2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージ 個人タイムトライヤルで総合シャッフル!

悪天候のためにマドリードに飛行機が降りてしまったチームは休養日にならなかった様子。

バスで何時間も雨の中揺られては身体を休めるどころではなかったでしょうね。

さて、第10ステージは、総合勢の順位が大きく変わりそうな個人タイムトライヤル。注目は世界王者のレムコ・エヴェネプールがマイヨロホのセップ・クスとのタイム差、2分22秒をどこまで縮まるかだ。

総合勢のタイムに注目となる。

 

第10ステージ　バリャドリード～バリャドリード　25.8km

 

カスティーリャ・イ・レオン地方のバリャドリードが舞台。市のほぼ全体がブドウ畑に囲まれており、ワインが有名な街。

スタートから10kmで丘があるが、あとは平坦。ゴールはバリャドリードの中心部にある大きな公園、カンポ グランデの隣となる。

 

1. 第1計測ポイント　12.5km
2. 第2計測ポイント　19.5km

 

🇪🇸 MEDICAL UPDATE: @lavuelta

Unfortunately, @romoliver_99 won’t continue the race due to a fracture in L3 vertebra after his crash in Stage 9.
We wish Javier to get well soon and see you in the races!#LaVuelta23 #AstanaQazaqstanTeam pic.twitter.com/jdcrxXFa3E

— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) September 5, 2023

 

Astana Qazaqstan Teamのハビエル・ロモは、第9ステージを完走したが、落車で脊椎骨折でスタートしない。

 

シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost

欧州王者のシュテファン・ビッセガーがスタート。

 

第1計測、第2計測とも暫定トップ。第2計測は22分13秒。

 

ゴールは28分58秒。av53.4km/h。暫定トップに。

 

トーマス・デヘント　Lotto-Dstny

トーマス・デヘントが30分13秒で暫定2位に。

 

フィリッポ・ガンナ　INEOS Grenadiers

フィリッポ・ガンナがスタート。さあ、ブエルタで世界選手権の借りをレムコに返すことが出来るのか。

 

フィリッポ・ガンナが前走者のアラン・ジュソーム(TotalEnergies)を抜いていく。

 

フィリッポ・ガンナは、Lidl-Trekのジュリアン・ベルナールを抜いていく。

 

フィリッポ・ガンナは第1計測でシュテファン・ビッセガーのタイムを33秒も更新。

 

フィリッポ・ガンナは、第2計測でもシュテファン・ビッセガーを52秒も上回っている。

 

フィリッポ・ガンナは、27分39秒。av56.0km/hと爆速。これを抜くのは難しいのでは。レムコのタイムを待つことになりそうだ。

 

マッテオ・ソブレロ　Team Jayco AlUla

TTスペシャリストのマッテオ・ソブレロがスタート。第1計測15分13秒。登りでかなり失速。

 

マッテオ・ソブレロは29分23秒で暫定4位。

 

ヨナタン・カストロピエホ　INEOS Grenadiers

ヨナタン・カストロピエホが29分3秒で暫定3位に。

 

マティア・カッタネオ　Soudal – Quick Step

TTスペシャリストのマティア・カッタネオ。

 

マティア・カッタネオは28分48秒で暫定2位に。

 

ゲラント・トーマス　INEOS Grenadiers

総合上位は諦めているけど、逃げでステージ優勝を狙うことはないというG。今回は天候、そして落車にも泣かされている。

 

ゲラント・トーマスがスタート。

 

なんと、ゲラント・トーマスはチェーンが絡まってバイクチェンジ。これは痛い。

 

ゲラント・トーマスはフィリッポ・ガンナから2分遅れ。暫定11位。このブエルタはGにとって忘れたいツアーとなりそうだ。

 

シアン・エイテブルックス　BORA – hansgrohe

20歳のシアン・エイテブルックスがスタート。ゴールタイムは30分14秒。

 

アレクサンドル・ウラソフ　BORA – hansgrohe

アレクサンドル・ウラソフがスタート。

 

アレクサンドル・ウラソフは14分37秒で暫定2位通過に。

 

アレクサンドル・ウラソフは、28分31秒で暫定2位に。これは良いタイムだ。

 

ジョアン・アルメイダ　UAE Team Emirates

アルメイダがスタート。

 

アルメイダは28分29秒でアレクサンドル・ウラソフを抜いて暫定2位に。

 

フアン・アユソー　UAE Team Emirates

フアン・アユソーがスタート。

 

フアン・アユソーは暫定4位通過。

 

フアン・アユソーは28分50秒の暫定5位に。

 

エンリク・マス　Movistar Team

エンリク・マスはどんなタイムを出してくるか。

 

マスは暫定11位通過。

 

マスは、29分25秒の暫定12位。

 

ヨナス・ヴィンゲコー　Jumbo-Visma

レムコにどこまで迫れるか。

 

暫定3位通過。アレクサンドル・ウラソフよりも6秒遅いタイムとは～。

 

ヨナス・ヴィンゲコーは28分57秒の暫定7位。

 

プリモッシュ・ログリッチ　Jumbo-Visma

東京オリンピックTTチャンピオンのログリッチスタート。

 

フィリッポ・ガンナから10秒遅れの暫定2位に。

 

プリモッシュ・ログリッチは、28分15秒の暫定2位に。レムコのタイムを待つことになる。

 

レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step

レムコはアップ中。

 

レムコはセップ・クスとの2分差を縮められるか。まずは、フィリッポ・ガンナのタイムだ。

 

レムコは登りに。

 

お～、これはどうした。レムコは第1計測で11秒フィリッポ・ガンナから遅れている。作戦か。

 

レムコのゴールタイムは27分55秒。av55.4km/hでフィリッポ・ガンナに16秒差で負けてしまった。アルカンシェルを着ての勝利はお預けとなった。あとは、セップ・クスのタイムを待つだけだ。

 

レニー・マルティネス　Groupama – FDJ

クライマーのレニー・マルティネスは、どんなタイムを出してくるか。

 

レニー・マルティネスは、30分8秒で暫定28位。これは順位を落としたようだ。

 

マルク・ソレル　UAE Team Emirates

自分はアシストといっていたソレルがUAE Team Emiratesではトップタイムだ。

 

マルク・ソレルは28分51秒。暫定8位でゴール。これは頑張ったのでは。総合順位もキープできたのでは。

 

セップ・クス　Jumbo-Visma

さあ、セップ・クスはマイヨロホを守れるか。

 

セップ・クスは14分54秒で12位通過。

 

セップ・クスは29分8秒のステージ13位。堂々とマイヨロホをキープした。

 

セップ・クスは、総合2位のマルク・ソレルに26秒差。総合3位となったレムコに対して1分9秒のリードを保つことに成功した。これはJumbo-Vismaにとっては嬉しい悲鳴だろう。

3人のリーダーで戦うことが可能だ。まさか表彰台を独占ということはないよね。レムコ頑張れ～。

 

この瞬間フィリッポ・ガンナのステージ優勝が決定。世界選手権の借りを返した形となった。フィリッポ・ガンナは今シーズンの6勝目を得意のタイムトライヤルで決めた。次はスプリントで勝利か?

 

リザルト

フィリッポ・ガンナのコメント

これが復讐なのか？うーん、分かりません。そうは思わない。天候にも恵まれ、ストレートも良かった。ジロのタイムトライアルで優勝したので、これは私にとって夢が叶った。

今日はブエルタのタイムトライアルでなんとか勝つことができたと言える。とても幸せだ。

あと２週間は楽しむつもりだ。同時に、我々はもう一つのステージ勝利を獲得しようと努める。我々はここ数週間Gのために懸命に努力してきたが、今はいくらかの余地があるだろう。

 

第10ステージリザルト

スペインの英雄、ミゲル・インドゥラインと表彰に。

総合

プリモッシュ・ログリッチとアルメイダが総合順位を上げてきた。

ポイント賞

山岳賞

新人賞