルリエ
• 2020　ファビィオ・ヤコブセン
• 2018　 ルージュ・アンドレ
• 2017　ロレーンス・ウィーク

 

イッテゲム～ローゼラーレ　201.6km

 

イフテゲムをスタートして、ローカルラップを3周。2年前からコースが変わっており、主催者はスプリントで決着のシナリオを崩したいと考えていたようだけど、多分スプリントになるだろう。

 

1. Gitsberg 0.4km 石畳
2. Gitsberg  0.5km・3.2% 石畳
   
3. 残り4周
4. Hoogledeberg  0.7km・2.7%
5. Ruidenbergstraat  0.8km・2.6%
6. Lookhuisstraat 
7. Lookhuisstraat  1.2km・2.8%　石畳
8. 残り3周
9. Hoogledeberg  0.7km・2.7%
10. Ruidenbergstraat  0.8km・2.6%
11. Lookhuisstraat 
12. Lookhuisstraat  1.2km・2.8%　石畳
13. 残り2周
14. Hoogledeberg  0.7km・2.7%
15. Ruidenbergstraat  0.8km・2.6%
16. Lookhuisstraat 
17. Lookhuisstraat  1.2km・2.8%　石畳
18. 残り1周

 

注目のライダーは

• Lotto　エリア・ヴィヴィアーニ、ミラン・メンテン
• Alpecin – Deceuninck　スタン・ファントリヒト
• Arkéa – B&B Hotels　ルーカ・モッツァート、イエンセ・ビエルマンス
• Bahrain – Victorious
• Cofidis　ミラン・フレティン
• Intermarché – Wanty　アンネ・マリット、ヘルベン・タイッセン
• Team Picnic PostNL　ティモ・ローセン、パベル・ビトナー
• XDS Astana Team　スカブ・グルマイ、アーロン・ゲイト
• Israel – Premier Tech　トム・ファンアスブロック、オーデネ・ホルター
• Q36.5 Pro Cycling Team　マッテオ・モスケッティ、ジャコモ・ニッツォーロ
• Team TotalEnergies
• Tudor Pro Cycling Team
• Uno-X Mobility　アーランド・ブリクラ 

 

スタート

Lottoに移籍となったエリア・ヴィヴィアーニ。初レースだ。

ニュートラルスタート。

 

7人の逃げ

7人が逃げている。プロライダーは3人。

1. ビクトル・ヴェルクイー　Team Flanders – Baloise
2. アレクシス・ブルネル　TotalEnergies
3. フェデリコ・ビアジーニ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
4. Leo Doylej(Atom 6 Bikes – Decca Continental Team)
5. Bogdan Zabelinskiy(Atom 6 Bikes – Decca Continental Team)
6. ミチェル・コペンス　BEAT Cycling Club
7. Michiel van Vliet(Metec – SOLARWATT p/b Mantel )

 

残り33.7kmで1分47秒差。Q36.5 Pro Cycling Teamが引いている。

 

先頭から二人が切れた。

 

残り22.6kmで56秒差に。

 

先頭は400mの石畳に。

 

先頭は3人となった。

1. ビクトル・ヴェルクイー　Team Flanders – Baloise
2. アレクシス・ブルネル　TotalEnergies
3. ミチェル・コペンス　BEAT Cycling Club

 

残り17.8kmで1分5秒差。

 

大きな落車。

 

2人が立てない。

•  Stokbro Andreas (Unibet Tietema Rockets)
•  Kuzmin Anton (XDS Astana Team)

 

 

今度は、Israel – Premier Techの開発チームのフローリス・ヴァン・トリヒトが落車。

 

残り1周

先頭は3人は残り1周。

 

集団は1分12秒遅れで通過。

 

残り8.7kmで1分7秒差。

 

TotalEnergiesのアレクシス・ブルネルがアタック!

 

これには二人も反応できない。

 

残り5.1km。まだ51秒もある。これは逃げ切ったか?

 

残り3.9kmで49秒差。

 

残り3.4km。夢が現実となりそうだ。

 

残り2.6kmで36秒差。

 

残り1.9kmで31秒。

 

さあ、残り250m。逃げ切った!

 

集団も見えてくる。

 

アレクシス・ブルネルは見事な逃げ切り。

 

これは痛快だ。

 

アレクシス・ブルネルは、2018年Groupama – FDJのtrainee(研修生)として走るがワールドツアー契約は取れず。

2019年に再びtrainee(研修生)となり、2020年からGroupama – FDJ入りしている。2020 エトワール・ド・ベセージュ第1ステージでプロ初勝利を飾り、総合でも2位でフニッシュ。

2022年にUAE Team Emiratesに移籍したが、本人の希望で6月22日で退団している。

2023年はUCIレースの記録はなし。グラベルレースに出場していた。2024年シーズンもグラベルレースを転戦。UCIグラベルシリーズ　フーファ・グラベルで2位となり世界選手権の出場権も獲得している。

引退からプロに戻ったライダーだ。奇跡の勝利と言ってもよい。

 

逃げの二人が集団から逃げ切ったか?

 

 

あ～、あとひとふみ足りない。Uno-X Mobilityのスティアン・フレッドハイムに抜かれている。3位はBEAT Cycling Clubのミヒエル・コペンス。昨年はCofidisのtrainee(研修生)。

 

リザルト

優勝したTotalEnergiesのアレクシス・ブルネル(本人のInstagramより)

なんて日だ ！ 🤫

長く早い逃げ（198KMの逃げ）の後、私は@gpmonsere_officialで勝利を手にした。僕を信頼してくれたTotalEnergiesのみんな、本当にありがとう。

頑張ってくれた仲間たちに感謝します。毎日僕を強くしてくれるコーチ、@lucafilipas に感謝。

毎日家で僕を助けてくれて、僕がトレーニングでどれだけ頑張っているかを知ってくれている@chlovogt 🧡に感謝。応援してくれる家族や友人にも感謝している。

エージェントのClément Gourdinに感謝します。🫶🏼 メッセージをありがとう。

復帰への道のりは決して平坦ではなかったが、今自分が生み出しているものを誇りに思う。 ひとつ言えることがあるとすれば……自分自身を信じる！ 🫰🏼

 

2位　BEAT Cycling Clubのミヒエル・コペンス

 

3位　Uno-X Mobilityのスティアン・フレッドハイム