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2022 ツール・ド・フランス第10ステージ  レースが中断した理由とは?

海外情報
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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ツール・ド・フランス第10ステージは、EF Education-EasyPostのアルベルト・ベッティオルが単独で先頭集団から逃げている時に、突然中断された。

 

映像では、赤い発煙筒のようなものがたかれていたような。

なんのためのデモだったのだろうか?

 

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アルベルト・ベッティオルは通り抜けたけど

以下のように先頭のアルベルト・ベッティオルは通り抜けた

 

アルベルト・ベッティオルは、一人なのでなんとか通り抜けることが出来たけど、後ろは大集団なので無理ですよね。

 

結局、警察官が排除に

 

デモ隊というか、座り込んていたメンバーは次々に排除。

抗議していた団体は、DernièreRènovation。

フランス政府に、排出量を劇的に削減するように働きかけている。まずは住宅の断熱性能をたかめてエネルギー消費の削減を訴えている。

 

この団体は他でも沢山抗議していて、ローランドギャロスのテニスコートでもデモ。

2022年6月3日の抗議 Image credit: derniererenovation

 

Tシャツには、1,028日しか時間がないと書かれている。今回の抗議では、989日となっていた。この女性は、今回のツールでも座り込みをしている。

スポーツだけでなくて、高速道路でも抗議していて多くの車を止めたりしている。この時には80人が逮捕されている。

 

団体の公式サイトの声明では

私はこれに来たくない。私はむしろ祖父と一緒にいて、政府がその仕事をしている間、ツール・ド・フランスを見ながらソファで静かに過ごしたいと思います。しかし、これは現実ではありません。

政治家が私たちを送っている世界は、ツール・ド・フランスがもはや存在できなくなる世界であるというのが現実です。この世界では、私たちは自分自身を養い、家族を救うために戦うことに忙しくなります。これらの状況下で、私たちは大規模な戦争と飢饉に直面するでしょう。私たちは、救われるべきものを救うために、今日行動し、市民的抵抗に参加しなければなりません。

あなたは私に何を望んでいるんですか?自転車に乗る人が通り過ぎるのを見るように、道端にとどまって自分の人生が通り過ぎるのを見るのですか?いいえ、私は苦しみの最悪のエピソードを避け、新しい世界を創造するために行動し、干渉することに決めました。すべてがまだ変わる可能性があるからです。

 

気候変動に関する活動をするのは良いけど、やり方がねえ~。スポーツの祭典を標的にするのはどうかと思う。

ただ、実際に走っていたライダーは、何の抗議なのかなんて知らないのが大多数だった。

 

ツールが中断されたのは、2018年に農業に対する地元の補助金が廃止されることに反対して抗議した時のこと。

スタートから26km地点では、干し草やトラクターで道をふさいでツールを止めた。この時には警察官が抗議者に唐辛子スプレーを使っている。

マイヨジョーヌだったゲラント・トーマスは、風によって飛んでいたスプレーで目をやられて治療を受けている。

 

2018年のデモ photo Stephane Mahe

 

さらに、ゴール手前では、二人の女性が農家を支持して集団を止めている。

この時に女性は、催涙ガスを浴びている。日本ではちょっと考えられない対処方法だけど。

抗議をアピールするならば、沿道でプラカードなどを掲げる程度にして貰いたい。

 

 

コメント

  1. むんく より:

    逃げていたのはベッティオールではないでしょうか。マグナスコルトはこの時は追走グループにいて脚をためていたはずです。

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