E3サクソクラシックは、マチュー・ファンデルプールの強烈なアタックから始まった。
まさか、残り80km以上からアタックをかけるとは。一時は4人でぬけだし、最終的にワウト・ファンアールト、タデイ・ポガチャル、マチュー・ファンデルプールと予想通りの顔ぶれに。
残り22kmの時だった。ワウト・ファンアールトはサポートカーからチェーンに注油を受ける。これがいけなかった。
まずは、ツイッターで炎上。その理由とは?
UCI規則だと
Dit zou dus niet mogen? #E3SaxoClassic pic.twitter.com/SLHxLLTPsA
— Roel Hendryckx (@rhendryckx) March 24, 2023
この注油についてワウト・ファンアールトは、
「ギアシフトに問題があったんだ。右側にうまく落ちなかったんだ。どうやら、その時にオイルを塗ってしまったようだ。タップがあったかもしれないので、車を呼んだ。それが、車を呼んだ理由だ。」
と答えている。
厳密にいうとUCI規則2.3.030では罰則となる。
- ブレーキやチェーンに注油するならば、停車中に行うこと
- 集団の後ろで行うこと
- 車両にしがみつかない
- 動いている車両から機械的介入を受けたライダーは、罰金と排除または失格
だが、最終的に、E3サクソクラシック終了後、レース審査員からワウト・ファンアールトやJumbo-Vismaチームスタッフへの制裁は行われなかった。
ワウト・ファンアールトは、スポーツ的な利点はないと主張している。
ワウトはさらに、矛盾を指摘されているUCIルールブックは白黒つけるべきでなく、ある程度の主観を残すべきだと主張した。
「陪審員は良い決断を下した、サイクリングを殺さないでください。それを行うメリットは何もないからだ。
しかし、私の考えでは、ルールに則って行動しなければならない。OK、それはアドバンテージになるのか?レースで重要な役割を果たすか?イエスかノーか。
自分達は、それを使って仕事をしなければならないんだ。」
ワウト・ファンアールトの場合、二人の後ろで離れて行っており、OKとなったようだ。まあ、これで失格とかなったら興ざめだ。
E3 サクソクラシックのレース詳細は以下を参考までに。
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