2022 ダンケルク4日間　第6ステージ　　フィリップ・ジルベールの総合優勝となったのか?

ダンケルク4日間は、最終ステージ。

第5ステージの最後のアタックで、ステージ4位となったフィリップ・ジルベールがリーダージャージだ。

今年で引退を表明しているジルベールとしては、なんとしても総合優勝を果たしたい所。果たして、Lotto Soudalは貴重なUCIポイントを獲得できるだろうか?

 

第6ステージ    アルドル～ダンケルク　182.9km

 

スタートからすぐに山岳ポイントが設定されている。ただ、厳しい登りではないので逃げが頑張ってタイムを稼ぐパートになるはず。

その後は平坦路が続き、スタートから110kmで最初のゴールラインを通過。11kmのローカルラップを8周走る。

間違いなくスプリントで決着のつくコースレイアウトだ。

 

1. 山岳ポイント　Mont de Fiennes　2.4km・4.1％
2. スプリントポイント　Oxelaere
3. 山岳ポイント　Vigneau de Licques　1.0km・6.7％
   
4. スプリントポイント　Oxelaere
5. スプリントポイント　ダンケルク

 

集団ゴールとなった場合のフィリップ・ジルベールのライバルとなるのは

1. フィリップ・ジルベール　Lotto Soudal　20:39:33
2. オリバー・ナーセン　AG2R Citroën Team　0:04
3. ジェイク・スチュワート　Groupama – FDJ　0:05
4. バンジャマン・トマ　Cofidis　0:10
5. バティスト・プランカールト　Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux　0:10

 

ボーナスタイムが10秒あるので、この5人にチャンスがある。フィリップ・ジルベールが特にマークしないといけないのは、オリバー・ナーセンとジェイク・スチュワートの二人だ。

 

7人の逃げ

先頭は7人で、すでに周回コースに入っている。集団とは1分10秒のタイム差。

1. アレクシー・ルナール　Cofidis
2. ファビアン・リーンハルト　Groupama – FDJ
3. ロバート・スタナード　Alpecin-Fenix
4. ジル・デウィルデ　Sport Vlaanderen – Baloise
5. ユライ・サガン　TotalEnergies
6. ジョリス・デルブーベ　St Michel – Auber93
7. レオ・ダネス　　Team U Nantes Atlantique

 

リーダージャージのフィリップ・ジルベールはチームメイトに守られて進んでいる。

 

集団から一人飛び出しているのだけど、追いつきそうにない。

1. MIFSUD Andrea(Nice Métropole Côte d’Azur)

 

残り4周

先頭は、ゴールラインを48秒差で通過。

 

単独で逃げていたライダーも吸収された。

 

集団はAlpecin-Fenixが引き始めた。タイム差は38秒となっている。

 

先頭からは、ユライ・サガンが切れてしまった。

1. アレクシー・ルナール　Cofidis
2. ファビアン・リーンハルト　Groupama – FDJ
3. ロバート・スタナード　Alpecin-Fenix
4. ジル・デウィルデ　Sport Vlaanderen – Baloise
5. ジョリス・デルブーベ　St Michel – Auber93

 

残り3周

タイム差44秒でゴールラインを通過。

 

残り25.9kmで先頭交代にB&B Hotels – KTMも加わる。後ろは、Bingoal Pauwels Sauces WB。

 

先頭は32秒差となる。5人が全開で回している。

 

残り2周

25秒差で通過。残り18.4kmだ。

 

先頭は3人になった。アレクシー・ルナールが先導する。

1. アレクシー・ルナール　Cofidis
2. ジル・デウィルデ　Sport Vlaanderen – Baloise
3. ジョリス・デルブーベ　St Michel – Auber93

 

さらに二人になって逃げ続ける。

1. アレクシー・ルナール　Cofidis
2. ジル・デウィルデ　Sport Vlaanderen – Baloise

 

残り1周

ギリギリで2人はラスト周回に。

 

アレクシー・グナールはあきらめた。

 

残り6.8kmでジル・デウィルデ(Sport Vlaanderen – Baloise)も捕まってしまう。

 

残り5.8kmでAlpecin-Fenixが3人で先頭を固める。

 

残り3kmでAlpecin-Fenixは一人になってしまった。

 

ここでTotalEnergiesのマチェイ・ボドナルがアタック!

 

マチェイ・ボドナルは集団を突きはなす。

 

まだ、逃げている。

 

残り600mまできた。

 

だが、残り500mでマチェイ・ボドナルは抜かれてしまう。

 

先頭はGroupama – FDJだ。

 

ここで早掛けしたのはIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのヘルベン・タイッセンだ。

 

後ろから、Team Arkéa Samsicのユーゴ・オフステテールが追いすがる。

 

 

あ～、だがヘルベン・タイッセンのそのままゴール～!

今年、Lotto Soudalから移籍したきた23歳のベルギー人は、プロ初勝利だ。ゴールでの喜びようは凄かった。

第2ステージ2位、第3ステージ3位、そして、ついに最終ステージで優勝を飾った。

 

そしてステージ15位でフニッシュしたフィリップ・ジルベールが見事に総合優勝。UCIポイントを200ポイントも稼ぎだした。これはチームにとってもも大きい勝利だ。

ジルベールはキャリア80勝目の節目の勝利となった。

 

 

リザルト

第6ステージ　リザルト

ヘルベン・タイッセンのコメント

これまでの2回の全力疾走で常に最強だったのは気になったが、結果は得られなかった。

3回目は適切なタイミングでなければならなかった。足は本当に新鮮でスポーツの復讐を探していた。

最終ラップに入ると、勝利の気持ちが引き継がれ、絶対に勝ちたかった。そして成功した。フィニッシュラインから300メートルで満員になり、全員を置き去りにすることができた。

もちろん、良い位置においてくれたチームメイトからのサポートに感謝する。

再び勝利のジェスチャーをすることが許されたのはかなり前だったに違いない。多くのレースに勝ったが、プロレースでは何かが違う。

かつてレースで勝利したが、それをダンケルク4日間の勝利と比較することはできない。これは夢が叶ったように感じる。この勝利が私に将来への大きな自信を与えてくれることを願っている。

 

総合

フィリップ・ジルベールのコメント

昨日のステージ優勝を逃したことに失望したが、この全体的な勝利に非常に満足している。

コーナーが多く、難しいローカルトラックであり、正しいポジションに立つことは絶え間ない戦いだったので、事前にストレスを感じていた。

 今週初めにステージで勝利した後、全体的な勝利はLotto Soudalに戻ってから2回目です。

とてもやりがいがある。私は2年間、多くの問題と困難な瞬間を経験してきた。しかし、私は自分のキャリアを最高レベルで終えたいと思っている。

そのレベルに到達するためにしなければならないことを私は決して忘れなかった。病気のために最適なトレーニングができなかったので、クラシックは私にとって難しいものだった。

ここでは、天気が良く、コースが少し短いので、うまくいった。素晴らしいチームにも感謝する。

まだ、レースは続きます。

ツールまでにレースを走るつもりだ。その後も非常に野心的だ。もっと勝ちたい。

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞

チーム賞