2024 ボルタ・ア・カタルーニャ第5ステージ　丘陵ステージの勝者は?

第4ステージはスプリンターのための数少ないチャンスだったけれど、第5ステージはパンチャー向けか。

ただ、平坦はゴール手前しかないけれど、逃げ切りできるのか。スプリンターがゴールまでに戻ってくるとスプリントとなる。

 

第5ステージ  アルタフラ～ビラデカンス　167.3km

 

ツアー・オブ・カタルーニャ初登場の町の間でステージは行われる。167.3kmで獲得標高は2,300mほど。

最後の2級山岳からゴールまで30km。ここでスプリンターが戻れるかが焦点となりそう。

 

1. スプリントポイント　La Bisbal del Penedès
2. 2級山岳　Coll de Les Ventoses 　7.8km・4.4%
3. 2級山岳　Alt de la Creu d’Aragall 　6.4km・5.9%
4. スプリントポイント　Sant Vicenç dels Horts

 

スタート前

第5ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates
• ポイント賞　ミケル・ランダ　Soudal – Quick Step
• 山岳賞　アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team
• 新人賞　レニー・マルティネス　Groupama – FDJ

 

ニュートラルスタート。

 

5人の逃げ

残り83kmから5人が逃げている。

1. カルロス・ロドリゲス (INEOS Grenadiers)
2.  ジャコポ・モスカ (Lidl – Trek)
3.  エンツォ・パレーニ (Groupama – FDJ)
4.  ゲオルク・シュタインハウザー (EF Education – EasyPost)
5.  クリストファー・ユールイェンセン (Team Jayco AlUla)

 

エンツォ・パレーニは、走りながらシューズを調整しているのかな。

 

残り52.6km。集団はブライアン・コカールのためにCofidisが引く。

 

2級山岳　Alt de la Creu d’Aragall 　6.4km・5.9%

先頭からEF Education-EasyPostのゲオルク・シュタインハウザーがアタック。

 

集団はIsrael – Premier Techが引いている。

 

ゲオルク・シュタインハウザーは、山岳ポイントまで逃げれるか。

 

逃げていた二人に集団がせまる。

 

逃げていた3人が捕まる。

 

ゲオルク・シュタインハウザーの後ろには INEOS Grenadiersのカルロス・ロドリゲスがいる。

 

カルロス・ロドリゲスが追いついた。本来ならば、総合を争わないといけないはずだけど、序盤のステージで落車もあり逃げを許されたようだ。

 

カルロス・ロドリゲスが前でペースをあげる。

 

タデイ・ポガチャルは、集団の前方にいる。今日はアタックをかけるつもりはないようだ。

 

集団は16秒まで迫ってきた。

 

二人は山岳ポイントまで逃げれるか。

 

なんとか集団に追い付かれることなく山岳ポイントをクリアー。

1. カルロス・ロドリゲス　 INEOS Grenadiers　5ポイント
2. ゲオルク・シュタインハウザー　EF Education-EasyPost　3ポイント
3. ジョージ・ベネット　Israel – Premier Tech　1ポイント

 

 

先頭二人は先に下り初めている。

 

二人は集団に捕まり、逃げは消滅。

 

カルロス・ロドリゲスとゲオルク・シュタインハウザーは、そのまま先頭付近で下っている。

 

残り24.3km。わずかな登りでもアタックがかかり続ける。

 

残り16.2km。タデイ・ポガチャルは、今日は足休めの日だった。

 

残り14.8km。今日はスプリントだ。

 

残り13.4km。先頭でにげができそう。

 

8人ほどが前に。

1.  HARPER Chris (Team Jayco AlUla)
2.  SOLER Marc (UAE Team Emirates)
3.  RUBIO Einer (Movistar Team)
4.  KONRAD Patrick (Lidl – Trek)
5.  ROMO Javier (Movistar Team)
6.  DE PLUS Laurens (INEOS Grenadiers)
7.  LECERF William Junior (Soudal Quick-Step)

 

いいメンバーだけに、集団は逃がさない。捕まってしまった。

 

残り5.8km。Israel – Premier Techが前を引く。

 

残り3.2km。単発のアタックがかかり続ける。

 

Equipo Kern PharmaとCaja Rural – Seguros RGAのライダーがアタック。

 

二人はリードして走っているけど、集団が逃がすはずがない。

 

残り1.2kmで二人は捕まる。

 

さあ、スプリントに向けてのポジション争いだ。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamが集団を引いている。

 

これはバンチスプリントとなる。

 

左からEF Education-EasyPostのマライン・ファンデンベルフ、Cofidisのブライアン・コカール、Lidl – Trekのパトリック・コンラット。

 

マライン・ファンデンベルフが先頭。後ろからAlpecin-Deceuninckのアクセル・ローランスが追い込んできた。

 

これは誰が勝つのかわからない。

 

 

3人が並んだ。

 

真ん中からブライアン・コカールも伸びてくるぞ。

 

3人がゴールでハンドルを投げた!

 

勝ったのは誰だ?

 

 

なんと、Alpecin-Deceuninckのアクセル・ローランスだ!

 

アクセル・ローランスは、はっきりとゴールラインを1着で駆け抜けている。2023年世界選手権U23王者は、今シーズンの2勝目をスプリントであげた。

2024エトワール・ド・ベセージュ第2ステージでは登りで勝利。

 

今回は平坦スプリントでも勝ってみせた。Alpecin-Deceuninckは、E3サクソバンククラシックで、マチュー・ファンデルプールが勝利しており、一日で2勝を挙げている。

 

リザルト

アクセル・ローランスのコメント

ワールドツアー・チームに移籍して1年目だから、ワールドツアーレースでステージ優勝できたことは本当に嬉しい。

いい状態でここに来たし、第1ステージとこのステージに集中した。最初の2時間はみんな限界で、逃げ切るための大きな戦いだった。それでもフィーリングは良かったし、他のスプリンターと比べれば、上り坂はそれほど苦にならないことも分かっていた。

最後は、逃げを全部捕まえたのかもわからなかった。さらに終盤にあと2人が逃げて、彼らが捕まるのも見ていない。

フィニッシュまであと200メートルというところで、自分にそれでも頑張ろうと言い聞かせたんだ。スタッフが祝福しているのを見たとき、優勝したと確信した。

僕にとっては最高のシーズンスタートだ。今年はすぐにでも自分をアピールし、世界タイトルの次のステップに進む準備ができていることを示したかった。今週はずっと調子が良かったし、うまくいくと思っていた。

このステージレースでは、スプリンターたちのレベルはあまり高くないかもしれないが、今シーズン2勝目となるワールドツアー初優勝を飾れたことは、僕にとって素晴らしいシーズンになったよ。

 

2位のEF Education-EasyPostのマライン・ファンデンベルフのコメント

超タフな1日だったし、登りでタフになることは分かっていた。チームは僕についてきてくれた。最終的には決勝で巻き返すことができたが、厳しい追走だったことはわかった。

集団はそれほど大きくなく、ほとんどがクライマーだった。いいポジションにいると思った。危なかったけど、もう脚がもたない。これが最高位だった。

 

第5ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞