2022ヨーロッパ選手権シクロクロス女子エリート　欧州ナンバーワンの栄冠は?

ナミュールで開催されるヨーロッパ選手権シクロクロス。

2003年から開催されており、今回はベルギーのナミュール。まずは女子のエリート。

過去の優勝者は
2021:  ルシンダ・ブラッド
2020:  セイリン・アラマバード
2019:  Yara Kastelijn
2018:  アンマリー・ワースト
2017:  サンヌ・カント
2016:  タリタ・デ・ジョン
2015: サンヌ・カント
2014: サンヌ・カント
2013:  ヘレン・ワイマン
2012:  ヘレン・ワイマン

2022ヨーロッパ選手権シクロクロス

コースマップ photo cyclocrossnamur2022

城の頂上には新しい橋と、登りのループが追加されている。人工的なブリッジがある以外は、自然の地形を使って高低差のあるコースを生み出している。

雨が降るとドロドロになるコースだが、今回も下りは結構各選手苦労していた。

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング　スクリーンショット以下同様

男子U23に続いて女子エリートのスタート。現在無敵のフェム・ファンエンペルを止めるのは誰か?

スタート地点はナミュール城塞の下の道路から。人数は少なく22名。

最初の登りからフェム・ファンエンペルがトップ。

男子U23でも落車が頻発した下りからの区間で、フェム・ファンエンペルが足を踏み外す。

ブランカ・カタバスが一時トップに。

2周目

ゴール前の直線でフェム・ファンエンペルがブランカ・カタバスを抜き返す。

ブランカ・カタバスとトップ争いをしていたフェム・ファンエンペルが引き返した。なんとパンクだ。

バイク交換をするために担いで走っている。

フェム・ファンエンペルが10位まで順位を落とした。ここでトップと28秒差となる。

トップはブランカ・カタバス。2位にセイリン・アラマバード、3位デニス・ベッセマと続く。

デニス・ベッセマがブランカ・カタバスを抜いた。

3周目

デニス・ベッセマ、ブランカ・カタバス、セイリン・アラマバードの3人がパックで3周目に。

セイリン・アラマバードがトップに。4番手にフェム・ファンエンペルがもう上がってきている。

4周目

フェム・ファンエンペルがデニス・ベッセマを抜いて3位に浮上。わずか2周で追いついてきた。

フェム・ファンエンペルがセイリン・アラマバードも抜いて2位に。セイリン・アラマバードはバイク交換。

下りでフェム・ファンエンペルがトップに。

下った所でフェム・ファンエンペルが、もたついていると、ブランカ・カタバスが抜いていく。

しかし、登りでフェム・ファンエンペルが抜き返す。後ろに、デニス・ベッセマの姿は見えない。3人パックだ。

順位はコロコロ変わる。

INEOS Grenadiersのポリーヌ・フェランプレヴォは7番手。足を取られて走れない場面が多い。

ブランカ・カタバスが少し遅れたか。先頭は二人に。

少しずつ、セイリン・アラマバードが遅れている。

まだ、2秒差でセイリン・アラマバードが粘っている感じか。

セイリン・アラマバードが落車しそうになり足を突く。

再乗車したけど、登れず押して上がる。これは勝負あったか?

6周目

あっという間に22秒差となり、後ろが見えなくなる。

フェム・ファンエンペルが独走で勝利!

途中のバイク交換で28秒も失って、10位から巻き返してトップに返り咲くとは。これでヨーロッパタイトルも獲得だ。9戦中8勝と、ちょっと次元が違っている。

ルシンダ・ブラッドが出場という情報もあったけれど、間に合わなかった。彼女が復帰してからの二人の戦いが楽しみだ。

フェム・ファンエンペルが今シーズン唯一負けているのが、ルシンダ・ブランドだ。

リザルト

フェム・ファンエンペルのコメント

パンクをしてしまい、交代した後は、悔いのないようにゴールまで走ることが目標だった。また良いペースを見つけられたし、うまくいって本当に嬉しい。まさか自分がジャージを取るとは思わなかった。すでに今シーズン8勝目です。信じられない。

ナミュールでのコースはどうでしたか?

象徴的なコースだと思う。今日はとても滑りやすかった。まるで、マウンテンバイクのコースのようだった。