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2025 ジロ・デ・イタリア第18ステージ ワウト・ファンアールト、マッズ・ピーダスンは何故追わなかったのか?

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Photo credit: Sum_of_Marc on VisualHunt.com
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第18ステージは、UAE Team Emirates – XRGのフアン・アユソーのリタイヤから始まった。

 

その後、攻撃が止まず、登れるスプリンターだけが逃げに入り込むことができた。マッズ・ピーダスン、ワウト・ファンアールト、カーデン・グローブスが逃げたことにより、当然スプリントで決着かと思われたのだけど。

 

 

11人が逃げ切り、さらに上記のニコ・デンツのアタック。これを追えないのが面白いところだ。何故、単純なスプリントにならなかったのかワウト・ファンアールトが答えている。

 

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ワウト・ファンアールト チャンスを与える

 

スプリンターステージになっていたならば、ワウト・ファンアールトはオラフ・コーイのリードアウトだったはず。だが、勝てていないチームは逃げを選択。34人が逃げ切った。

 

ワウト・ファンアールトのコメント

複雑な決勝戦になることは分かっていた。速い選手がほぼ全員、そして多くのチームメイトもいて、良い逃げ切りができた。

マッズ・ピーダスン、カーデン・グローブス、そして私自身は、お互いを何度も見ていた。だから、決勝でチームメイトが全員前に出たとき、彼らにチャンスを与えることに同意した。

今日はディラン・ファンバーレが先頭に立っていて良かった。ステージ優勝のチャンスを得られたのは嬉しいが、それが叶わなかったのは残念だ。

 

ディラン・ファンバーレ ワウトが前なら

 

ディラン・ファンバーレは、11人の逃げ切りの一人に。ワウト・ファンアールトから勝利を託された形となったけれど、それはかなわなかった。

 

ディラン・ファンバーレのコメント

今日はオラフの様子を確認したかった。 しかし、多くのチームが別の考えを持っていることがわかり、ワウトとエドアルド・アッフィニを逃げに回す計画に切り替え、最終的に私がそこにいたんだ。

本当に厳しい一日だった。もう何も残っていない。先頭集団ではAlpecin-DeceuninckとLidl – Trekに気を配っていたが、ワウト・ファンアールトと少し助け合うこともできた。

彼は私にギャップがあると教えてくれ、そこから11人の先頭集団が生まれた。その後、私はそのまま走り続けた。正直に言うと、ファンアールトがそこにいてくれたら良かったのにと思う。

 

デンツが先頭集団から離れた瞬間については?

彼はすごく強烈な印象を残したけど、バイクの後ろにいたんだ…それからそのまま走り去った。バイクが近すぎるってどうやって分かったんだろう? 感じたよ。

 

ダン・フール Lidl – Trek

 

最後の逃げ切り11人の中に入ったダン・フールだったけれど、ニコ・デンツのアタックを見送った。その後、アタックする姿もみられたが追いつくことはなかった。マッズ・ピーダスンから勝利を託されたが、スプリントで勝てるタイプではない。

 

ダン・フールのコメント

素晴らしいステージだった。うまくいったと思う。ただ、マティアス・ヴァチェクやマッズ・ピーダスンではなく、僕が一人だったのも少し残念だった。

僕はスプリントが得意ではないので、賭けるのは難しい。ギャップを作ってしまった後、もう参加できなくなってしまったんだ。

僕が先に走るべきだった、とチームマネージャーが言っていた。ストレートで後ろからスピードを出して追い抜こうと待っていたんだ。でも、待つ時間が長すぎた。

デンツがすぐにギャップを作ったら、それで終わりだった。ニコは正面から攻撃して、とても強かった。言い訳にはならないだろうが、彼はバイクに非常に近かった。

彼自身は、勝者になるに値する人物だ。肝心なのは、それを終わらせることができないということだ。そのスプリントでは3位でゴールできたかもしれないが、数人の選手が接近してきたので、しばらく我慢しなければならなかった。とにかく、もう勝つことが目的ではなくなった。

 

ダン・フールは、第10ステージの個人タイムトライヤルで勝利。この独走力があれば、先にアタックして逃げていたことも出来たかもしれない。

あまりにも大量の逃げとなると複雑な関係となり難しいレース展開となる。最後の逃げ切りステージとなった感じがするけれど、それを生かしたのがニコ・デンツだった。

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