2024 ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ　丘陵ステージでマイヨロホは誰の手に?

ブエルタ2日目もポルトガルでのステージ。

このステージでは、最後にパンチャーが抜け出しそうな山岳が待っている。Team Visma | Lease a Bikeのワウト・ファンアールトは間違いなくチャレンジしてくるだろう。

ただ、誰もがマークするし、誰もがチャンスをうかがっている。しかも、ゴールまで少し距離があるので、やはり最後はスプリントか。

 

第2ステージ　カスカイス 〜 オウレン　194km

 

リスボンの西の海岸沿いの町カスカイスからスタート。北のオウレンへ向かう。

公式サイトの分類では丘陵ステージ。ただ、4級山岳でも距離も勾配も結構ある。さすが、ブエルタと言った感じか。

海岸線は走らないが、風の影響はないのだろうか。このステージでは、2か所の山岳ポイントがあるので山岳賞ジャージを狙うライダーが逃げてくるだろう。

 

 

1. 4級山岳　ラゴア アズール峠 (5.3 km・4.8%)
2. スプリントポイント　Alcobaça
3. 4級山岳　バターリャ峠(6.9 km・3.3%)

 

スタート

赤いリーダージャージのマイヨロホは、UAE Team Emiratesのブランドン・マクナリティが着用。

 

 

山岳賞は誰が着るのかと思っていたらGroupama – FDJのシュテファン・キュングが着用。

 

Red Bull-BORA-hansgroheのプリモッシュ・ログリッチは、トップから17秒遅れの8位。総合勢の中では最もタイムが良い。好位置だ。

プリモッシュ・ログリッチのコメント

とてもうれしいよ。たった12kmのタイムトライアルだったけど、いいパフォーマンスだった。

今は、通常のロードバイクや本当にタフなステージでどうなるかを見なければならない。レースは平坦な道ではなく、山岳で決まるだろう。

 

第2ステージのスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　ブランドン・マクナリティ　UAE Team Emirates　
• ポイント賞　ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike
• 山岳賞　シュテファン・キュング　Groupama – FDJ
• 新人賞　マティアス・ヴァチェク　Lidl – Trek

 

ニュートラルスタート。

 

2人の逃げ

スタート直後から二人の逃げ。

1. イボン・ルイス　Equipo Kern Pharma
2. ルイス・アンヘル・マテ　Euskaltel – Euskadi

 

4級山岳　ラゴア アズール峠 (5.3 km・4.8%)

ポイント獲得順位は

1. ルイス・アンヘル・マテ　Euskaltel – Euskadi　2ポイント
2. イボン・ルイス　Equipo Kern Pharma　1ポイント

 

残り112kmで3分差に。

 

逃げているルイス・アンヘル・マテは、40歳で今年引退。今年も逃げた距離だけ寄付をするのかな。最後のブエルタだ。

 

Team Visma | Lease a Bikeのディラン・ファンバーレが落車。

 

かなり痛そう。

 

しかし、バイクが持ってこられた。

 

ディラン・ファンバーレは、なんとか走り出す。

 

残り81.2kmで2分11秒差。

 

ディラン・ファンバーレが追いついてきた。

 

集団はTeam Visma | Lease a Bikeのロベルト・ヘーシンクが引いている。

 

残り60.3kmで1分40秒差。

 

落車したディラン・ファンバーレが集団から切れていく。この後、リタイヤに。なんとクリテリウム・デュ・ドーフィネに続いてブエルタも落車でリタイヤとは痛い。

 

スプリントポイント　Alcobaça

40歳のルイス・アンヘル・マテがまくった。

 

集団先頭はAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブス。ワウト・ファンアールトが2番手。

 

二人は少し会話して笑っている。

1. ルイス・アンヘル・マテ　Euskaltel – Euskadi　20ポイント・6秒
2. イボン・ルイス　Equipo Kern Pharma　17ポイント・4秒
3. カーデン・グローブス　Alpecin-Deceuninck　15ポイント・2秒
4. ワウト・ファンアールト　Team Visma | Lease a Bike　13ポイント
5. マティアス・ヴァチェク　Lidl – Trek　10ポイント

 

集団が迫り、先頭の二人は握手。

 

残り52.3kmで二人は集団に吸収される。

 

残り44.8km。少しずつ登っている。

 

マルク・ソレルは、集団復帰中。

 

集団からマウリ・ファンセヴェナントがアタック。

 

残り30.3kmだ。

 

マルク・ソレルがチェックにきた。

 

後ろからさらにきている。フランスロード王者のケヴィン・ゲニッツだ。

 

残り28kmで捕まってしまった。

 

残り26.5km。まだ、大集団のままだ。

 

4級山岳　バターリャ峠 (6.9 km・3.3%)

ワウト・ファンアールトが先頭に上がってきた。発射準備か。

 

まだ、アタックがかからない。

 

あ～あ、観客とぶつかったのかな。裸で走る裸族がいる。

 

マティアス・ヴァチェクが落車。

 

マティアス・ヴァチェクは観客に怒っていた。多分裸族とぶつかっている。

 

立ち上がってバイクを用意。しかし、これは痛いタイムロスだ。

 

猛烈なペースで上がっている。

 

総合2位のマティアス・ヴァチェクは40秒遅れている。下りで追いつくか。

 

これは集団のまま越えていきそう。

 

なんと、山岳賞ジャージのシュテファン・キュングが先頭でクリアーだ。

1. シュテファン・キュング　Groupama – FDJ　2ポイント
2. ロジャー・アドリア　Red Bull-BORA-hansgrohe　1ポイント

 

残り17.2km。大集団のままスプリントに向かいそう。

 

マティアス・ヴァチェクが無事に集団に戻ってきた。

 

残り8.1km。Red Bull-BORA-hansgrohe、 INEOS Grenadiersが先頭に。

 

残り4.4km。Soudal – Quick Stepが先頭。

 

残り3.1km。Team dsm-firmenich PostNLが先頭。

 

残り2.2km。各チームのアシストが引きまくって外れていく。

 

あっと落車。

 

 INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリングが道路外に。

•  ヨナタン・ナルバエス (INEOS Grenadiers)
•  マックス・プール (Team dsm-firmenich PostNL)
•  ジョシュア・ターリング (INEOS Grenadiers)

 

 

残り1.4km。

 

登り前で、Team Visma | Lease a Bikeのエドアルド・アッフィニがワウト・ファンアールトを引いている。

 

これは完璧か。

 

まだ、エドアルド・アッフィニが引いている。

 

まだだ。

 

凄い。完璧なリードアウトだ。

 

ワウト・ファンアールトは、後ろを確認している。

 

ワウト・ファンアールトが発射!

 

後ろにいたAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブスもスプリント開始。

 

カーデン・グローブスとワウト・ファンアールトの一騎打ちだ。

 

カーデン・グローブスがワウト・ファンアールトに並んだ。

 

わずかにカーデン・グローブスが前に出ている。

 

ワウト・ファンアールトは抜かれた。

 

カーデン・グローブスが先にハンドルを投げた～!

 

カーデン・グローブスが勝利だ～!

 

長かった。カーデン・グローブスは、膝の痛みでシーズン前半から不調。今シーズンの初勝利をブエルタであげることができた。

 

2年連続のポイント賞獲得にむけて好発進だ。

 

 

ワウト・ファンアールトは2位入り、ボーナスタイム6秒を獲得。ブエルタ初出場で、マイヨロホを獲得した。

 

リザルト

ステージ優勝したAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブス

このブエルタをこうしてスタートできるのは素晴らしいことだ。自分も2024年に優勝したことがなかった。それを変えるために、超やる気満々でここに来たんだ。

僕のために一生懸命働いてくれて、ステージをコントロールしてくれたチームに感謝したい。スプリントでワウト・ファンアールトの後を追うつもりはなかった。でも、僕のアトラクターであるエドワード・プランカールトとモーリス・バレルステッドがバイクに問題を抱えていたんだ。

道路に穴が開いていて、二人とも逃してしまった。ふつうなら、ワウトが僕のリードについてくるはずだった。でも、結局はその逆だったんだ。

最後の勝利は昨年のブエルタでしたね。

その理由はいくつかある。春に怪我をしたんだ。それでもジロ・デ・イタリアにはいい状態で臨めた。ただそこでは、ジョナサン・ミランとティム・メルリエに勝つにはスピードが足りなかった。その後は、このブエルタに向けてハードワークを続けたんだ。

スプリンターにはチャンスは少ないと思われてましたが。

だからこそ、この勝利はチームにとって非常に重要なんだ。チームは僕のために動いてくれたかもしれないけど、今年のコースは本当に難しい。

実際、この日曜日、月曜日、そして最初の週の後半にしかチャンスはなかった。だから、いい結果を残さなければならないという大きなプレッシャーを感じていた。

 

ステージ3位　Israel – Premier Techのコービン・ストロング

 

第2ステージ　リザルト

総合

リーダージャージとなったTeam Visma | Lease a Bikeのワウト・ファンアールト

チームは集団スプリントにするために本当に素晴らしい仕事をしてくれた。ここで3位以内に入れば、レッド・ジャージを手にすることができると思っていた。

だから全体的に見れば、いい一日だったよ。グローブスが超速いことは知っているから、スプリントでも彼から目を離さなかった。

エドアルド・アッフィニが僕のスプリントを力強く引っ張ってくれたけど、僕はスプリントのタイミングを計るのが難しかった。

すぐに前に出ましたが、ラスト100mで後ろから抜かれましたね。

そのことをもっと考慮すべきだった。カーデン・グローブスは僕を力強く抜き去り、勝利に値した。明日はまたチャンスがあるといいね。脚はいいし、これからも頑張るよ。

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞

Extended Highlights - Stage 2 - La Vuelta 2024

Discover the Stage 2 highlights WEB: h...

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