2022 パリ～カマンベール　フランスのワンデーレースを制したのは11年振りの勝利をあげたライダーだ!

フランスのノルマンディー地域で行われる第83回パリ～カマンベール(1.1)。

過去の優勝者は

 

ポン＝オードゥメール～リヴァロ 　　213.8km

 

フランス特有の小刻みなアップダウンの多いコース。最後は、リヴェロでの2周回のローカルサーキットで決着。

逃げを捕まえた小集団でのスプリントとなりそう。

 

1. 山岳ポイント　Cote de Chiffreville Tonnencout 1km・7.0%
2. 山岳ポイント   Cote de Touisambert 0.6km・7.8%
3. 山岳ポイント   Cote de  la Variniere  0.6km・6.2%
4. 山岳ポイント   Butte des Fondits 1.7km・6.1%
5. 山岳ポイント   Cote de  la Variniere  0.6km・6.2%
6. 山岳ポイント   Cote de  Tortisambert 0.6km・7.8%
   
7. 山岳ポイント   Cote de  la Variniere  0.6km・6.2%
8. 山岳ポイント   Butte des Fondits 1.7km・6.1%
9. 山岳ポイント  Butte des Fondits 1.7km・6.1%

 

注目のライダーは

 

スタート

フランスは薄曇りと言った感じでスタート。

 

5人の逃げ

長い逃げに5人が乗っている。

1. VANHOOF Ward(Sport Vlaanderen – Baloise)
2. ŠIŠKEVIČIUS Evaldas(Go Sport – Roubaix Lille Métropole)
3. Fredrik Dversnes(Uno-X Pro Cycling Team)
4. GOUBERT Jean(Nice Métropole Côte d’Azur)
5. LAGRÉE Adrien(B&B Hotels – KTM)

 

集団はTotalEnergiesが引いている。

 

 

タイム差が出ないのでどれくらい開いているのやら。

 

山岳ポイント   Butte des Fondits 1.7km・6.1%

登りで一人きれた。これで先頭は4人に。

 

残り、76kmで2分18秒差。

 

残っているのは、プロチーム二人にコンチネンタル2人。

 

山岳ポイント   Cote de  la Variniere  0.6km・6.2%

TotalEnergiesが集団先頭でペースをあげて絞りにかかる。

 

山岳ポイント   Cote de  Tortisambert 0.6km・7.8%

先頭では一人がペースを上げて登りでポイントを狙いにいく。

 

登りで追走集団が出来ている。これが決定的な逃げとなる?

 

先頭集団4人の後ろに追走がせまる。

 

追走集団が見えてきた。

 

　

先頭4人は追走に吸収される。

 

Team Arkéa Samsicのアントニー・ドゥラプラスが回せと指示を出す。逃げ切るつもりだ。

 

残り2周

先頭集団がゴールラインを通過。ここから周回コースだ。

 

メイン集団はまだ人数が沢山いる。

 

逃げは捕まってしまい、集団が繋がってしまう。

 

山岳ポイント   Butte des Fondits 1.7km・6.1%

登りでペースが上がる。

 

Team Arkéa Samsicも攻めるが決まらない。

 

ここでTeam Arkéa Samsicのローラン・ピションがアタック!

 

後ろがお見合いしている間にスルスルと抜け出す。

 

単独となったローラン・ピション。

 

残り1周

ローラン・ピションが単独で残り1周に。

 

しかし、ローラン・ピションも捕まってしまう。

 

Alpecin-Fenixのジミー・ヤンセンスが仕掛けるが決まらない。

 

Team Arkéa Samsicのアントニー・ドゥラプラスが先頭でペースを上げて集団から抜け出しをはかる。後続はすでに少し離れている。これが決定的な勝ち逃げとなるか。

 

これは決まった。実力者が集まっており、後続が追いつく感じはしない。

1. ジェフリー・ブシャール　AG2R Citroën Team
2. アントニー・ドゥラプラス　Team Arkéa Samsic
3. ヴァランタン・フェロン　TotalEnergies
4. フェローズ・ティボー　B&B Hotels – KTM
5. ジミー・ヤンセンス　Alpecin-Fenix

 

山岳ポイント  Butte des Fondits 1.7km・6.1%

先頭は最後の登りとなる。

 

ジェフリー・ブシャール(AG2R Citroën Team)が登りで先頭を引く。

 

ジミー・ヤンセンス先頭で山岳ポイントを通過。残り10kmだ。

 

雨が降ってきた中、Team Arkéa Samsicのアントニー・ドゥラプラスがアタック!

 

アントニー・ドゥラプラスのアタックが捕まった所で、カウンターでTotalEnergiesのヴァランタン・フェロンがアタック!

 

これは決まったか?

 

残り4kmを切っており、逃げ切りの可能性もある。

 

まだ、3kmあるので足を使って後ろが追いつきそうだ。牽制を止めた。

 

残り2kmを切ってヴァランタン・フェロンはつかまった。次は誰だ?

 

捕まえた所で牽制となる。

 

ここで、アントニー・ドゥラプラスが道路端によってアタック!

 

あ~、4人が顔を見合わせている。

 

残り1.5kmだから、ここから全開だ!

 

残り1kmを切ったが、後ろはまだ牽制している。

 

ゴール前まできたが、後ろは見えない。

 

アントニー・ドゥラプラスが勝利だ!

最後のカウンターアタックは、完全に決まった。途中も何度もアタックをかけており、今日最も強いライダーだったことは間違いない。

なんと、アントニー・ドゥラプラスの勝利は2011ポリノルマンドの勝利以来、実に11年振りの勝利。32歳にしてキャリア2勝目の貴重な勝ちをおさめた。

普段は、自分のために走ることはない。今日はチームオーダーが良かったとも言える。素晴らしい勝利だ。

 

Ça a tenu jusqu’au bout, quel bonheur de gagner sur mes terres la dernière qu’il me restait à gagner en Normandie ! Merci @Arkea_Samsic pour le travail 💪👏🏡 https://t.co/jYuj6sLaWv

— Anthony Delaplace (@anthodelaplace) April 12, 2022

 

リザルト

アントニー・ドゥラプラスのコメント

私はその努力に寛大すぎる傾向がある。残り20kmで、チームから「マリオールで、やり過ぎないように」と言われた。

この努力の適切な管理が、今日の勝利におそらく役立った。ヴァランタン・フェロンが出てきたとき、彼はすぐにギャップを作り、4人で追走した。

彼に追いつき、誰もが呼吸したかった。これは私が正しい攻撃を始めた場所だ。通常、それは私には決して起こらない。そこで、彼らは後ろでお互いを見た。

今年は、ArkéaSamsicチームのためにすべてがうまくいっている。一年中私の役割はチームメンバーになることであり、今日はパリ〜カマンベールでチャンスがあった。

このレースで本当に上手くいきたかった。パリ〜カマンベールへの参加は13回目だった。私がプロになって以来、見逃していない。

ホームで勝つことは本当に喜びだ。2016年に2位でフィニッシュした。それでも勝たなければならなかったのはノルマンディーレースだった。

今、私は少し問題がある。ある日、冗談を言ってました。パリ〜カマンベールに勝ったら、キャリアをやめます。でも正直、やめたくない！（笑）