2022 ジロ・デ・シチリア第4ステージ　エトナの登りを最速で上がったライダーは?

ジロ・デ・シチリアの総合優勝は最終ステージで決まる。

前日は、コンチネルタルチームの19歳。フラン・ミホルジェビッチ(Cycling Team Friuli ASD)がステージ優勝に、総合トップにもたってしまった。

彼の父親は、ウラディミル・ミホルジェビッチは、キャリア5勝を上げているプロサイクリス。フラン・ミホルジェビッチは、父を越えるライダーとなれるかな。

 

第4ステージ   ラガルナ～エトナ　140km

 

内陸のナガルナからスタートし、一旦周回してから、エトナに登る。決戦はエトナだ。

 

1. 超級山岳　Contnada Giuliana     10.9km・4.9%
   
2. スプリントポイント  Mascali
3. 超級山岳　Contnada Giuliana     11.3km・5.89%
4. 超級山岳　エトナ     17.7km・5.5%

 

スタート前

総合リーダージャージを着ている、フラン・ミホルジェビッチはどこまでついていけるかな。

 

まあ、本命はダミアーノ・カルーゾかな。リーダーとなって走るカルーゾはしっかりと結果を出してくれるライダーだ。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリは、ジロに向けてこのステージである程度の見極めを見せてくれるのでは。

 

ドメニコ・ポッツォヴィーヴォも表彰台にのぼってくるライダーだ。

 

フラン・ミホルジェビッチはリーダージャージなのに一番端に並んでいる。

 

7人の逃げ

7人が逃げている。

1. フィリッポ・フィォレッリ (Bardiani-CSF-Faizanè)
2. Michael Belleri (Biesse-Carrera)
3. David Martin (Eolo-Kometa)
4. Pier-André Coté (Human Powered Health)
5. Stefano Gandin (Team Corratec)
6. Nicola Venchiarutti (Work Service Vitalcare Vega)
7. Matteo Zurlo (Zalf Euromobil Fior)

 

EF Education-NIPPO Development Teamの BERHE Welay Hagosが落車。20歳のエチオピアのライダー。

 

先頭は9人に増えている。

 

フィリッポ・フィォレッリ (Bardiani-CSF-Faizanè)は、良く逃げに乗っている。今日はポイント賞ジャージだ。総合4位と良い位置につけている。

 

残り34.1kmで2分15秒差に。

 

残り33.2kmで、EF Education-NIPPO Development Teamの岡篤史が集団から遅れる。

 

登りで先頭はコロンビアチームの二人に。

1. 33 GÓMEZ Germán Dario(Colombia Tierra de Atletas – GW Bicicletas – Shimano)
2. 35 PINEDA Rafael (Colombia Tierra de Atletas – GW Bicicletas – Shimano)

 

リーダージャージのフラン・ミホルジェビッチはしっかりと先頭付近にいる。

 

集団はイタリア代表チームが引く。

 

逃げていたメンバーが、次々と集団に飲み込まれていく。

 

超級山岳　Contnada Giuliana     11.3km・5.89%

先頭二人は超級山岳ポイントを通過。

 

このコロンビアの二人は、タイム差を縮めさせない。残り20.5kmで1分30秒とタイム差を逆に広げる。

 

エトナへの登りが始まっている。フラン・ミホルジェビッチは、ダミアーノ・カルーゾの後ろにしっかりと陣取っている。

 

先頭のコロンビアチームは単独となりそうだ。

 

フラン・ミホルジェビッチが集団後方におちる。これは～。

 

昨日も逃げているので、きつかったか。

 

これは追いつきそうにない。総合から陥落だ。

 

コロンビアの二人はまた元に戻っている。残り13.8kmで51秒まで迫られる。

 

再び、先頭は一人だけに。

 

集団はすでに18人に。

 

先頭に集団が迫る。

 

残り10.6kmで逃げは全て吸収。

 

残り9.9kmで11名に。絞られてきた感じだ。

 

さあ、絞られてきた。そろそろアシストもいなくなる。先頭は二コラ・コンチ。

 

さあ、ダミアーノ・カルーゾがアタックだ。

 

すぐに、ヴィンチェンツォ・ニバリが張り付く。

 

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのルイス・メインチェスが追いついてきた。ドメニコ・ポッツォヴィーヴォは、病気のためにそうそうにリタイヤしてしまっている。先頭は4人だ。

1.  ヴィンチェンツォ・ニバリ　Astana Qazaqstan Team
2. ダミアーノ・カルーゾ　イタリア代表チーム
3. ルイス・メインチェス　Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
4. ジェフェルソン・セペダエルナンデス　Drone Hopper – Androni Giocattoli

 

ケニー・エリッソンドも追いついてきて先頭は5人に。

 

またも、ダミアーノ・カルーゾがアタック!

 

ルイス・メインチェスが離される。

 

ヴィンチェンツォ・ニバリと二人に。

 

しかし、また4人に。まだ、ゴールまで距離があるので一気にペースを上げる感じではない。

 

ケニー・エリッソンドが根性で追いついてきた。

 

ダミアーノ・カルーゾが先頭でペースを上げる。

 

カルーゾの引きで、ケニー・エリッソンドとルイス・メインチェスが切れる。

 

ここで、Drone Hopper – Androni Giocattoliのジェフェルソン・セペダエルナンデスがアタック!

 

だが、ダミアーノ・カルーゾが再び先頭に。

 

残り1.4kmで、ダミアーノ・カルーゾがダンシングでアタック!

 

あ～ヴィンチェンツォ・ニバリが下を向いてしまう。

 

これは決まった!

 

ヴィンチェンツォ・ニバリは、ジェフェルソン・セペダエルナンデスからも遅れる。

 

ジェフェルソン・セペダエルナンデスが2番手で追うが、かなり差がある。

 

時折後ろを振り返りながら、余裕でダミアーノ・カルーゾが帰ってきた。

 

ゴールのかなり前から、観客をあおってアピール。

 

ダミアーノ・カルーゾがステージ優勝に、総合優勝も勝ち取った!

イタリアチームの期待に見事にこたえた。これでダミアーノ・カルーゾはキャリア7勝目となる。アシストで走ることが多いが、リーダーで走っていればもっと勝ち星は多かったはず。

こうやって、リーダーで走るチャンスは中々ないが実力十二分のライダーだ。地元のジロには出場できず、ツール・ド・フランス出場なのでアシスととして参加だ。

 

 

リザルト

第4ステージ　リザルト

ダミアーノ・カルーゾのコメント

ここで勝つなんて素晴らしい！　私の地元で、とりわけイタリア代表のジャージを着て優勝できたことをとてもうれしく思う。

ここでレースをすることを許可してくれたチームと、可能な限り最善の方法でサポートしてくれたイタリアサイクリング連盟に感謝したいと思う。私はこの数週間、この目標に向けて十分な準備をし、私が蒔いたものを刈り取った。

 

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

ジェフェルソン・セペダエルナンデスは総合2位に新人賞も獲得した。