弟フィンレイ・ターリングを19歳で亡くしたジョシュア・ターリングが、その8日後に2026年ブエルタ・ア・エスパーニャのスタートラインに立った。
日本だったら、喪に服す形でレースに出ることはないかもしれない。
だが、ジョシュア・ターリングは自らが決めてスタートラインにたった。決して、順調に調整が出来ていた訳ではないだろう。
そして開幕第1ステージ、モナコで行われた9.4kmの個人タイムトライアルで、タデイ・ポガチャル、イーサン・ヘイターに続く3位に入った。ポガチャルとの差はわずか4秒だった。
ゲラント・トーマスは、これまでの一週間を考えれば、これは勝利のようなもの
Third place on the streets of Monaco sees Josh Tarling pull on the Young Rider’s jersey at #LaVuelta26 pic.twitter.com/amKhobeNzP
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ジョシュア・ターリングにとって、2026年ブエルタ・ア・エスパーニャのスタートは、これまでとは全く違う意味を持っていた。
8月14日、弟のフィンレイ・ターリングがボルタ・ア・ポルトガルのレース中に事故に遭い、19歳で亡くなった。
Fastest so far at #LaVuelta26
Josh Tarling gave it his all out on course to set the benchmark thus far on the opening stagepic.twitter.com/65nY4kE8M2
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それからわずか8日。9.4kmのテクニカルな個人タイムトライアルで、ジョシュア・ターリングは11分01秒を記録。ポガチャルに4秒差、イーサン・ヘイターに続く3位となり、若手選手対象のホワイトジャージも獲得した。
この結果を、チームのスポーツディレクターを務めるゲラント・トーマスは非常に大きなものとして受け止めた。
ゲラント・トーマスは、ジョシュア・ターリングがレースに戻り、チームの中で日常を取り戻すこと自体が重要だったという。
そのうえで、この一週間で経験したことを考えれば、今回の3位は「勝利のようなもの」と評価。
これほど大きな悲しみを抱えながら、再び自転車に乗り、いきなり世界最高峰のグランツールで表彰台に上がったことに、強い感銘を受けていた。
Gはさらに、ジョシュア・ターリング自身がレースへ戻ることを強く望んでいたことにも触れている。
チームとしては、無理に何かを求めるのではなく、まずいつもの生活に戻り、チームメートと過ごし、レースという日常を取り戻せるよう支えることを優先したという。
今回の走りが選手としての能力だけでなく、一人の人間としての強さも示していると称賛。
テクニカルなコースでの走りがジョシュの強みであると評価。しかも、しっかり自転車に乗ってレースしたのは久しぶりだったにもかかわらず、このパフォーマンスを発揮したことに驚きを示した。
翌日の第2ステージでは、ジョシュア・ターリングはホワイトジャージを着てスタートする。
弟フィンレイを失ってから、わずか8日。その時間の短さを考えれば、今回の3位は単なる表彰台以上の意味を持つ。ターリングは、悲しみを抱えたまま、それでも前を向いて走り出した。
そしてモナコで見せた走りは、チームにとっても、ジョシュア・ターリング自身にとっても、ブエルタ3週間への新たな一歩になった。




コメント
ポガチャルの勝利はターリングを抜かしたヘイターへのおしおきだと言われていますね。
「リスクを犯さない範囲で攻めよう」と思ったそうです。
ターリングは亡くなった弟が、レースで自分の事を応援するのが趣味だったから、自分の感情を抑えて走っていると言われてますね。
表彰式のバックヤードでポガチャルがターリングに声かけをしていましたが、気遣っているように感じました。
タデイ・ポガチャルのコメントの通りでしょうね。まあ、自分のアパートの前を通るのだから熟知していたはずです。
自分から神妙な面持ちでターリングを労いにいくポガチャルの姿が印象的でしたね。
あまりない事かも。
ものすごく気を遣っていた気がしました
コメントの通りでしょうね。タデイ・ポガチャルの人柄かと。