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UCIは「スーパータック」を禁止に~。下りではフルーム乗りは見れなくなる?【一部訂正】

この記事は約4分で読めます。

UCIは木曜日に、レースの安全性を強化することを目的とした規則とプロトコルのいくつかの更新を発表した。

最も注目すべき更新の中には、トップチューブに座った状態での降下を禁止するという項目もある。

これは、「スーパータック」と呼ばれることが多い乗り方だ。見る側にも面白いけど、4月からはレースで見れなくなりそうですね。

 

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スーパータック

下はセルヒオ・ヒギータのスーパータック
 
 
 
 
 
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スーパータックを見せてくれたのは、クリス・フルーム。2016ツール・ド・フランス第8ステージでトップチューブの上に乗って下りでペダリングするという技術を見せてくれた。

これ以降、下りではこのスーパータック走行をする選手が続出。プロ選手は結構の数でやってますね。ジュリアン・アラフィリップも良くしているし。

 

こちらは2016ツール・ド・フランス第8ステージでフルームが披露したスーパータック

追記

最初にスーパータックを始めたのはマテイ・モホリッチ(現バーレーン・ヴィクトリアス)ということを「まめ」さんに教えて頂いた。

トップチューブ乗り、スーパータックは別名「モホリッチ乗り」と呼ばれていて、最初に(メディアに映る範囲で)始めたのはフルームではなくマテイ・モホリッチ(現バーレーン・ヴィクトリアス)です。2013年のU23世界選手権で確認されています。

その後はサガンが多用して有名になり、2016年にフルームが見せた際には「ついにフルームまで使い始めた」ということで爆発的に認知が広まったかと。

こちらの動画の8分13秒あたりから見ることが出来る。

過去数シーズンの主要レースでは他にも数え切れないほどの選手がこのテクニックを採用していた。

スーパータックの使用は論争の的となっているが、多くの人がこの方法の安全性を疑問視しており、使用しているライダーとその周りのライダーの両方に疑問を投げかけている。

ただ、これで事故が起きたことはレースではない。当然、見通しの良い場所でテクニックのあるプロがすることだ。でも、これをマネする人が事故をする可能性は高いとも言える。

残念ながら、スーパータック走行は、2021年4月1日からはペナルティとなる。

それ以外の改正点を簡単にあげてみると

  1. UCIスポーツ部門内の安全管理者の地位の創設。イベントでの安全監督に専念
  2. イベント安全マネージャーを任命
  3. 過去5年の事故データベースの作成
  4. レース開始の数週間前にルートのリスクを評価・改善
  5. バイクカメラなどとの安全対策
  6. コースに沿っているバリア仕様強化と近代化
  7. ライダーへの伝達を迅速に
  8. ライダーの危険な行為(スーパータックなど)
  9. ゴールのバリア基準
  10. ボトルの集団内への投げ捨て禁止、トップチューブに乗って走ることの禁止
  11. ボトルの投げ捨ての罰金
  12. ドライバー、ヘリコプターの行動に関するより厳格な指令
  13. ドライバーの経験の監視化
  14. ドライバー向けのより詳細で構造化されたブリーフィングを確立

いづれも、事故があったり問題となっていたことを具体的に取り組むようになっている。

詳しくは、以下の記事でまとめているので参考までに。

 

 

コメント

  1. まめ より:

    トップチューブ乗り、スーパータックは別名「モホリッチ乗り」と呼ばれていて、最初に(メディアに映る範囲で)始めたのはフルームではなくマテイ・モホリッチ(現バーレーン・ヴィクトリアス)です。2013年のU23世界選手権で確認されています。
    https://youtu.be/Bw8tmMAoXJs?t=493

    その後はサガンが多用して有名になり、2016年にフルームが見せた際には「ついにフルームまで使い始めた」ということで爆発的に認知が広まったかと。

    • ちゃん より:

      まめさん、またも貴重な情報ありがとうございます!
      コメント文を使わせていただき、記事を修正しておきました。マテイ・モホリッチだったんですねー。
      てっきり、フルームが最初なのかと思ってました~。
      また、教えて下さいませ(^^♪

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