ブエルタ第16ステージの登りスプリントでプリモッシュ・ログリッチは、残り2.6kmからアタック!
そこから一度も先頭を譲ることなくゴール前まで引き続けた。これほどまで強い走りを見せるライターはいない。
だが、ゴール手前で激しく転倒。なんとかゴールを越えたけれど、血だらけで放心状態のプリモッシュ・ログリッチの様子はただ事ではなかった。
出走決定は朝に
⚡️ Nueva victoria para 💚@Mads__Pedersen en un ÚLTIMO KM totalmente descontrolado.
📽️ ¡Revívelo!#LaVuelta22 pic.twitter.com/fevmd7AAvU
— La Vuelta (@lavuelta) September 6, 2022
Jumbo-Vismaの報告では、骨折はない。ケガを綺麗に洗浄して様子を見ないといけないと。出走するかは、翌朝になってから決定するとのこと。
写真は載せられないが、右膝、右肘、胸も打撲しており、血だらけな状態。ゴールに向かう姿をみてもまともに走れるとは思えない感じだった。
スポーツディレクターのコメントは
今日は何かやってみようという計画があったんだ。今日はステージだけでなく、GCでタイムを取り戻すことも目標にした。
今日はそれがすべてうまくいった。プリモシュは少人数で先頭を走っていた。その後どうなったかもわからない。チームカーにテレビがあったのだが、クラッシュを見逃した。
最初は第1グループでゴールしただけだと思っていたのだが、最後の直線で転倒したと聞いている。良い計画は最後の数百メートルで崩れてしまう。
今は正確な怪我の状態を見なければならない。傷ついたのは確かだが、今はその傷をすべてきれいにすることが重要だ。そうすれば、今の状態がどれだけひどいかわかるはずだ。
落車の原因
Lag “kauwgombal” aan de finish aan de basis van Primoz Roglic’ val? https://t.co/EiL8rXWQJi #LaVuelta22 pic.twitter.com/8HzXvh3FmN
— Sporza 🚴 (@sporza_koers) September 6, 2022
当初、白線にあるガムのようなものが溶けた箇所でプリモッシュ・ログリッチが滑ったのではないかとの憶測が流れた。
だが、映像をスローで解析したところ、違うことが判明。
結局、Bahrain Victoriousのフレッド・ライトのホイールに接触したことが報道されている。
📝 @fred_wright0 took 4th on a 5-man sprint that unfortunately saw Roglic’s crash after accidental contact with him.
We hope Primoz won’t have serious injuries. Get well soon!#RideAsOne #LaVuelta22
📸 @ChrisAuldPhoto pic.twitter.com/zciQNqRBhO
— Team Bahrain Victorious (@BHRVictorious) September 6, 2022
フレッド・ライトのコメントは
レーシングインシデントだと思うんです。プリモシュが失速している間に回り込んだ。もちろん、これは意図的なものではありません。無事であることを祈ります。
数年前の決勝の映像を見て、スプリンターズチームがペースをコントロールするのではと思っていた。
でも、プリモシュは何かに挑戦しようとすると、ほとんど止められなくなるんです。プリモシュは平坦な場所でもしっかりとした走りを見せてくれた。
本当に感動した。その時思ったのは、「やった!」ということです。しかし、最後の1kmは永遠に続き、プリモシュは平地でも本当に強かった。
スプリントでログリッチに少しブロックされたけど、いずれにしても勝てなかった。とにかくマッズ・ピーダスンに勝てるような脚は持っていなかった。また4位か…それは確かに悪くない。
プリモッシュ・ログリッチの転倒は本当に残念。出走できるのかはわからないが、出来なかった場合、ツールに続いてのリタイヤとなってしまう。
昨年からずっと不運が続いており、ベストな状態が保てないのはもどかしくてならない。
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