2024 ツール・ド・スイス第6ステージ　42.5kmの爆発的ステージを制したのは?

第6ステージは非常に短い。

総合のタイム差は3位のエガン・ベルナルまでアダム・イェーツから1分11秒。ジョアン・アルメイダが遅れれば、エガン・ベルナルが2位に上がる可能性も残されている。

 

第6ステージ  ロカルノ～ブラッテン  42.5km

 

大雪のためにヌフェネン峠(標高2,479m)は削除。大幅にコースは短縮されている。ベラルプ スキー場への登りで決着となる。

下って登るだけなので、爆発的ステージとなりそう。

 

1. スプリントポイント　Furkastrasse
2. スプリントポイント　Blattenstrasse
3. スプリントポイント　Blattenstrasse
4. 1級山岳　ブラッテン (5.8km・8.8%)

 

スタート

第6ステージのスタート時の4賞ジャージ

• 総合　アダム・イェーツ　UAE Team Emirates
• ポイント賞　ブライアン・コカール　Cofidis
• 山岳賞　トースタイン・トレーエン　Bahrain Victorious
• 新人賞　マシュー・リシテーロ　Israel – Premier Tech

 

DNSは

• ゲオルク・シュタインハウザー　EF Education-EasyPost
• パスカル・エーンクホーン　Lotto Dstny
• セバスティアン・ライヒェンバッハ　Tudor Pro Cycling Team

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

Cofidisが攻撃。

 

4人ほどが抜け出したか。

1. フランク・ファン・デン・ブルック　Team dsm-firmenich PostNL
2. シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost
3. アレクシス・レナード　Cofidis
4. アンダース・フォルダガー　Team Jayco AlUla

 

雨が降り出した。

 

集団から追走がかかる。

 

だが、集団が追走させない。

 

先頭は、3人の逃げに。

1. フランク・ファン・デン・ブルック　Team dsm-firmenich PostNL
2. シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost
3. アンダース・フォルダガー　Team Jayco AlUla

 

Arkéa – B&B Hotelsが追走に。

 

二人が追走に。

 

追走が3人となる。しかし、これは捕まってしまう。

 

残り34.1kmで47秒差に。

 

残り30km。集団はUAE Team Emiratesが引いている。

 

残り23.5kmで55秒差。

 

残り19.6km。タイム差1分2秒。ずっと一列棒状。

 

スプリントポイント　Furkastrasse

ポイント獲得順位は

1. シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost　10ポイント
2. フランク・ファン・デン・ブルック　Team dsm-firmenich PostNL　6ポイント
3. アンダース・フォルダガー　Team Jayco AlUla　3ポイント

 

残り11.8kmで1分14秒差。

 

残り7kmで1分5秒差に。

 

スプリントポイント　Blattenstrasse

ここはシュテファン・ビッセガーがトップ通過。

 

アンダース・フォルダガーは、先頭から100mほど遅れて通過。

1. シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost　3秒
2. フランク・ファン・デン・ブルック　Team dsm-firmenich PostNL　2秒
3. アンダース・フォルダガー　Team Jayco AlUla　1秒

 

1級山岳　ブラッテン (5.8km・8.8%)

残り5.6kmで、シュテファン・ビッセガーがアタック。

 

スプリントポイント　Blattenstrasse

シュテファン・ビッセガーがトップで3秒獲得。

 

フランク・ファン・デン・ブルックが追いついて、シュテファン・ビッセガーと握手して前に。

 

残り4.3km。フランク・ファン・デン・ブルック単独に。

 

アイザック・デルトロが残り4.2kmで29秒差まで詰める。

 

残り3.6km。UAE Team Emiratesのアイザック・デルトロが猛烈なペースで集団をけん引。先頭まで7秒と迫る。

 

アイザック・デルトロが外れた。

 

アダム・イェーツが残り3.5kmから発射だ。

 

エガン・ベルナル、マティアス・スケルモースイェンセンはどうする。

 

マティアス・スケルモースイェンセンが追うか。

 

アダム・イェーツは、フランク・ファン・デン・ブルックを抜いていく。これで逃げは消滅だ。

 

マティアス・スケルモースイェンセン、ジョアン・アルメイダ、エガン・ベルナルと続く。だが、アダム・イェーツは3人を置き去りに。

 

残り1.8km。3人は7秒差に。

1. マティアス・スケルモースイェンセン　Lidl – Trek
2. ジョアン・アルメイダ　UAE Team Emirates
3. エガン・ベルナル　 INEOS Grenadiers　

 

残り1.7kmでエガン・ベルナルがアタック。

 

先頭のアダム・イェーツまで7秒差。

 

先頭のアダム・イェーツが見えてきたところで、ジョアン・アルメイダがアタック!

 

残り1km。これは、またもUAE Team Emiratesのワンツーフニッシュとなるのか。

 

 INEOS Grenadiersのトム・ピドコックとGroupama – FDJのレニー・マルティネスが5番手グループで追走。

 

アダム・イェーツにジョアン・アルメイダが迫る。

 

ジョアン・アルメイダが追いつた。エガン・ベルナルは一番後ろでどう動く。

 

ジョアン・アルメイダがアダム・イェーツを引き出した。

 

これは完璧だ。

 

先頭の二人はリードを広げる。

 

エガン・ベルナルも先頭交代して前を追う。

 

先頭の二人も先頭交代。

 

残り500m。ジョアン・アルメイダが先頭固定に。

 

残り300mの看板が見えてきた。

 

残り200m。これはワンツーは固い。

 

残り200m。ジョアン・アルメイダがアダム・イェーツを置き去りにしている。

 

残り150m。アダム・イェーツが離れた。

 

これはステージ優勝はジョアン・アルメイダだ。

 

ジョアン・アルメイダがアダム・イェーツを置きざりにしてゴールに。

 

ラストカーブを曲がってきた。

 

 

なんと、今日はジョアン・アルメイダの日だった。

 

他チームならば、グランドツアーのエースで走れるジョアン・アルメイダが今シーズンの初勝利となった。

 

ブエルタ・ア・エスパーニャにもアダム・イェーツと共に出場するが、これは強烈なアピールとなったのでは。

 

UAE Team Emiratesの総合1位、2位は今日も守られた。

 

3位はマティアス・スケルモースイェンセンがエガン・ベルナルを6秒引き離してゴール。総合ではエガン・ベルナルまで56秒と縮めてきた。

 

リザルト

ジョアン・アルメイダのコメント

今までで一番短いステージだったし、爆発も激しかった。幸運にも気分は良かったし、チームもとても良かった。計画では、チームでペースを作るつもりだった。

INEOS Grenadiersがペースを引き継ぐことも予想していたが、正確にはペースを下げることだった。もっと速く走りたかったので、ヤン・クリステンとアイザック・デルトロを前に出した。

最後の1本は少し行き過ぎたかもしれない。その後、イェーツに追いつくのに十分な手ごたえを感じて、ふたりで走り続け、最後には僕が先にフィニッシュラインを越えることができた。

私はよく自分のペースで走ることで知られている。今でもそうしているけれど、より強くなり、より良い結果を出せるようになった。登り始めは完璧な位置にいたし、前に出るために余計な努力をしなくていいのは、いつも助かるんだ。

アダム・イェーツまで、27秒差まで迫ってますが。

できれば毎日勝ちたいけど、それは簡単なことじゃない。タイムトライアルも僕には合っているから、そこで全力を尽くすつもりだ。とにかく、今週はすでに僕にとって大きな意味がある。

ハードに働いてきたし、病気のせいもあって、まだ楽なシーズンではなかったからね。

 

2位　UAE Team Emiratesのアダム・イェーツ

 

 

3位　Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセン

 

第6ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞