イタリアの、エミリア・ロマーニャ地方のボローニャ近郊で開催されるジロ・デッレミリア。Giro dell’Emilia(1.Pro)
1909年から開催されており、今年で108回目となる。最後のサン・ルーカの登り周回で決勝だ。
来週の落ち葉のクラシック、イル・ロンバルディアを占う上でも上位に入るライダーの調子を見るのに良いレースだ。
過去の優勝者は
- 2024 タデイ・ポガチャル
- 2023 プリモッシュ・ログリッチ
- 2022 エンリク・マス
- 2021 プリモッシュ・ログリッチ
- 2020 アレクサンドル・ウロソフ
- 2019 プリモッシュ・ログリッチ
- 2018 アレッサンドロ・デマルキ
- 2017 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ
- 2016 エスデバン・チャベス
ミランドラ~サン・ルーカ 199.2km

コースプロフィール photo gsemilia
スタートはミランドラに代わっている。フィニッシュから37.2kmで、ライダーは初めてサン・ルーカの麓に到着。ここから9.3kmの5周回で勝者が決まる。最大勾配は14%あり、最後は小集団での登りゴールとなる。
昨年同様、グランツールの総合優勝争いのような豪華メンバーで勝負となる。
- 2級山岳 San Lorenzo in Collina (5.6 km・3.5%)
- 2級山岳 Mongardino (2.1 km・6.9%)
- 1級山岳 Monzuno (9.1 km・5.2%)
- 2級山岳 Monte Calvo (4.2 km・5.5%)
- 残り4周
- 残り3周
- 残り2周
- 残り1周
注目のライダー
- UAE Team Emirates – XRG アイザック・デルトロ、ラファウ・マイカ、アレッサンド・コーヴィ、ジェイ・ヴァイン、アダム・イェーツ
- Bahrain – Victorious レニー・マルティネス、ペッリョ・ビルバオ、アントニオ・ティベッリ、トースタイン・トレーエン
- Cofidis サイモン・カー、ディラン・トゥーンズ
- Decathlon AG2R La Mondiale Team ヴィクトル・ラフェ、レオ・ビジュー
- EF Education – EasyPost ニールソン・ポーレス、リチャル・カラパス、ミッケルフレーリク・ホノレ
- Groupama – FDJ レミ・ロシャス、ルディ・モラール
- INEOS Grenadiers テイメン・アレンスマン、エガン・ベルナル、オスカル・ロドリゲス
- Lidl – Trek ジュリオ・チッコーネ、テイオ・ゲイガンハート、アンドレア・バジオーリ
- Movistar Team ナイロ・キンタナ、エイネルアウグスト・ルビオ
- Red Bull – BORA – hansgrohe プリモッシュ・ログリッチ、ジェイ・ヒンドリー、アレクサンドル・ウラソフ、ヤン・トラトニク
- Soudal Quick-Step ミケル・ランダ、イーサン・ヘイター、マウリ・ファンセヴェナント
- Team Jayco AlUla クリス・ハーパー、ルーク・プラップ、ベン・オコナー
- Team Picnic PostNL ワレン・バルギル、フランク・ファン・デン・ブルック
- Team Visma | Lease a Bike シアン・エイテブルックス、バート・レンメン
- XDS Astana Team シモーネ・ヴィラスコ、サンティアゴ・ウンバ、セルジオ・イギータ
- Q36.5 Pro Cycling Team トム・ピドコック
- Tudor Pro Cycling Team ジュリアン・アラフリップ、マイケル・ストーラー
- Uno-X Mobility トビアスハラン・ヨハンネンセン、アンドレアス・レックネスン
世界選手権ロードで6位となったLidl – Trekのジュリオ・チッコーネは体調不良でイタリア4レースを欠席。ロンバルディアもわからない。
スタート

UAE Team Emirates – XRGはアイザック・デルトロがエースナンバー。

Lidl – Trekはジュリオ・チッコーネ不在が痛い。

Tudor Pro Cycling Teamはジュリアン・アラフリップが出場。サン・ルーカを耐えられるか。

電撃移籍となるシアン・エイテブルックス。

シアン・エイテブルックスはエースとして尊重されるのか。

サンルーカはトム・ピドコックが得意とする登りだ。

プリモッシュ・ログリッチは3勝目となるか。

オフィシャルスタート。
5人の逃げ
5人が逃げている。
- エンツォ・レインセ Team Picnic PostNL
- ハイス・レームライズ Team Picnic PostNL
- ジェイコブ・ブッシュ Team Picnic PostNL
- シヌエ・フェルナンデス (Burgos Burpellet BH)
- パブロ・ガルシア Team Polti VisitMalta

レースはサン・ルーカから。

先頭は二人になっている。
- ハイス・レームライズ Team Picnic PostNL
- ジェイコブ・ブッシュ Team Picnic PostNL

集団は20秒に迫る。

集団が後ろに。

2人は捕まってしまう。

さあ、サン・ルーカの登りに。

ジュリアン・アラフリップ、エガン・ベルナル、トム・ピドコックが前に。

UAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァインが先頭を引く。これがアシストなんだから凄いチーム。

まあ、まだアシスト陣が前を走る感じだ。

ジェイ・ヴァインの後ろはトム・ピドコック。

ジェイ・ヴァインが猛烈なスピードで引く。
残り4周

残り4周回に。

下りでEF Education-EasyPostのミッケルフレーリク・ホノレがアタック。

サン・ルーカの登りでミッケルフレーリク・ホノレに集団が迫る。

ミッケルフレーリク・ホノレが捕まった。

ラファウ・マイカ、ジェイ・ヴァインと続く。
残り3周

残り3周に。

ずっとUAE Team Emirates – XRGがコントロール。トム・ピドコックはずっと先頭付近にいる。

ラファウ・マイカ先頭で登りだす。

ラファウ・マイカが引き終わった。ジェイ・ヴァインにスイッチ。後ろはアダム・イェーツ。

アダム・イェーツがアタック!

アダム・イェーツはつかまり、シアン・エイテブルックスが攻撃。

ジェイ・ヴァインが逃がさない。
残り2周

ジェイ・ヴァイン先頭で越えていく。

EF Education-EasyPostのリチャル・カラパスも残っている。Groupama – FDJはルディ・モラールだ。

ジェイ・ヴァインが先頭で引いていく。

ジェイ・ヴァイン先頭でサンルーカの登りに。

Team Visma | Lease a Bikeのシアン・エイテブルックスがアタック!

反応できたのはBahrain Victoriousのレニー・マルティネスだけだ。

2人が抜け出した。

シアン・エイテブルックスはUAE Team Emirates – XRGに追い込まれていく。

アイザック・デルトロ、トム・ピドコック、プリモッシュ・ログリッチなどが追いついてきた。

トム・ピドコックがアタックをかけたがアイザック・デルトロが逃がさない。
残り1周

残り1周となる。

下りでかなり追いついたきた。EF Education-EasyPostのリチャル・カラパスがアタック。

先頭は12人に。プリモッシュ・ログリッチが先頭に。

シアン・エイテブルックスが下りでアタック。

ここまできて簡単には誰も逃がさない。

ルディ・モラールをシアン・エイテブルックスが抜いていく。

残り1.8kmでトム・ピドコックがアタック!

誰が続くか。

トム・ピドコックはかなり引き離した。

残り1.3km。大きくリード。

残り900m。トム・ピドコックは蛇行している。

後方からアイザック・デルトロがアタックしているぞ。

アイザック・デルトロがすぐに近づいてくる。

アイザック・デルトロがきた。

アイザック・デルトロが迫る。

トム・ピドコックはアイザック・デルトロに張りつかれてしまう。

残り400m。トム・ピドコックは、前にでろとは言わない。これでは、攻撃されてしまう。

後方ではTudor Pro Cycling Teamのマイケル・ストーラーがアタック。

あっと、アイザック・デルトロがアタック!

アイザック・デルトロは速い!

アイザック・デルトロは猛烈なスピードでゴールに向かう。

アイザック・デルトロはトム・ピドコックを引き離した。

アイザック・デルトロが勝利!
昨年のタデイ・ポガチャルに続いて、またもUAE Team Emirates – XRGが勝利したことになる。アイザック・デルトロは今シーズンの14勝目。まだ、イタリアのワンデーレースに出場していくので、まだまだ勝利しそうだ。
トム・ピドコックは、大きく引き離したけれど勝利には至らず。まさか、あれだけ引き離していたのに追いつかれるとは思っていなかったかも。
3位は髭をはやしたレニー・マルティネス。4位にエガン・ベルナル。プリモッシュ・ログリッチは5位だった。
リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのアイザック・デルトロ
1日中しっかり守られていたし、チームは各ラップで素晴らしい仕事をしてくれた。エネルギーをセーブし、最後の上りで勝負を決めることができた。
最後のアタックで勝負を決める力があった。残り50mくらいまでは勝てるかどうか確信が持てなかったけど、最高の気分だよ。




コメント
レッドブルはグランツールメンバーなのに、ログリッチ以外切れていたのは何事!?と思いました。
完全にプリモッシュ・ログリッチをアシストしていたからかもしれませんね。ただ、決勝までは残ってほしかったかも。あれだけUAE Team Emirates – XRGが引くと厳しいのかも。
INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマンとかもすぐに切れてましたね。シーズン後半まで調子を維持するのは難しいというのもあるかもしれませんね。