2026 ツール・ド・フランス総合2位にステージ2勝。ここまでの活躍を私は正直想像していなかった。
ツール前に体重管理して物凄く絞っていたけれど、前半の登りでは遅れて下りで追いつくというパターン。これは長い登りではついていけないだろうと思っていた。
だけどツールでの大成功。そしてクラシカ・サンセバスティアンでの勝利。今年、レムコ・エヴェネプールは過去に類を見ないほどの強大な力を発揮した。
一体何故、彼は今年これほどまでに強くなったのか。その成功の裏には、どのような秘密が隠されているのだろうか。
挫折から始まった新体制での挑戦
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彼が強さを手に入れた最大の理由は、Red Bull – BORA – hansgroheでの新体制構築と、新コーチと共に取り組んだトレーニング内容の大きな変革にある。
ダン・ロランがLidl – Trekへ移籍したことを受け、エヴェネプールの強い希望により、元Team Visma | Lease a Bikeのティム・ヘームスケルクが新たなコーチとして即座に就任した。
エヴェネプールは暫定的な措置ではなく、すぐに2026 ツール・ド・フランスに向けて一緒に準備を始めることを求めたのだ。
しかし、成功への道のりは最初から順風満帆だったわけではない。
新体制での最初の厳しいインターバルトレーニングで、レムコはいきなり壁にぶつかった。
ティム・ヘームスケルクは「トレーニング中に選手から電話がかかってくるのは、たいてい順調だという知らせではない。彼はインターバルを最後までこなせない、最初のセットすら終わらないと言ってきた」と当時の苦難を明かしている。
驚異的な強さへと繋がった秘密は、この挫折に対する素早い対応にあった。
二人は無理に元の計画を押し通すのではなく、すぐにアプローチを修正し、より着実なペースでのビルドアップへとトレーニングの舵を切ったのだ。
ツール・ド・フランスに向けて事前のレース出場を極力控えるという厳格な調整方法は、コーチと選手が対話を重ねて見出した最適なスケジュールとなった。
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カルペでのトレーニング合宿を見学した際、父親のパトリック・エヴェネプールは息子の精神面および肉体面が過去最高の状態にあることを悟り、妻に「こんな姿は今まで見たことがない」と伝えたという。
初期のつまずきを乗り越え、コーチへの絶対的な信頼のもとでトレーニング内容を大胆に最適化したことこそが、ツール・ド・フランスでレムコ・エヴェネプールが比類なき強さを誇った最大の秘密だったのだ。







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